テラーノベル
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ななねさんのノベコンに参戦します!(人生初ノベコン)
テーマは「絆」(私としては星)で書いてみようと思います。
「星をおしえて」
注意
🦍社二次創作(🍌、☃️メイン)
#菜々音、ノベコンやるらしい。 応募作品
「あの星は何て言う名前なの?」
「あれは…はくちょう座のデネブだね」
おんりーは星について詳しい。
今日も、家をこっそり抜け出して、君と星を見ている。
君はいつもいつも星座図や図鑑を見せてくれて…偶には実際の星も見せてくれた。
そして、僕に星の事を色々と教えてくれた。
今日だってそう。
君は、僕みたいに親に見つからないように家を抜け出してきたらしい。
君の腕時計の針は、夜中の3時を指し示していた。
「…ねぇ、おらふくん。」
君は、シリアスな声色をしている。
「なーに?おんりー。」
「僕、明日東京に引っ越すんだよね。」
言葉が、飲み込めなかった。
ひっこす。ひ、っ、こ、す。ひっこす。
1文字1文字を噛み砕いて、もう一度組み立て、ようやく言葉の意味を理解した。
「嘘、でしょ?」
「ほんと。おばあちゃんが亡くなっちゃって、おじいちゃんが1人で東京に住むのは心配だから家族で引っ越すの。」
君の顔は、暗くてよく見えない。
夜空にぼんやりと浮かんだ月と、無数の星が、僕らの唯一の光源だった。
「引っ越したら、おらふくんと星、見れないね…」
君の声は、微かに震えていた。
「…そんなのいやだよ‼︎」
「おんりーお願い、行かないで…‼︎」
僕は、おんりーに抱きついた。
離したくない。
もっと、友達でいたいよ。 そばに居たいよ。
一緒に星を見たい。
もっともっともーっと、星を知りたい。
星だけじゃない。
これからも、また一緒にゲームしたり、虫を取ったり、田んぼで泥だらけになって遊んだり、したいのに。
駄々をこねて、おんりーの胸元でただひたすらに泣きじゃくった。
「僕だって…引っ越したくないよ…」
僕の事を、君は抱きしめて泣いていた。
2人っきりで、ずっとずっと泣いていたかった。
この夜が、終わらないでほしかった。
僕は泣き疲れて、眠たくなって。
徐に目を閉じて、眠りについた。
君の身体を抱き抱えて、君の家へと向かった。
君の部屋は一階の庭に面していて、その部屋の窓は施錠されていなかった。
音を立てないように、君の部屋に入って、敷かれている布団に寝かせる。
君の目元は腫れていて、僕はまた泣きそうになった。
近くの机に置いてあったノートの最後のページに、鉛筆でメッセージを書き残し、君の枕元に置いた。
君がまだ眠っているのを確認して、また静かに窓から出た。
東京は、星は見えづらいんだよね。
おらふくんと、もうお別れなのか。
再び目頭が熱くなり、目をごしごしと拭いた。
時計を見ると、4時位。
地平線の遥か彼方で太陽が昇り始めているのが、よく見える。
走って、君の家を後にした。
目が覚めた時、視界に見慣れた天井が飛び込んできた。
僕の部屋だった。何故だかはわからない。
直ぐに起き上がり、辺りを見回しても、僕以外誰もいなかった。
おんりーは?
もう居ないの?
くしゃっ、と音がした。手元を見ると、ノートがあった。
「おらふくんへ
東京に行っちゃうけど、一年に一度くらいは頑張って帰ってくるから、その時にまた星を見ようよ。
今日の12時のフェリーで本土に行って、そこから東京に行くから、もう会えないと思うけど…絶対にまた来るから。
それに、会えなくても空で僕達は繋がってるんだよ。
おんりーより」
時計を見た。11時を過ぎたばかり。
僕は直ぐに起き上がり、紙にメッセージを書き、着替えて家を飛び出した。
もう、フェリーはこの島を出る。
おらふくんとも、暫く会えない。
最後に、ちゃんとお別れをしたかったな。
甲板から、見送る人がちらほらいる波止場を見つめる。
出航を示す汽笛が鳴り響き、船は少しずつ動き始めた。
もう、お別れなのか。
船内に戻ろうとしたその時だった。
「おんりーーーーーー‼︎」
叫ぶような大きな声が聞こえた。
振り返ると、おらふくんが、自転車をその場に倒して、長い埠頭を走って船を追いかけてきている。
「また星についておしえてよーーー‼︎」
そう言って、紙飛行機を投げてきた。
紙飛行機は風に乗って上昇し、奇跡的に甲板に落ちた。
「もちろん‼︎それまで、おらふくんも元気でねーーーーーーーー‼︎」
おらふくんに負けないくらい大きな声で、返事をした。
僕達のやりとりに応えるかのように、また大きく、長い汽笛が空に鳴り響いた。
あれから1年が経った。
僕は、兎に角寂しかった。
空では、いつも数多の星がキラキラと輝いている。
手を伸ばしても、届かない。
おんりーと、僕の距離みたい。
7月の下旬の夜。
君と別れた野原で空を見つめていると、肩を叩かれた。
思わず振り向くと、ニコニコと笑う、君がいた。
「おんりー…‼︎」
「久しぶり、おらふくん。」
君は僕の手をそっと握って、再び笑った。
「あはっ、おらふくんったら、泣かないでよ。」
「ほら、あの星。綺麗だよね‼︎」
君は笑顔で僕の頭を撫でながらそう言った。
「おんりー…星のことを、いーっぱいおしえてね。」
「うん、わかった‼︎」
星が、キラキラと輝いていた。
駄作ですみません…
ノベコン楽しい‼︎
コメント
6件
素敵な作品ありがとうございます😖🙌🏻 一応、テーマは星と書かれているのですが、今回は「絆」もしくは「感謝」なので、物語の内容上、「絆」と判定させていただきます🫶🏻💞 改めて素敵な作品をありがとうございますっ‼︎ 結果はもう暫く先ですが、気長にお待ちください!
日本語勉強してきましょ? これは駄作ではなく、神作の間違いです
なにが、、駄作…?これが駄作なら私の全部が駄作ですよ?おんおら推しがマジで語彙力失うレベルの神作です!!ありがとうございます!