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コメント
2件
ハッピーエンドで良かったね~まじ2人好きすぎるます✨️💞
「え‥‥‥‥?」
大きな瞳から涙が溢れる
それは頬を伝い枕を濡らした
「どうした⁈具合でも‥‥‥‥」
俺は慌てて布団から出て小柳君の肩を掴んだ
「お前記憶戻ったのか‥‥?」
「え‥‥?」
俺‥‥?
小柳君じゃなくて?
今何が起こってるんだ‥‥?
「待って‥‥小柳君?」
「ほ‥‥星導‥‥お前‥‥」
「一旦落ち着こう」
ポロポロと溢れる涙を拭う
その手を小柳君が掴んで俺に何度も尋ねる
「お前さっきなんて言った?俺の事なんて言った?なぁ‥‥星導‥‥」
「俺‥‥なんか言ったっけ?俺も落ち着かないと」
「言ったじゃん‥‥言ったよな?俺の事‥‥」
「だからそれって小柳君も思い出したって事?」
「‥‥なんで答えてくれない?‥‥違うのか?そうじゃないのか‥‥」
俺達言いたい事言い合ってるだけじゃ進まない
「俺は思い出したよ?ぴょんの事」
「本当‥‥本当に?」
「だってここでそう呼ぶのは俺だけでしょ?」
「‥‥星導」
「じゃあ今度は小柳君の番ね?ぴょんを知ってるって事は全部思い出したって事?」
「‥‥俺はちょっと混乱してるけど多分‥‥そう」
「多分?」
「お前がぴょんって呼ぶから‥‥理解が追いついてないだけ」
「良かった!」
俺は思わず小柳君を抱きしめた
それに応える様に小柳君も俺の背中にしがみついてきた
こんなに早く小柳君の記憶が戻るなんて‥‥
「いつから‥‥記憶戻ったんだ?」
「いつだったかな‥‥もう忘れた」
「なんだよ、それ」
「いいじゃん?思い出したんだから」
「‥‥本当に良かった」
俺は腕の中にスッポリ収まる小柳君の顔を上向かせた
まだ子供の様に泣いている
「めっちゃ泣くじゃん」
「うるさいな‥‥勝手に出てくるんだから仕方ないだろっ‥‥」
久々の憎まれ口
このままずっと話していたいけど‥‥
「俺が涙止めてあげるよ」
「どうやって‥‥っ‥‥んっ‥‥!」
薄いピンクの唇に触れ、唇を舌でなぞって口内へ入っていく
それに応える様に小柳君の舌が絡んできた
互いの息が上がる頃、唇を離す
「ほら、涙収まったでしょ?」
「‥‥かもな」
「もう‥‥かもなって言うなよ」
「なんでだよ」
「『かもな』はもういいよ。もう記憶は戻ったんだから」
「なんの関係があるんだよ‥‥」
無意識に使われていた『かもな』に俺は救われてたんだ
「もう一回していい?」
「‥‥‥‥いいよ」
俺の首に小柳君が手を伸ばす
そして唇が触れる前に小柳君が目を閉じる
その瞼から一筋の涙がまた溢れた
「まだ止まらなかった?」
「だったら‥‥また止めてよ」
俺は涙を唇で掬い、小柳君をベッドへと鎮めていった
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