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春千夜目線
チーッチチチッ……
小鳥のさえずりで俺は目覚めた。窓を開けたまま寝ていたのか、小鳥の声が部屋の中に響いた。
(反社として無防備すぎたな、)
スーツを来て、髪を整え、
俺は仕事場に向かう。
コツ…コツ…コツ
薄暗くて狭い廊下。
俺の足音が一定のリズムで響く。
春千夜 「フワァァア……ねみぃ…、」
(あとで眠気覚ましのヤクでも飲むか……)
そんなこと思いながら、仕事場のドアを開いた。
ガチャ
春千夜 「はよ…」
挨拶をしながらその場を見渡すと、ココと鶴蝶が資料をまとめ始めていた。
そのうえ、皮でできた黒い大きな椅子に 首領……マイキーが座っている。
ココ 「はよ、」
鶴蝶 「三途…今日早いな、おはよう」
春千夜 「…………」
やっぱりだ。
灰谷共がいねぇ
……なんか静かだな
マイキー 「三途、おはよ」
?!?!
首領から俺に挨拶してくれた……!!
春千夜 「おはようございますッッ!!!!!ニカッ」
朝からやる気が出た…仕事はじめっか!!
ってか、そうだった、忘れてた
(灰谷達のこと聞かなきゃいけねぇ………)
でも……なんて聞けば良い?
えっと、………普通に聞けば良いのか?
でも心配してるみたいな感じに聞こえねぇか?
うーん、……どうすりゃいい………?
鶴蝶 「蘭と竜胆がいないと静かだな」
!!!!
(ナイス鶴蝶!!!)
春千夜 「あ、あ、あぁ、そうだな……?あいつら今どこにいるんだ?」
マイキー 「あいつらは今取引先の奴らと話してる。まぁ、出張だ」
春千夜 「どこへ……?」
マイキー 「イタリア」
春千夜 「……え、」
(海外じゃねぇか!!!!!チッ、早く帰ってこいよ……おめぇらがいねぇと俺が俺じゃねぇ……!!)
春千夜 「あ、そ、そうなんですね……」
ココ 「三途…お前今日変じゃね?」
春千夜 「……別に」
鶴蝶 「………そうか…この前からずっと仕事詰めだったから疲れたんだよな、」
春千夜 「ぇぁ、」
マイキー 「………………いい、今日は休め」
春千夜 「でも資料が、」
マイキー 「首領命令だ」
(マイキーが気遣ってくれてんだよな…)
春千夜 「……はい。失礼しました」
ガチャ
春千夜 「やっぱみんな頭良いなぁ、…空気が読めるってことなのか…?」
コツ…コツ…コツ……
数分前に聞いた音がまた繰り返される。
ボーッと歩いていたら、もう俺の部屋の近くまで辿り着いていた。
ガチャ
パジャマが脱ぎ散らかしてある俺の部屋。エアコンが付いていない俺の部屋。
部屋に着いて、俺はベットに座り、考えた。
この気持ちを、。
なんなんだ、?
沢山沢山考えた。
そうか、俺素直じゃなかったから……分からなかったんだ………。
俺……
寂しいんだ、
コメント
12件
初コメ失礼します😌 この連載の表紙のイラストは無断転載じゃないでしょうか。 それともちゃんと許可を取っているのですか、? もし、許可を取らずに、無断で使用しているのであれば、今すぐにおやめ下さい。 失礼致しました。
めちゃくちゃ素敵…!!