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『同室とか聞いてない』
li視点
今日からシェアハウス生活らしい。
知らん人と住むとか緊張するやん?
しかも恋愛禁止とか、なんそれ。青春潰し条例やん。
まぁ俺には関係なかろうけど。
……そう思っとったのに。
玄関のドア開けた瞬間、
「……らいと?」
聞き慣れた声。
顔あげたら。
ロゼ。
なんでおると。
なんでそんな普通の顔しとると。
「久しぶり。隣、空いてたんだよね」
いやいやいやいやいや。
俺、今日から新生活で
心機一転で
大人になって
ちゃんとやっていこうって思っとったのに。
なんで初日から心臓うるさいと。
「よろしくね、同居人」
同居人。
同居人て。
距離近いし。顔いいし。落ち着いとるし。
なんでそんな余裕なん。
俺だけバカみたいに動揺しとるやん。
しかも管理人が笑顔で言った。
「お二人、同室になります」
……は?
同室??????
「え、聞いてないっちゃけど」
「俺も今知った」
絶対嘘やろその顔。
ロゼは平然と俺のキャリーケース持って、部屋の中入っていく。
「らいと、こっち。ベッド並んでるよ」
並んでるよ、じゃない。
並ばんでよ。
なんでベッドくっついとると。
なんでこんな甘い匂いする部屋なん。
なんで俺、ロゼとまた隣なん。
昔みたいに。
……昔みたいに、って。
やめやめやめ。
もう子どもやない。
落ち着け俺。
ただの同居人。
恋愛禁止。
問題なし。
大丈夫。
たぶん。
たぶんやけど。
ロゼがふっと笑って、
「また隣だね」
とか言うけん。
無理。
心臓うるさい。
ばりうるさい。
【未送信】
なんでロゼなん。
その夜。
シャワー浴びて戻ったら。
ロゼが俺のベッドに座っとった。
「らいと、ちょっと話そっか」
え、なに。
なにその真面目な顔。
もしかして。
もしかして。
「この家のルール、ちゃんと守ろうね」
……ルール?
「恋愛禁止。住人同士も、もちろん」
一瞬、胸がきゅっとした。
なんでや。
別に俺、恋とか——
ロゼは続ける。
「だからさ」
一拍。
目、まっすぐこっち見て。
「俺のこと、好きにならないでね?」
……は?
え、なにそれ。
なにそれロゼ。
なんでそんなこと言うと。
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コメント
5件
最高な作品ありがとうございます! 続き待ってます! 無理せず頑張ってください!
え、?めっちゃ良すぎません?😿めちゃくちゃ続き待ってます😭😭😭🫶🫶🫶