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「大丈夫?随分と梃子摺っていたじゃないか」
呑気に笑いながら霧から出て来たのはゴーゴリだった。
汗すら掻かず正に余裕と言わんばかりの早撃ちに数分間目を奪われていた
然し、此れほどの実力者ならば組織での階級はどのくらいなのだろう
「さっさと帰りましょう。今晩もシチューにしましょう」
「ちょっと!?拒否権なんてないの!?」
あからさまに嫌がる彼を無視し歩き出すと慌てて彼も歩き出した
食事中、ご飯を少しずつ食べる彼にこんな事を聞いてみた
「有象無象が蔓延る前は高度な文明が存在したんですよね?其れなのに何でこんなに荒廃して居るんですか?
後、僕達が倒して居る有象無象の正体は何なんですか?」
回答に困った様で一瞬顔から表情が消えたが、口は開かれた
「次期に解るさ、ただその時は君の味方なのか判らないけどね
まあ冗談だけど」
冗談とは思えなかった、こんな彼見たことないから
「若し貴方が組織を裏切ようとも僕は貴方を愛しますから」
「はは、冗談は止してくれない?」
本当だと分かってるのに彼は渇いた笑いを貼り付けた
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