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✖️エセ関西弁注意✖️
Na¦おねっちゃ、!まって…!
母¦Na!だめっ!
Na¦んへぇ…!タタタッ
姉¦だめッッッッ!
Na¦………ッ
正直、ここからは覚えてない。
いつも大会の前に頭をよぎる過去。
怒った姉が取り憑いているのだろうか。
?¦大丈夫?また思い出してもた…?
Na¦いえ、大丈夫です。
?¦そか、頑張ってな
姉が亡くなる1年前、4歳の頃にスケートを始めた。
姉は俺とかなり年が離れていて
俺が4歳のときに姉は12歳で
ノービスAで圧倒的な差をつけて毎年1位を取る
がんばればオリンピックも夢じゃないかもね。
と言われるほどだったのに
ある日、‘俺のせい’ですべてが壊れた
あの日、
姉がノービスA最後の出場の1週間前のこと、
『最後の大会だから』
といって、手芸が得意な母は
姉の新しい衣装を作ってくれた。
新しい服を着た状態で踊れる様、
姉と俺、そして母の3人でスケートリンクへ向かっていた
少し見通しの悪い道、
上機嫌の姉の歩く速度に5歳の俺は追いつけるはずがなく
母と手を繋いでよたよたと歩いてた。
Na¦んんぅ…!おねっちゃぁ、まってぇ…グスッ
姉においていかれたと思い、俺は泣き出した
泣き出したことに気づいた姉は
『おいで』
といって、俺に向かって手を広げた。
Na¦…!
姉に『おいで』と言われ
周りを見ずに走り出した。
姉と母の叫び声が聞こえる。
でも、俺の耳には届かない。
だめッッッッ!
聞いたことのない姉の叫び
瞬時に体がふわりと宙を舞った
そして
という鈍い音と共に
姉は13という若さでこの世を去った
俺を車から庇って。
着たかった衣装も着れず
最後のノービスAにもでれず
ただ、小さな俺を守る為に
自分のことを犠牲にした
姉からの期待に応えるよう
繋いでくれたこの
紫兎 Naとしての存在を
スケート界では一番上にする
そして姉が進むはずだった道を進むのだ