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俺がループした回数を数えなくなった頃、俺は最初に死んだ時の世界と、似たような世界にループした……

俺は羊の王、太宰はマフィアに入る前だった

俺は確信した、この世界は最初の世界なのだと、このままいけば、太宰は首領になり俺は最高幹部になる……

そうなれば、太宰は22に自殺する

だか、同じ世界ならどんな任務を言い付けられどんな死に方をするのか分かる、これなら……救える筈だ


「げっ……中也……」

「おい……太宰、其奴」

「あぁこの人?私が勧誘したのだよ」

「織田作之助だ、よろしく」

俺は最初の世界に戻ってきたと思ったが、違ったらしい、此奴、織田は探偵社の社員だった筈だ

それが太宰の勧誘でポートマフィアに来たのだ、俺は愕然とした

また救え無いのかと……


それから1年が経った時

「やぁ…中也」

「んだよその餓鬼2人」

「私が貧民街から連れて来たのだよ」

「芥川くんとその妹の銀ちゃん」

太宰が芥川と云う丁稚を連れて来た、矢張りここは最初の世界と似て非なる世界らしい……


芥川が来てから2年後、それは突然起こった

「中原幹部!」

「どうした騒がしいぞ」

「だ、太宰幹部が………」

「……は?」

太宰が任務の途中に居なくなったのだ、誘拐の線を俺は疑いながらも首領に太宰の捜索をどうするかを聞きに行った

首領からの言葉は探さなくて良い、それだけだった、普通なら五大幹部の1人が行方をくらましたのだ、捜索命令を出すべきだろう……

だが、それを出さなかった、そこから導き出される答えは1つ……

首領はこうなることを知っていた……

太宰は自分の意思で、マフィアを抜けたのだ、抜けた理由で考えられるのは、織田が亡くなった事だった……


太宰が居なくなって、4年の月日が過ぎた

俺は任務の途中、芥川から太宰を捕獲したという連絡を受けた

俺は太宰のいる場所に直ぐに駆けつけた

「よォ…太宰」

「はぁ……やっぱり来たね」

太宰は4年前の姿とは違って、砂色の外套にループタイを身に着けていた

どうやら太宰はマフィアと敵対する、探偵社の社員になったらしい、俺はその事に安堵を覚えた

探偵社に入れば、此奴が自殺しようとしても全力で止めてくれるだろう……

よくは知らねぇが、きっとそう言う奴等だ

「俺はもう行く」

「……1発くらい殴っていかないのかい?」

「あぁ…」

「君、時々本当に変な奴になるよね」

「言ってろ、どうせ、ピッキングでもして何時でも抜け出せる様にしてんだろ」

「……よく分かったね」

「手前のことに関しては誰よりも知ってるからな……」

「何それ……きも」

「……取り敢えず、俺は行くぞ」

「はいはい早く行ってよ」

俺に対する太宰はあまり変わってないように見えた……


それから、俺達ポートマフィアと探偵社は協力関係になり、何度も同じ敵を倒す為に協力してきた、一夜だけ、双黒を復活させたこともある

敵を倒し、騒ぎが収まって少し経ってから、ポートマフィアは少しの休暇に入った、休暇と言っても何時何が起こるか分からない裏社会だ、本部のビルには数人の構成員が残っている

そんな時、本部ビルに侵入者が入ってきた、俺は騒ぎを聞きつけ直ぐに構成員がいる場所に向かった、構成員のほとんどが薬で眠らされていた

俺は直ぐに誰の仕業か分かった……

侵入してきた其奴は、俺に分かりやすく暗号を残していた


「よォ……侵入者」

「……来たね」

















続く

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