あの夜・・・・紗理奈に対して抱いたような想いを、他のどんな女にももう持てない
よけいな体毛ひとつない、彼女の秘密の入口はツルツルだった、直哉は家に帰って冷蔵庫に入っていた桃を、何時間もじっと見つめた
桃さえ産毛があるのにあれは反則だ
さらに開くと入口は狭く、薄いピンク色で二枚の花びらは、小さく滑らかに濡れて光っていた、素晴らしい
とてもではないがこんな可愛いくて小さな所に、自分のガチガチになったものを、突き立てるのはあまりに暴力的に思えた
現に指を1本入れただけで、彼女はひくつき、眉毛の間に皺をよせた、痛いのだ
なのに自分のモノはガチガチに上を向いて、新たな冒険に乗り出す気力満々だ
直哉は彼女の小さなソコを優しく開き、ことさら柔らかにそっと舐めた、とくに一番敏感な真珠を口に含むと彼女は、ビクつき嫌がるそぶりをみせた、刺激が強かったのだろう
なのでたっぷり時間をかけた、柔らかにかすめるように舐め、唇でしゃぶり、舌をちろちろと這わせた
彼女が刺激に慣れて来た頃、指を二本突き入れた、中もおそろしく狭かった
う~ん・・・・どうしたものか・・・さすがの直哉も処女を相手にするのは初めてだった
なんとか内側に紗理奈をとろけさせる、スポットを見つけて、舌で真珠を小刻みに揺れ動かして、内側を撫でるようにまさぐった
イった瞬間、紗理奈の顔に閃光がはじけたかのようだった、身もだえして体の内側から直哉の指を締め付けた
涙を流す彼女の喜びで、直哉の心は満たされ、同時にあくなき欲望は膨れ上がった
直哉のモノが訴える「さぁ!ぐずぐずしないで彼女の中へ入れてくれ!いつものように!」
直哉はこの言うことを効かない、自分の息子を無視した
クソッ・・・・
今思い出しただけでも、コイツはまた元気になった、信じられない、性欲が強いのは確かだが、それにしたって限度がある
彼女を前にしてただただ頭は空っぽ、最後は言葉もなく喘ぎながら気がきかないことや、荒っぽいことをしないように制御するのが精いっぱい、だったなんて
そして彼女が見せた美しい絶頂に、思わず自分自身に指一つ触れてないのに一緒に射精だしてしまいそうになった
なのに彼女はキューピー人形のように無垢な目で、自分を見る
その時先ほどのマダムの言葉を思い出した
「You!早くやっちゃいなさいよ!でないと誰かに水谷先生をとられるわよん♪」
..:。:.::.*゜:.
なぜか彼女が他の男に股を開いているのを、想像したら果てしなくムカついた
水谷紗理奈は平凡な女に見えるかもしれないけど、実はとても美しい、彼女は愉快で、頭が良く、現実的で、とにかくとても興味深い女性だ、困るのは自分が彼女の何が欲しいのか、よくわからないことだ
直哉の世界では女性は明確な恋愛ごっこをする相手、で決して本気にはならないものだ
この島でたいしたキャリアを積めないような女は、たいてい2度目のSEXで島一の牧場主の、直哉の身の回りの世話をしたがり
三度目のSEXをしようものなら結婚したがった、なので直哉はなるべくそういう女からは逃げてきた
しかし紗理奈はどの女のタイプも当てはまらなかった、それどころか直哉とのことをなかったことにしたいのだ
紗理奈の家でのあの神聖で熱い夜は直哉の心に、内心大混乱を興していた
海岸沿いのオープンテラスが広いレストランの、駐車場にオープンカーを止め、直哉は店舗に入って行った
このオープンテラスの店は直哉の自家製の、ビールを降ろしている店舗で、まさに恋人たちの場所のような所だ
周囲はカップルに囲まれ、しゅろぶき屋根の小屋で、楽団が静かな音楽を演奏している
太陽は空と海に鮮やかな虹を描いていて、もうすぐ陽が沈む、直哉はカウンターの店主としばらく世間話をしたあと、お土産にジャックダニエルのボトル8本と、直哉の顔よりも大きなアップルパイを持たされた
アルミホイルに包まれたアップルパイから、ホカホカの良い匂いが漂ってくる
夕暮れ店のテーブルのランプの炎がチラチラ揺れ、それを見た時、紗理奈の家に行った時の事を思い出した
彼女の考えたロマンティックなものも揺れる、キャンドルの炎だった
直哉はショーケースにあるゴディバの、ギフトボックスも一つ購入した
―Youあなたは継母に傷つけられた―
..:。:.::.*゜:.
再び海風を受けながら、直哉は車を走らせた
最後のマダムの言葉がまだ心に引っかかっている、幼い頃を知られている仲というのはやっかいだ、平気で人の弱みをついてくる
子供の頃優しかった母親が死んだ
しばらくして知らない女が家に住みついた、女は直哉に言った
「私はあなたの新しいお母さんよ」
病弱の母は料理が上手かったが、何年も床に臥せっぱなしだったので、次第と直哉の存在は忘れられて、三度の食事を与えてもらえなくなった、父親においては問題外だった、完全に直哉の存在を否定していた
直哉は素直に喜んだ、きっと新しいお母さんは、うまいメシを作ってくれるだろう
しかし継母は気に入らないことがあったら、直哉を殴った
最初は痛いという感情しかなかった、そして次に悲しくなって涙が流れた
それでも直哉は何日も、汚いダイニングテーブルに座って待っていた
メシが出て来ると思っていた、何日も、何日も、ずっと座って待っていた
腹が減って死にそうだった、継母は父のメシというか酒の充ては気が向けば作っていたが、基本家事などする女ではなかった
一度父と継母が出かけようとしていた所に居合せた、直哉はとにかく腹が減って、腹が減って、仕方がなかったので、自分も連れて行ってもらおうと後をついて言った
父親と継母は酒を飲んでいた、もうべろんべろんだった、父親は立ち上がれなく車のタイヤに小便をひっかけた、継母はそれを見て笑っていた
そして直哉を置いて二人は去って行った、そこから1週間帰ってこなかった
直哉はあまりに腹が減ると、刺すような痛みが湧くことを知った
からっぽだとわかっていても、一日に何度も冷蔵庫を開けた、しかし残っているのはマヨネーズ1本だけ、それと台所にスティックシュガー2本
腹が減って一睡もできなかった直哉は、水にスティツクシュガーを溶かして飲んだ、甘ったるい水は少しは腹に溜まった気がした
しかしそれでは飽き足らず、次に冷蔵庫の明かりを体に受けながら、夢中でマヨネーズを吸った
これはうまかった、一瞬で口の中に唾液が生まれ、生き返った気がした
でもそこで考えた
―もし明日も二人が帰ってこなかったら―
直哉は貴重なマヨネーズを一度に食べて、しまわないように少しずつ啜ることにした
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