テラーノベル
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「Azure!」
「Two Time!」
僕らは名前を呼び合った。この頃はまだ幸せだった。僕とAzureは同じ宗教を信仰していた。
「ねぇ、Two Time。今日はどこに遊びに行く?」
僕の信仰心が強まるまでは……彼と遊んで、楽しかった。ある日、街の街灯が消えたのを確認して、僕はAzureを殺した。
「Two Time……?」
「宗教……教祖がこう言ったから…僕は…僕は…」
僕はいつの間にか声が震えていた。そして、震える手で滅多刺しにしていた。
「 グサ…グサ…グシャ…グシャ…」
僕の手にはAzureの血が付着した。僕の手はAzureの血で真っ赤だった。……僕は辛かった…。本当だ。←これテスト出ますよ。 涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながらダガーで彼を刺し続けた。
「Two Time……?どうして…。僕の愛は無駄だったのか?君を愛し続けたのに…」
僕と彼は恋人だった。僕は彼に1輪の花を添え、夜道を消えていった。
「……それ、大切に持っててね。」
僕の声は聞こえるはずもなく、彼は涙を流したまま、月を見ていた。
…少し経つと、僕はなんとも思わなくなった。僕はもう一度人生をやり直せる。そう思うと、なぜだか彼の存在もうろ覚えになっていた。
僕やチャンス、他の生存者と暖炉の前で雑談していると、次の試合が始まるタイマーが1分を過ぎ、みんなが私物の確認や、身だしなみを整え始めた。
「Chance、銃が暴発とか誤射しないように気をつけてね。」
「わかってる。Elliot、過保護すぎじゃないか?」
「あはは…。ChanceとElliot、喧嘩かい?」
僕はゆっくりChanceとElliotがいる場所へ歩み寄る。
「Two Timeも過保護すぎじゃないか?俺とElliotの問題だ。Two Timeはダガーを洗っておきな。」
「ダガー…………。う、うん!」
僕は嫌な記憶が蘇った…そう、Azureを殺した記憶だ。ダガーなんて二度と言わないで!と怒鳴りつけたかったが、彼は銃を持っている。反論なんて不可能だ。
試合が始まる10秒前を過ぎ、僕はやっと気づいた。
「あれ?!ダガーが無い!!」
僕の叫び声がロビーに響いた。僕は急いでAFKをONにしようとしたが、間に合わなかった。
「これだと僕、ただの無能じゃないか………。」
僕はがっくりしながら歩いていた。キラーが近づいてくる音が聞こえてきた。でも…聞いたことがない音だ。
「だっ…誰がいるの…?!」
僕は急いで振り返った。でも、そこには誰もいなかった。僕はホッとし、胸を撫で下ろした。
「な…なんだったんだ…?キラーの音は止んだ。他の人を追っていたのか?」
その時、バンッと銃声が鳴り響いた。僕は急いで前を向いた。Chanceをキラーが追いかけているのが目に入った。
「Chance!!!」
僕は焦ってそこへ向かおうとしたが、僕はダガーを忘れてきてしまっていた。
「Two Time!!助けてくれ!」
Chanceの声が脳裏に響く。僕はメディキットを探しに行った。
「……Elliot!!!助けてくれ!」
「Chance!大丈夫かい?!」
ChanceはElliotに助けを求めた。Elliotはピザを急いで投げ、ジェネレーターがあるところへ向かっていった。
「Chance…?おーい…。」
僕はメディキットを持って、Chanceを探しに行った。
「Two Time!そこにいたのか…。中々見つからなくて心配したぞ!」
「ご、ごめんって…ほら、メディキットあげるから…さ?」
僕はメディキットを差しあげ、申し訳なさそうに言った。
「うお、メディキット?Elliotにあげた方が良かったんじゃないか?でもTwo Time、お前瀕死だな…俺がElliotに届けてやるよ。」
「あぁ…助かったよ。」
……実は毒の川に落ち続けて瀕死になっただけなんだけどね…。
「Elliot!メディキットがあるぞ!」
その時、Elliotがキラーに追われながら向かってきた。
「Elliot?!大丈夫か!!」
Chanceがキラーに向かって発砲し、Elliotの肩を支えながら安全なところへ運んでいった。
「お前は後ろを守るんだ、いいな?」
「う、うん…。分かった。」
無事、安全なところへ運べたとき、キラーが目に入った。僕はダガーを持っていなかったからどうすることもできなかった。
「あっ…逃げて!」
僕は叫んだ。Elliotはちょうど回復し終わったから、逃げる準備をし始めた。Chanceは銃がちゃんと動くか確認し始めた。
「おい、Two Time?なんで攻撃しないんだ?」
僕はダガーを持っていなかった。それを言うなんて恥ずかしくて堪らなかった。
「あ……その…ダガーは…実は…えっと…その…」
僕がモジモジすると、Chanceは悟った目をしながら銃の弾を補充し始めた。
「あぁ…。なるほどね。まぁ、いいよ。お前は逃げとけ。」
僕は申し訳ない気持ちで沢山だった…。彼は瀕死…しかも、銃は暴発しやすいときた。……え?Chanceはいつ攻撃食らったの…?
「Elliot…Chanceを回復することって………できる?」
「Two Timeがキラーを食い止めてくれればなんとか…」
僕は血の気が引いた。素手で…そして、瀕死でチェイスするのか…?……ふざっけんなよマジで。でも、キラーが誰なのか気になるのもあるし、行くことにした。
「…あれ…?新しいキラーか…?どんな攻撃仕掛けてくるんだ…?」
僕はびくびくしながらキラーのいる場所へ向かった。キラーは見覚えがなく、禍々しいオーラが漂っていた。
「なんか…僕の昔の恋人に…」
僕は言いかけた。キラーは、昔の恋人だった。顔が真っ青になり、冷や汗が頬を伝うのが分かった。他のハッカーやJasonでもない。身内だったのだ。←何回言うんだよ←知らねえよ
「A-Azu-Azure……久しぶりじゃないか…!……ハハハ……」
少しくらい表情変えろよ!!ずっと真顔じゃねえか!!!
「…………。」
「…………。」
気まずいってええええええええ!!!!誰か助けてくれ!この空気から助け出してくれええええ!!!
「Two Time!大丈夫か!」
「あぁ……やっとこの空気からの助け船だ…」
「………あれ…。Two Time………それって…Azu-」
「黙れ。」
僕はハッとした。僕は仲間にこんな口を利いていたんだ。
「あっ…いや、ごめん。別に嫌いじゃないよ。」
僕は焦り、急いで訂正した。
「…………………。」
「…………………。」
「…………………。」
まじで気まずい!助けて!誰か!本当に気まずい!いやぁぁぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!あと数分ここにいないといけないなんてええええええ!!!!
「Two Time。」
「は…?僕の名前呼んだ人誰?急すぎて心臓止まるかと…あっ」
Azureがこちらを見ていた。怖い。っていうか真顔で語りかけてくるのやめて?本当に怖いから。
「怖すぎるって……………Elliot!!!Chance!!!助けて!この空気感やばすぎる!気まずいって!!」
本当に気まずい。殺した恋人が真顔でこっち見てくるし、怖すぎる。
「あ?え?あ、あ?え?」
「え?何?キラーに追われてないからいいだろ?」
正論パンチやめてくれない?てかElliotまだ回復できてないの?!
「Elliot…回復は?」
「あごめん忘れてた」
「俺のこと忘れられてた?まじ?悲しいよ?」
「えだからChanceにちゃんと謝ってるじゃん。」
「だとしても悲しいよ?俺忘れられてたからね?」
なにこのカオス
コメント
2件
絵がめちゃくちゃ上手ですし、最高でした…