朝目が覚めたら、外は 満天の 晴れで、昨日の台風が嘘みたいだ。俺を止めてくれた ご本人はスヤスヤ呑気に 寝てる、にしてまぁ、ほぼ初対面の人間を泊まらせて よくもまあ ここまで スヤスヤ寝れるもんだ。相変わらずと警戒心の中に笑えてくる。
にしても 昨日のハンバーグ、ボロボロだし 焦げ目はすごいついてたし、見た目も歪だったけど、すげえ美味しかった。
なんでだろうな、自分で作った時はクソみたいな味がしたのに。
にしても本当に幸せそうに寝てるな、どんな夢を見てるだか、よだれ たらったらで、腹も出てて、猫 かよ。
「ぬぁ、?あぁ、宇佐美さん、おはようございます、」
「おはようございます、佐伯さん」
寝起きながらも一生懸命 俺に挨拶してくれた、にしてもこの部屋 タバコがすごい 多いな、ヘビースモーカー かな?
「佐伯さん、こんな俺を助けてくれてありがとうございました、どんな御礼をしたら、」
「あー気にしないでよ 俺が自己満でやっただけだよ、そこで 見捨てちゃったら 俺 しばらく引きずると思うんだ、だから人間の善意てさ、自己満なんだよ、僕はただ 自己満足で君を助けただけ、御礼をされるようなことは、」
「それでも、させてください」
「………じゃあ お言葉に甘えて、、、、タバコの15本入りのやつを三個買ってください!」
「…………ん?」
え?今 タバコの15本入りのやつを3個買ってきてくださいって言った???聞き間違いじゃねえよ、嘘だろ?それでいいの?それでいいの?マジ???
「別にいいんですけど、本当にそれでいいんですか??」
「もちろん僕にとっては これが幸せだ!!」
とんでもねえ ほどのヘビースモーカーみたいだ、まあ でも ご本人がそれでいいならそれでいいんだけどさ。
やっぱ変な人だ。
「じゃあ コンビニで買ってきますね、タバコの種類教えてください」
「あぁ、僕も行くよ、ちょうど 買いたいの 合ったし」
お互い 身支度を済ませて外に出た。
普段は 夜の仕事が長くて、この朝早くからは外には出なかった。佐伯さんはタバコを変えるのが嬉しいらしく、さっきからずっと 上機嫌だ。
「にしても、すごいヘビースモーカー なんですね、」
「まぁね、タバコがないこと 生きていけない、」
ヘビースモーカーの割にはなんでこんな声がいいんだ?
まあ そこは置いとくか、他愛もない話をして コンビニについてタバコを3個買ってあげた、本当にタバコ好きなようで、嬉しすぎてその場でジャンプしてた。
「カー 普段からタバコなんて 高くて こんな一気に買えないよ!やっぱ人のお金で吸うタバコ うめ〜!!!」
こんな美味しそうにタバコ吸う人はなかなかいない。
「本当に今日はありがとうございます、こんなもんでしか返せなくてごめんなさい、 さよなら」
「うん!また何処かで会おうね!!」
あぁ、眩しい人だな、だから、俺みたいな人間が、こんな優しい人のそばには居られない。俺は 早速に逃げていった。後ろ よく見ると 佐伯さんはずっと俺に向かって手を振っている、俺も軽く手を振り、もう二度と後ろを振り返れなかった。
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