TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

*第八話* . 居なくならないで _ 。






征四郎はなぜ僕に背中を向けているのだろう


なぜジュノを連れてきたのだろう


… 征四郎は何を望んでいるのだろう …… ?



僕が考え事をしているうちに征四郎は僕の部屋を出ようとした


すかさず “ 待ってよ征四郎 ” と声をかけたが


そのまま部屋を出て行った


僕 、 何かしたかな … ?


征四郎のことは忘れてないよ ?


ジュノのことを忘れていたのがショックだったの ?


僕がおかしくなっていくから悲しいの ?




征四郎は … 、 何を思っているの …… ?




僕はジュノに “ なぜここへ来たの ” と問いかけた


するとジュノは …



「渡海先生が僕に泣きながら “ 来い ” と言ったんです 。

なんのことか分かりませんでしたけど 、 天城先生を見て 、 渡海先生が泣いている理由も理解ができました 。

渡海先生 、 きっと心配しているんです 。 」



ジュノはなんていい子なんだ …


僕はそんないい子を忘れていたなんて … 。



征四郎は僕のことを心配しているんだね


僕は心配されても 、 どうもできないのだけどね … (苦笑


僕は逆に 、 征四郎のことが心配だ 。


征四郎は何かと一人で抱え込むからね 。



仮眠室とやらに征四郎は居るのだろうか ?


今は一人にしておいた方がいいのかな …


早く行かないと 、 また忘れてしまうね 。


ジュノと向かうとしよう。


部屋を出ようとする僕の足をジュノは止めた



「天城先生 、 もう少しあとで行きましょう 。 今はきっと 、 ダメなんです 。 」



やはり今はダメなんだね … 。


泣いているところを見られたくないのだろうか … ?


“ もう少しあとに ” … 、 僕は覚えているのかな 。


征四郎 … 、 我慢しないでね …… 。


僕も 、 最善を尽くすから … 。



居なくならないで …… 、




この作品はいかがでしたか?

2,251

コメント

2

ユーザー

渡海先生は心配の他に何を思ってるんだろう、? 今回もまた最高でした!続きを楽しみにしながら待ってます!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚