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―――2日目
「やっべぇ‼今何時だ⁉」
完全に寝過ごしたと思って時計を確認する。
全然6時30分で安心する。
「あれ、ひば早起きだね。」
「俺より早く起きてる奏斗に言われたくねぇよ。」
「それもそっか。」
奏斗がニコニコ笑っている。
昨日のことは忘れているのか触れてくることはない。
それに安心しつつも準備をする。
「めっちゃ置き勉してきたわ。」
「いや持って帰って来いやー‼」
「えーっと?あ、今日体育あんじゃん!やったー‼」
「ひば体育好きだもんね。」
そんな会話をしつつ食堂に向かう。
「朝から豪華だなぁ。」
さすがはといったところか明らかに金がかかってそうな食事に感動する。
「となり、いいですか?」
そう声をかけてきたのはアキラだった。
「ええよ。」
「ありがとうございます。」
「おーいひばぁってあれ、四季凪じゃん。」
「どうも。おはようございます。」
「おはよ。ひば、前失礼するね。」
「おん。」
奏斗が俺の前に座る。
「ねぇ、俺も一緒に食べていい?」
「せ、美園‼ええよ~」
美園が奏斗の隣に座る。
こうやって4人がそろうとなんか安心するな。
早く、元の世界に戻りたい。
「え、ひ、ひば⁉」
「ちょ、どうしたんです!?」
「雲雀、泣いてる…。」
「え?あ、いや、うそ、」
元の世界のことを考えたら涙がこぼれてしまった。
まだ2日だけど。
この世界はいろいろと違うのに同じだから感覚が狂う。
「大丈夫?どっか痛い?」
「平気平気‼目にゴミが入ったぽい?」
「何で疑問形なんですか。」
「無理しないでね。」
「おん…。ありがとな。」
相も変わらず優しい彼らに感謝を述べる。
ちょっと変な空気になったけどご飯を食べて学校に向かった。
廊下でアキラと美園と別れて教室に入る。
「おはよー。」
「お、おはよー」
クラスメイトとあいさつを交わしながら席に着く。
平和だなぁ。
『あ、すいません。平和じゃなくします。』
今いい感じだったじゃん!
『まぁ、ね。あなたの行動でいろいろと左右されるので。』
?どういうことだよ
『ああ、いえ。こちらの話です。』
今回は何?
ミッション?
『はい。前回の青いバラを見つけるというミッションは成功して、なおかつ四季凪さんと仲を深められたようなので。』
なにすればいいんだよ。
『今回の体育の授業を少し操作してこちら側のいいようにするので、うまいことやってください。』
うまいことって…。
情報少なすぎん?
『これからおそらくですが私が干渉しなくともいろいろと物語が進んでいくと思うので。』
それって?
『詳しいことは話せませんが、まぁ一言いうのであればお気をつけて。』
頑張ってくださいじゃないんや。
『では』
そこで声が切れる。
体育楽しめんのかぁ。
それにしてもどういうミッションなんやろ。
体育で何すりゃいいんやろ。
えーっと、3限目か。
それまでいろいろ頑張るかぁ。
チャイムが鳴る。
今日の授業がスタートした。