『だけど、私たちも言い方は考えなきゃね』
叔母さんと話してる時、麗は興味もないみたいにオモチャで遊んでただけだった。でも、聞こえてるのは聞こえてるよね。それで親の言い方とか話し方とかを覚えていくんだって今はすごく分かるんだよ。麗を見てたら分かるんだ。
それが分かるんだったらちゃんとしなきゃおかしいじゃん。分かってんのにやらないとか、情けないじゃん。偉そうにできないじゃん。
私は別に麗に向かって偉そうにしたいわけじゃないけど、ちょっとでも情けなくない親になりたいとは思ってる。こんな親の子供になんて生まれてきたくなかったって思われないようにしたいって思ってるよ。
なんだかんだ言ってもそれしかできないしさ。