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オチミ
キャプションをお読みの上、ご覧ください。
pnkr
間話2。天使の機嫌と天気の話です。
krさんが自称天使で両性具有。人間界のアダルトな知識には特に疎い。
最近、通り雨に降られることが無くなった。
以前は日常茶飯事というか、むしろ俺がいるところで降っているのかと思う程だったのがぱったりとなくなって、ああ、雨が降り出したなと思っても、俺が屋根のない場所に出るころには止んでいる程。
理由は一つ、先日から俺の願いごとに振り回されている彼の影響だとしか考えられない。
ああでも、一度だけ雨が降ったことがある。それはもう土砂降りになったのが一度。彼が羽の手入れをしているときに、背中に触った日。
ただ、汚れた羽根を払ったり綺麗に撫でつけてまるで毛並みを整えるように手入れしている、その様子を眺めていたら、背中に黒い羽根が残って一枚引っ付いているのが見えたから、取ってあげようとしただけだったんだけど、天使さまはどうやらその羽根を触られるのが嫌だったようで、泣かせてしまった日。
その日は俺が外に出る度に豪雨だった。
バケツの水をひっくり返したみたいな、傘が折れそうな勢いだった。ついでに路上のふやけたガムも踏んだ。
こんなになる程嫌だったのを知らなかったとはいえ悪いことをしたなと反省して、謝罪の意味を込めてお高い水を買って帰ったら、少し機嫌を直してくれたのか翌日はくもりだった。
それから時々雨が降ると何かあったのかと心配になって、早めに帰る癖がついた。
彼は決まって平然としていて、窓の外を見るともう空は晴れているのがいつものことなんだけれど。
コメント
2件
閑話とても可愛いですね ちゃんと幸運になっているpiさんと、羽を触られた時に泣いちゃうkrさん どちらも最高に可愛いです
「間話」ってだけでほっこりするけど、これめっちゃ良かった…!天使の機嫌が天気に直結する設定、可愛すぎるでしょ。しかも羽根触っただけで土砂降りとか泣かせた主人公の罪悪感がひしひし伝わってくる。「お高い水」で機嫌直すのも、なんかリアルな距離感で笑った。普段ぱったり雨が降らなくなったのも、天使がちゃんと主人公の願い叶えようとしてる証拠だよな…尊い。