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誰もが願った。ここからの脱出
脱出を試みた先輩はいつだって失敗
成功した人は居ない
だからこそ、誰も脱出しようとは思わなかった
zm「いいか。もし見つかったら
まずお偉いさんのところに走るんや」
syp「ぇ、どうして?」
zm「俺たちを買ってくれ!って」
rbr「は?、それじゃ失敗じゃ」
zm「その後が大事なんよ!」
zm「いいか?買ってもらって、外に行くだろ?その時に逃げるんよ」
ut「おー!頭いい〜」
em「…外、」
sho「でも、絶対買ってくれるとは…」
zm「…でも走って外までいける?」
rbr「…成功、するんかな」
zm「やってみらなわからん」
em「でも、私たち体小さいですよ?」
モブ「ねぇ、君たち…?」
zm「!?…な、なんですか?」
モブ「もしかして、脱出しようとしてる?」
ut「…お前、関係ないやろ?」
モブ「はは、そうだね。でも1つ言っておくよ」
モブ「ここからの脱出は不可能。」
モブ「外に出ても直ぐに捕まる。警備を甘く見ない方がいい。 大人しくしといた方が身のためだよ。 痛い目みちゃうよ」
zm「…一度決めたらやるんや。」
モブ「そう。なら成功を祈ろう。」
モブ「君たちはこれで15回目の脱出計画者だ。」
em「…!」
em「あの、今度くるお偉いさんって、どんな人でしょうか?」
モブ「ん~、僕にもわからないな。
でも、金髪とぶたの被り物をした人だってのは聞いたよ。」
zm「ほんとか!いい情報ありがとな!」
モブ「…あの人達ならきっと大丈夫。
見つかったら、あのお偉いさんに必死で頼みな。運が良ければ逃げれるよ」
ut「…なんでそんなに知ってるん?」
モブ「ん〜、僕の友達はそうやって脱出したからね」
em「え、でも…」
モブ「都合の悪いことはすべて隠す。
ここにある情報だけがほんとではないよ。
もし、脱出した子がいたら?みんな逃げようとするだろう?」
sho「確かに…」
rbr「じゃあ、脱出した子はいるってこと?」
モブ「2人居たよ。」
em「なら、どちらにせよ脱出はそう簡単ではないのですね、」
モブ「あの子は、頭が良かったな〜、実験中の移動で、発作が起きた振りをして逃げた
職員は皆 また発作か。と面倒くさそうにしていた所を突いて裏道を通って行ったよ 」
ut「お前は?どうして知ってるん?」
モブ「僕がその裏道を作ったからね」
zm「え、すげぇな」
モブ「ま、僕はここから”逃げる”なんて選択肢は無かった。だからここにいるの」
kn「なら、俺らと一緒に逃げるか?」
sho「は?」
ut「いや、流石に無理が…」
em「まぁ、行けなくはないですけど」
モブ「…僕はね、ここから出ても生きていけないよ…もう体が言うこと聞かないし」
ut「…なら、俺が脱出して、その後にお前のこと救ってやるよ」
モブ「子供は、奴隷を買えないよ…笑」
モブ「大丈夫!僕は君たちと話せただけで十分だ。だからこそ、絶対に成功して。」
zm「任せとけって!」
kn「どうにか頑張るぜ!な、ut。」
ut「な!」
No.2 5 3 1
No.2531「いいね。君たちは名前があるって」
kn「なら、俺が名前付けたる!」
??「なら、つけて。」
kn「ん〜、なら、エアル!とかどう?」
エアル「うん。なら、今日から僕はエアルね。」
kn「おう!よろしくな!エアル!」
ut「良かったな。」
zm「よろしくな!!」
エアル「僕は貴方達の成功を祈ってます。
どうか、諦めないで。僕の分まで幸せを。」
syp「…そんな事言わないで、?」
ci「いつかは、幸せになれるから。」
zm「…さ、明日に備えて寝るか」
em「そうですね。」
ut「おやすみ」
kn「おやすみ!」
rbr「おやすみ〜」
sho「おやすみぃ」
ci「…うん。おやすみ」
syp「おやすみなさい」
朝5時
zm「…もう朝か、」
em「いよいよ、ですね。」
ut「…ほんまに、行くんやな」
kn「…頑張るで、!」
rbr「ふぅ、やっと解放される」
sho「せや、頑張るで!」
syp「…ま、どうにかなりますよ」
ci「…そ、そうやな!」
zm「心配せんでも俺がみんなを助るぜ!」
続く