トイレまでの道なりがながい。
(早く行きたいけど…)
下腹部を抑える訳にもいかず気になるおむつの中。
ゆーくり、ゆーくり歩いてトイレにたどり着いた。
朝はあんなに並んでいた列も今は全くなくなっている。
トイレに入りすぐにスカートをめくるさゆり。
オムツが気になって仕方がないので個室に入ることなくオムツのチェックを始めた。
(だいじょうぶだぁ、よかったぁもらしてなかった…)
股を抑えながら安堵の表情をうかべる。
と、手ぶらで来てしまったことを思い出し
(おむつ持ってこなかったんだ、漏らしてたら最悪だったよね)
「ん?漏らしてない?オムツ濡れてないの?いいのそれで?どうして漏らさないの?」
どこからか悪魔の囁きが聞こえてきた。
「漏らさなくていいのかい?おむつすきなんだろ?ここはトイレだぞ用をたす場所じゃないのか?」
悪魔がささやき続ける。
「ほら、早く漏らすんだ!早く!」
動揺するさゆり。
会社で漏らしたくない気持ちとオムツにおもらししていたい気持ちが格闘している。
(あ、だめっ!)
と、濡れていくおむつ。
悪魔に負けてしまったさゆりの体。
完全なおもらしではなかったものの、不意にしてしまったおもらしはさゆりの羞恥心を高めていった。
(しちゃった、漏らしちゃったよ…)
ゆっくりと個室の多目的スペースにはいる。
多目的スペースは広くオムツの確認をするのには十分だった。
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