⚠注意⚠
夢小説初心者です。
語彙力皆無人間なので理解できない点があると思いますが、想像力にお任せします。
あとだざいさんがかわいいです、かっこいいだざいさんはここにはいません。きっと。
それでもよっしゃ読んだるで!!って方は
ぜひ読んでほしいです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「君が好きだよ」
砂色のコートに、ふわふわしてるような焦げ茶の髪の毛の、美しく整った美貌の彼が私に向かってそう言う。
だけれど、そんな甘い言葉を囁くのはきっと暇つぶし、または面白がってからかっているんだろう。なぜなら彼はいつも私より美しい女性に話しかけては心中を迫っているからだ。
だから、私は彼にそう言われるたびに決まって溜め息をひとつ吐く。
「またですか、いい加減にしてください。 甘い冗談なんて、ひとに云うものではないですよ」
太宰さんったら、いつもそう。と云う私の顔を見ながら、彼は少しムスッと、まるで拗ねているような顔で何か云いたげにしている。
「なんです。云いたいことがあるなら冗談以外にしてくださいね。」
そう云うと彼は、今にも消えそうな声で「君は、」とひとつ漏らし、口を閉じ、また口を開く。
「君は…どうしたら私の言葉を、冗談ではなく、本気だと信じてくれるんだい。」
余りにも消え入りそうな声なのに、しっかりと届いたその声を聞き、私は資料から目を離し、ゆっくりと彼の方を向く。
すると、いつも余裕のある彼の顔は何処となく赤く、瞳をすこしうるうるとさせ、まるで恋をする乙女のように余裕のない顔をしていた。本当に、恋をしているかのように。
「…冗談、じゃ、ないんですか。」
いつも見る顔ではない彼の其の顔に、私もつられて顔が熱くなる。ああ、きっと私は今、冗談ではないという言葉を期待して頬を紅潮とさせているのだろう。
そんな私を見た彼は、自身が座っていた椅子を立ち、こちらに歩いてくる。其の動作ですら私は見惚れてしまうのだ。私が見惚れている間に、すぐ座っているわたしの前に立つ。
「駄目なのかい、私じゃ。」
逃さない、逃がす訳にはいかない。という目が私の赤く染まった顔に、心に、強く刺さる。
ああ、もうだめだ。
私は同仕様もないほどに、
このひとに惚れてしまっているのだ。
そうわかっていても、その熱い視線から逃げたくて、つい顔を反らしてしまう。
心臓が今にも破裂しそうだ。
「っ…その話は、また今度」
私はそう言ってドアの方へ逃げてしまう。
ああ、呆れられてしまっただろうか。もう冷めてしまうのだろうか。振り返りたい、だけど振り返りたくない、でも振り返りたい。
そんな複雑な感情が交差する。
そんな想いでいたら、もうとうとうドアの前。ふと、足が止まってしまう。
「私も、貴方のことが好きです。」
言い逃げのようになってしまった私はずるい。ずるくて、弱い。
明日、顔合わせられるかな。
ちら、と彼の方を見ると、目を細くして、まるで三日月のように上がった口角を抑えるかのように口に手を当てた彼が見える。
きっと、あれもこれも、全て彼の計画通りだったのだろう
なんて恐ろしく、愛おしいひとなのだろう。
__________________
アドバイスやリクエスト求めてます🖐🏻
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!