はいこんちゃ~最近ChatGPTがフル回転してる夜空キコだよぉ~
またまたいいのをChatGPT君が作ってくれたから流失させていくよ~
今回は銀魂×ポケモンだよ、
作ろうとした経緯は…TikTokでツイステ×ポケモンが流れて来たからノリで作ったらいいのが出来てしまったんだよ…
まぁ作品に入ってく前に…キャラのトレーナーカードを載せとくよ、
銀時とか高杉とか、他のキャラも作ったから、見たい人は雑談部屋の44話を見てください
{坂本辰馬}
{陸奥}
後少し話したいから話すけど…
このカードの番後は、銀魂が連載された年と、そのキャラの誕生日が番号になってるよ。それだけ
ではスタート!!
注意
{坂本辰馬と陸奥しか出てこないよ}
{ChatGPT君が作ったから口調が違うかも知れないよ}
{前回と引き続き、クッソ長いよ}
薄い雲がかかった夜空。
船の甲板に腰を下ろした坂本辰馬は、足をぶらつかせながら缶のラムネを片手に星を眺めていた。
隣には、腕を組んで無言で立つ陸奥。
その視線は空ではなく、坂本の隣で眠たそうに浮いている――
ジラーチへ向けられていた。
「……で、何でその星の妖精みたいなんが、アンタの相棒なんですか?」
ようやく陸奥は口を開いた。
坂本は「お、気になっとったんかえ?」とニヤッと笑い、ラムネを揺らす。
「気になるに決まってるでしょう。アンタの手持ち、基本的に荒くれモンか宇宙(そら)絡みなのに、一匹だけ方向性が違いすぎるんですよ。」
「ははっ、まぁそうよの。こいつぁちぃと特別じゃき」
ジラーチが「ふわぁ……」と小さく伸びをした。
その仕草に、坂本の表情がふっと和らぐ。
「昔なぁ、ワシ……星に助けられたことがあるがよ」
「……星、ですか?」
いつも軽口ばかりの坂本が、急に真顔になるのを陸奥は珍しげに見る。
「攘夷戦争の頃よ。
負けて、仲間ぁも敵もようけ死んで……進むのがしんどかった夜があったんじゃ。
そん時、空ぁ見上げたらなぁ……泣きよったワシの目に、一筋の流れ星が落ちてきよって」
陸奥は息を飲む。
「流れ星、ですか」
「そうよ。
――“願う力さえ残っとったら、まだ進める”
そんな風に思わせてくれた夜じゃった」
坂本は缶を置き、指で空の一点を示す。
「んで、宇宙に出てからよ。
眠っとったジラーチを見つけたんじゃ。
目ぇ覚まさんかったら、ただの星の欠片みたいなもんじゃったき」
「それを連れ帰ったんですか?」
「連れ帰るゆーか……気がついたら、こいつがワシのポケットに入っとったんよ」
「は?」
「ホンマよ? 目ぇ開いたら、ジラーチが勝手にこっち来ちょってなぁ」
ジラーチは「チリーン」と小さく鳴いた。
まるで、それが当然だと言いたげに。
坂本は優しくその頭を撫でる。
「――星に願ったワシを、星が拾ってくれた。
そんな感じかの」
陸奥は沈黙した。
その横顔には、呆れたような、しかしどこか温かい色が浮かんでいた。
「……アンタらしいですね。
しょうもないようで、妙に筋が通ってる」
「はっはっは! 褒め言葉として受け取っとくわえ」
ジラーチが坂本の膝の上で丸まり、眠りにつく。
陸奥はそっと視線を逸らし、夜空へ向けた。
「……なら、ワシらの船も。
この先の“星”まで連れてってやらんといけませんね」
坂本はにかっと笑った。
「おう。
星がワシを導いたんじゃ。
今度は、ワシらが星を目指す番じゃき」
夜風が二人と一匹を撫で、ジラーチの鈴の音がほわりと響いた。
ジラーチの経緯を陸奥に話し終えた坂本は、
「さて、と」
と軽く指を鳴らした。
「ほいたら次はワシの番やな。
――陸奥、こっちからも質問しよっか」
陸奥は目だけで「何やねん」と促す。
坂本は、にかっと笑ってから言った。
「お前さんこそ、なんでディアンシーなんぞ持っちょるんや?
あんなん、そこらで売っとる石ころとは訳が違うぞ」
陸奥は肩をすくめる。
「アンタと同じよ。拾ったんや」
坂本は即座に叫んだ。
「嘘じゃぁぁぁああ!!!!
ディアンシーが野良に落ちちょるかぁぁぁ!」
「落ちてたんよ」
「落ちてたんかい!!!!」
ジラーチが「チリーン…」と呆れたように鳴いた。
陸奥はふぅ、と小さく息を吐く。
「……話すわ。アタシがあいつと会った時のこと」
坂本は正座した。ジラーチも正座した。
陸奥は苦笑しながら話し始めた。
あれは、まだ陸奥が小さい頃。
家計を助けるために働きに出ていた宝石鉱山でのことだった。
薄暗い坑道。
天井の岩盤が音を立てて震え――
崩落が起こった。
「気づいた時には、アタシ一人やった。
出口も塞がれて、ライトも落としてしもうて……」
闇の中、息を潜めて泣きそうになった時。
――コォォォン……
まるで星が鳴くような、透き通った音。
それが、陸奥の唯一の光源になった。
闇の奥から淡いピンク色の光が現れ、
そこに立っていたのが――
ディアンシー。
宝石のように美しく、しかし震えるように弱々しかった。
「最初は正直、幽霊かと思ったわ」
坂本「幽霊じゃねぇわ!!」
「まぁ黙りや」
坂本「はい」
ディアンシーは、陸奥の服の裾をつまんで泣きそうに言った。
『……たすけて。
ともだちが、まだ、奥に……』
崩落の奥に取り残されたカルボウ3匹。
小さくて、弱くて、声も届かない。
陸奥は言った。
「しゃあないな。ほな行くで」
本当は怖かった。
でも、ディアンシーが必死に頼ってきたから。
「途中で何回も落ちかけた。
でもあいつが弱い光で足元照らしてくれてな」
瓦礫の下から、3匹のカルボウを救い出したとき――
ディアンシーは、涙をこぼして喜んだ。
そして陸奥の方を向き、宝石の額を軽く触れ合わせた。
『……ありがとう。あなた、だいすき。』
その瞬間、契約のように光が繋がった。
「……で、そのまま付いてきたんよ。
“アンタが守る”って言い張ってな」
陸奥は少し照れながら笑う。
坂本は目をうるませていた。
「……ええ話やんけ……」
ジラーチも「チリーン…(泣)」と目をこすっている。
陸奥はため息をつく。
「だから拾ったんよ。
アンタと違って、爆発した場所ではなかったけどな」
「ワシも爆発の中から拾ったわけじゃないわい!!」
「どうだか」
ジラーチは坂本の肩をぽんぽん叩き、励ますように光った。
坂本はふっと笑う。
「……なるほどな。
ワシとお前さん、案外よう似ちょるんやなぁ」
「似てない。」
「似ちょる。」
「似てない。」
「似ちょる!」
ジラーチ「チリーン(似てる!)」
ディアンシー(幻聴)『似てるよ』
陸奥「…………」
坂本「ほれ見ぃ!!」
陸奥「……はぁ。もう好きにしぃ」
二人と一匹(+宝石姫の幻聴)は、宇宙船のデッキで笑い合った。
――これが、坂本と陸奥の“相棒たちの物語”だった。
まだ陸奥が“海援隊の副長”になる前。
荒んだ宇宙港の片隅で、一人の少女は艦の部品を抱え、商人相手に値段交渉をしていた。
「この値段で売れるわけないでしょう。アンタら、子ども相手だからって吹っかけすぎ」
凛とした声で言い切ると、男たちは顔をしかめた。
「ガキが生意気言ってんじゃねぇ!」
男が怒鳴り、手を上げた――その瞬間。
どごぉん!!
突然、背後の輸送船が爆発した。
衝撃で男たちが吹き飛び、港じゅうに煙が上がる。
「な、何だ!?」
陸奥も目を見開く。
煙の向こうから現れたのは――
頭を振りながら歩いてくる、派手な男。
白い着物、青の羽織。
ど派手なサングラス。
そして、ワケのわからない笑顔。
坂本辰馬。
「おー、悪ぃ悪ぃ! ちぃとエンジンの調整ミスったわえ!」
「アンタが原因かい!!!!」
港じゅうの整備士と商人が同時に叫んだ。
だが当の本人はというと、
「まぁまぁ、細けぇことは気にすんな。宇宙(そら)は広いんじゃき!」
完全に反省ゼロである。
陸奥は呆れを通り越し、ただ見つめた。
――なんだ、この大人。
すると坂本は彼女の方を見つけ、
「お? あのガキ……いやお嬢ちゃん、大丈夫かえ?」
「“お嬢ちゃん”じゃない。陸奥です」
「おぉ、陸奥か。ええ名前しちょる!」
笑顔だけは満点の坂本。
しかし陸奥はまだ警戒を解かない。
そんな時だった。
陸奥の視界に、小さな光がふわりと舞い降りた。
「……え?」
坂本の肩の後ろから、黄色い小さな影がぴゅっと飛び出し――
陸奥の目の前でくるりと宙返りした。
ジラーチ。
その体は淡い光に包まれ、鈴のような優しい音を響かせている。
「チリーン……」
まるで陸奥を観察するように、つぶらな目でじっと見つめてくる。
「な、何……この子」
「こいつはジラーチ言うてな。星の子じゃ」
坂本は誇らしげに胸を張る。
陸奥はさらに驚いた。
幻のポケモンなんて、図鑑の中でしか見たことがない。
「アンタ……なんでそんなレアもん連れとるんです?」
「拾ったんよ」
「拾うな!!!!!」
即ツッコミである。
ジラーチは怖がるでもなく、そっと陸奥の髪に指を触れた。
ぽわっと光が広がり、彼女の心にふわりと温かさが染みこんだ気がする。
――この子、優しい。
陸奥はそっと手を伸ばした。
「……触ってもいい?」
ジラーチは「チー!」と肯定するように鳴き、陸奥の掌にすっぽりと収まる。
柔らかくて、温かくて、星の光みたいに淡い。
思わず陸奥は微笑んだ。
その表情を見て、坂本がにかっと笑う。
「陸奥、お嬢――お嬢さん。
ワシの船、手伝ってくれんか?」
「……は?」
「こいつと一緒に宇宙(そら)を見んか?
アンタみてぇな度胸のある子、そうおらんのよ」
ジラーチも「チリーン」と賛成するように坂本の肩に戻っていく。
陸奥は少し黙り――
そしてため息をついた。
「……アンタみたいなアホに任せたら、船ごと爆発するわ」
「お、おう?」
「だから副長として、アタシが全部管理する」
坂本の目がぱぁっと輝いた。
「マジかえ!!!」
「勘違いすんな。アンタを放っといたら宇宙が滅ぶだけや」
そう言いながらも、陸奥はほんの少しだけ微笑んだ。
その肩の上では、ジラーチが優しく光り、二人の頭上で星屑を散らした。
――これが、海援隊の始まり。
そして、陸奥とジラーチが初めて出会った日の物語だった。
――宇宙帰りの地球で
宇宙船の着陸音がまだ響いている。
地球の空気は、やっぱりどこか重力の匂いがする。
坂本辰馬は伸びをしながら言った。
「いや〜、地球の飯が恋しゅうなったわえ!」
陸奥は荷物を抱えたままあっさり返す。
「食べる前にやること山ほどあるけどな」
しかし、その“やること”よりも早く――
地球に戻った二人の帰還を邪魔する存在がいた。
「おい、そこの宇宙帰りの兄ちゃん姉ちゃん!!」
突然、路地裏からモブトレーナー達がぞろぞろと現れた。
「宇宙でイキってた奴だろ? 帰ってきたなら腕試しだよなぁ!」
「幻持ちと噂の二人だ! 勝負しろやぁ!!」
坂本「噂になっちょったんかワシら……?」
陸奥「アンタが目立ちすぎなんよ」
モブ達はやる気満々。
坂本は苦笑し、陸奥は盛大にため息をついた。
「……しゃあないな。
さっさと終わらすで、坂本さん」
「おうともよ!」
二人は同時に腰のホルダーへ手を伸ばした。
夜の街の灯に照らされながら、
二つのウルトラボールがゆっくり持ち上がる。
そして――
「行くで!!!」
「出ておいで!!」
二人の声が重なると、
ウルトラボールが宙を描き、光が弾けた。
坂本の前に
星の光が舞い落ち――
ジラーチがふわりと浮かび上がる。
「チリーーン!」
陸奥の前には
宝石のきらめきが煌めき――
ディアンシーが優雅に現れる。
「ディア〜……!」
モブ達は一瞬で戦意を削がれた。
「ジラーチ!? ディアンシー!? 本物……!?」
「やば……勝てるわけ……」
しかし、もう遅い。
坂本がニヤリと笑う。
「ほな、帰った早々暴れちゃるかぁ!!
ジラーチ、軽〜く行ってみぃ!」
陸奥も冷静に指示する。
「ディアンシー、いつも通りや。
ワザ、一つも無駄にすんなよ」
モブAは必死にボールを投げた。
「行けっ! ゴルバット!」
モブBも続く。
「お前も手伝え! ドガース!」
陸奥は冷めた目で二匹を見て言った。
「……地球、やっぱり力不足やな」
坂本「言うたるな陸奥!」
陸奥が指先を軽く振る。
「ディアンシー、『ムーンフォース』」
ディアンシーの宝石が淡く輝き、
月光が凝縮した一撃がゴルバットに直撃。
ゴルバットは上空で綺麗に一回転して落下した。
モブA「ひ、ひと撃ち……!?」
坂本は楽しげに指を鳴らす。
「行きぃジラーチ! 『コメットパンチ』じゃ!!」
ジラーチが一瞬で加速し、
星の尾を引きながらドガースへ一直線。
ドゴォンッ!!
ドガースは吹っ飛び、地面にめり込む。
モブB「え、え、え? なんもできん……」
モブ達は青ざめながら後ずさった。
「無理だ無理だ無理だ!!
あんなの宇宙クラスの戦闘力だろ!」
「帰ってきたばっかで調子乗るんじゃねぇ!!」
そう叫びながら逃げていった。
坂本は肩を揺らして笑う。
「アハハハ! ええ運動になったわえ!」
陸奥はジラーチを軽く撫でてから言った。
「……ったく。
地球に帰って早々コレやもんね」
「まぁええやないか。みんな元気な証拠や!」
「アンタみたいな“爆弾”が帰ってきたのが問題やと思うけどな」
「爆弾じゃないわい!」
ジラーチは嬉しそうに坂本の肩に乗り、
ディアンシーは陸奥の横で静かに輝く。
地球の夜風が、少しだけ優しく吹き抜けた。
モブ達が泣きながら逃げていった路地には、
戦いの余韻だけが静かに残っていた。
ジラーチはまだふよふよと空に浮かび、
ディアンシーは淡く光を散らしながら陸奥の横に佇んでいる。
坂本はふぅと一息つき、
ジラーチの方へ手を伸ばした。
「ジラーチ、よう頑張ったなぁ。
お前さんのおかげで早う終わったわえ」
ジラーチは嬉しそうに
「チリーン!」
と鳴き、坂本にすり寄る。
坂本はその小さな額に指を添え、
赤ん坊を扱うようにゆっくり撫でてやった。
星の粉のような光が、指先にふわっとまとわりつく。
「ほな、ちぃと休み。
またすぐ呼ぶけぇの」
優しい口調で言って、
坂本はウルトラボールを構えた。
光が吸い込まれるようにジラーチが戻っていく。
「チリーン……」
最後に少し名残惜しそうな声を残して、
ボールは静かに閉じた。
坂本の表情は、驚くほど穏やかだった。
陸奥は少し離れた場所でディアンシーに向き合っていた。
ディアンシーは陸奥の前で
まるで宝石の風が吹いているかのように
きらきらと輝きを散らしている。
「……お疲れさん、ディアンシー」
陸奥はいつもの無表情に見えて、
その声はわずかに優しく揺れていた。
「ムーンフォース、綺麗やったで。
無駄撃ちもせんかったし……ほんま、賢い子や」
ディアンシーはその言葉を聞くと、
目を細めるようにして陸奥に寄り添った。
「ディアァ……」
陸奥はその額にそっと手を置き、
宝石のように冷たくて温かい肌を撫でる。
「……ほな、休もか。
アンタもよう頑張った」
ディアンシーは光の粒になり、
静かにウルトラボールへと吸い込まれた。
陸奥は軽くボールを撫でながら、
少しだけ微笑む。
坂本「さて、戻ったし……飯でも食い行くか!」
陸奥「アンタ、戦い終わった直後によぉそんな元気やな」
坂本「宇宙帰りの腹は減るんじゃき!」
陸奥「……しゃあないな。ほな行こか」
二つのウルトラボールを腰に収め、
星の子と宝石の姫を抱えながら、
二人は地球の街へ歩き出した。
夜空には星が瞬いている。
ジラーチとディアンシーが、そこで静かに休んでいるかのように。
店を出た瞬間、夜の通りにドッと怒号が響いた。
さっき見事に返り討ちにしたモブ達が、今度は倍以上の人数になって取り囲んでいた。
モブ達「さっきはよくもやってくれたなァ!!」
モブ達「もう一回勝負だァ!!」
坂本は大きく伸びをして、めんどくさそうに目元を指でこする。
坂本「おぉ〜? 大人数相手かぁ〜……疲れるぜよぉ」
陸奥「さっきからしつこいのぉ。しばき足らんかったんかね」
モブ達の殺気立った空気に対し、2人は相変わらずの温度差で飄々としている。
坂本は腰のモンボを軽く見やって、ため息混じりに笑う。
坂本「ジラーチはさっき出したばっかじゃき。酷使したら泣くぜよ。
……んじゃ、おまんらはこいつらで相手したるかね」
坂本が放ったモンボから、水のきらめきが爆ぜた。
澄んだ歌声と共に現れ、舞う水のヴェールが月明かりにきらめく。
片手をポケットに突っ込み、鋭い視線でモブ達を射抜くように仁王立ち。
坂本「ほな、軽ぅ〜く流しちゃってええぜよ。
派手にやってかまんき」
陸奥もためらいなくモンボを放った。
静かに浮かび上がるが、周囲の空気を一気に重くするような圧迫感。
月光を浴びて毛並みが煌めき、しなやかに尾を揺らす。
陸奥「ほれ、やったれ。足止めぐらいなら簡単じゃろ」
コジョンド、ゴロンダ、ワルビアル、キリキザン、オコリザル……
数だけはやたら立派な陣形で四方を囲んでくる。
モブ達「数の力ってやつを見せてやるぜ!!」
最初に動いたのは坂本のインテレオンだった。
指先を軽く弾いた瞬間、水の弾丸が連射され、
コジョンド・キリキザン・ワルビアルの急所を正確に撃ち抜く。
モブ達「は!?」
モブ達「い、いきなり三体まとめて!?」
インテレオンは片目だけ細めて冷笑。
続いてアシレーヌの歌声が響き渡る。
水の輪が大きく広がり、周囲のモブ達のポケモンがまとめて波に飲まれる。
ゴロンダが踏ん張るも、アリアの衝撃で大きく後退。
陸奥の番。
サイコフィールドが展開された瞬間、
地面から光の刃が無数に立ち上がり、取り囲むモブ達が一気に吹き飛ぶ。
モブ達「ひぃっ!!なんじゃこの威力!!」
一閃。闇の軌跡が夜空に流れ、オコリザルを一撃で倒す。
陸奥は腕を組んだまま落ち着いて眺める。
陸奥「まだやるんか? 正直、時間の無駄じゃぞ」
瓦礫と水しぶきの中、モブ達は全員へたり込んだ。
モブリーダー「ま、負け……た……」
モブ達「なんなんだよこの2人……化け物かよ……」
坂本は肩をすくめる。
坂本「いやぁ〜、ワシは指示も出してないに。
勝手に勝ってくれるき、楽でええわぁ〜」
インテレオンが顎で「当然だろ」と言わんばかりに決める。
陸奥はあきれ顔で坂本を見る。
陸奥「おんしの手持ちはほんま扱いが難儀じゃの。
……ほれ、行くぞ。次は面倒起きんうちに宿戻るき」
坂本は「ほいほい〜」と適当に返事して、
ふたりは何事もなかったかのように夜道を歩き去っていった。
再び地面に倒れ込んだモブ達だったが──
諦めが悪いにもほどがある。
モブ達「ま、まだだッ!」
モブ達「こっちは人数が増えりゃ勝てるんだよ!」
モブ達「さっきのは事故みたいなもんだ!」
怒鳴りながら、さらに別の仲間を呼び寄せる。
狭い通りにまたしても人とポケモンが溢れ、
まるで包囲網を敷くように坂本と陸奥を囲い込む。
坂本は頭をかいて、
坂本「お〜いお〜い……ほんにしつこいのぉ。
もう帰りたいんじゃけど」
陸奥はため息をつき、肩を落とす。
陸奥「……しゃあない。
おんしらには“最後通告”出しといたるわ」
陸奥が静かにモンボをひとつ取り出す。
見たことのない黒いデザイン、その雰囲気に周囲の空気が一変する。
坂本は首を傾げ、
坂本「あ〜、アレ出すんか。まあ早いに越したことないの」
と、どこか面倒事の処理を任せるような声。
陸奥が地面にそっとモンボを置く。
ボールが開く音と同時に、影がぶわりと膨れ上がった。
――スッ……
月の光も届かぬような漆黒の影から、小柄なシルエットが跳び出す。
無表情で、しかし燃えるような緑の炎が瞳に宿る。
影の揺らめきが身体から漏れ、薄暗い路地がさらに暗さを増す。
モブ達は一瞬で青ざめた。
モブ達「ま、マーシャドー!? 幻の……!」
モブ達「な、なんでそんなの持ってんだよ!?!?」
陸奥は冷ややかに言う。
陸奥「ほう、知っとるなら話が早いわ。
こいつの前で、まだやる言うんか?」
返事より早く、影が動く。
マーシャドーが地面に溶け込むように姿を消し──
次の瞬間、周囲のモブの足元から影が噴き上がった。
ザシュッ!
影の刃が走り、モブ達のポケモンたちは
叫ぶ間もなく一斉に崩れ落ちる。
モブ達「ひっ……!」
モブ達「何が起き……ぐああっ!!」
マーシャドーが軽く手を振ると、
黒い杭が影から伸び上がり、モブ達の足元を串刺しにするように地面へ固定した。
動けなくなったモブ達は完全に混乱。
モブ達「う、動けねぇ!!」
モブ達「や、やめ──」
影の拳が無数に現れ、
モブ達の後ろの地面へ向けて一斉に叩きつけられる。
ドォォォン!!!!
地面が沈むほどの衝撃と砂煙に、モブ達は完全に心が折れた。
マーシャドーは何事もなかったように陸奥の横へ戻り、
影の炎を小さく揺らしながら静かに立つ。
陸奥は淡々とひと言。
陸奥「……これに懲りたら、さっさと寝て反省せぇ」
モブ達は全員膝をつき、涙目でこくこく頷くしかなかった。
坂本は笑ってマーシャドーに手を振る。
坂本「お〜、いつ見ても締め方えぐいのぉ〜。
ほれ、さっさと引き上げるぜよ」
陸奥はマーシャドーを戻し、坂本と共に通りを後にした。
影だけが、しばらくその場に揺らめいていた。
広い原っぱは、春の風に揺られながら
桜にも似た薄桃色の花びらが、ひらり、ひらりと舞っていた。
坂本は手をかざし、ポケモン達のボールを次々に放つ。
ぱぁん……!
光の中から現れたのは──
ジラーチ、アシレーヌ、インテレオン、トゲキッス、赤いメテノ、ラティアス。
どれも久しぶりの地球の空気に嬉しそうで、
アシレーヌは澄んだ声で歌い、
トゲキッスは花びらの中をくるくると飛び回る。
陸奥も静かにボールを投げた。
ディアンシー、マーシャドー、ブリムオン、アブソル、青いメテノ、ラティオス。
ディアンシーが花びらに光の粒を混ぜ、
まるで宝石が降るような景色が広がる。
ブリムオンはふわふわ浮かんでアシレーヌの歌に合わせて手を振り、
ラティオスとラティアスは空中で軽い追いかけっこを始める。
花びらを受け止めながらジラーチがくるっと回ると、
ディアンシーがそっと近づき、
ジラーチの額の星の欠片を興味深そうに見つめた。
ジラーチ「ジィ〜♪」
ディアンシー「キィア〜……」
どちらも地球では珍しい幻同士。
言葉がなくてもわかり合っているようだった。
坂本がその光景を見て笑う。
坂本「やっぱ仲ええのぉ。似たような境遇…ちゅうか、
まあワシとおまえさんが拾いもんばっかしよるけぇか?」
陸奥は肩をすくめる。
陸奥「拾ったいうな。おんしもじゃろうが」
赤いメテノと青いメテノは、
花びらの中を飛び回りながら
「ぱかっ」と殻を外してコア姿に。
そのまま高速でぶつかり合い、
ピンボールみたいに草原を走り回る。
ラティアスとラティオスもその後を追い、
空で大きな円を描きながら舞っていた。
坂本は空を見上げ、
坂本「う~ん、こりゃ見事な遊びっぷりじゃわい」
陸奥は隣で腕を組み、
陸奥「……宇宙船の中じゃ窮屈じゃったやろ。
帰る前に、目一杯遊ばせたれ」
アブソルは花の中に静かに佇み、
インテレオンがその後ろに回って
水で作った小さな虹をアブソルの前に映す。
アブソルは目を細めて受け入れ、
めずらしく穏やかな顔。
坂本が感心して、
坂本「おんしのアブソル、ほんま優しいのぉ」
陸奥は鼻を鳴らす。
陸奥「こいつは見た目ほど怖ないんよ。
ただ……怒ったら一番手ぇつけられんけんどな」
坂本
「おお怖っ」
草の上に落ちた花びらを眺めるみんなの影が伸びたとき。
その影の中から、マーシャドーが
ひょこん、と顔を出した。
ジラーチの後ろにこっそり隠れ、
ラティアスをビクッと驚かす。
ラティアス「キャッ!?」
マーシャドー「……♪」
陸奥は頭を抱える。
陸奥「……おんし、ちいと悪戯が過ぎるぞ」
坂本
「まあまあ、楽しんどる証拠じゃて」
ふわりと風が吹き、
花びらが空から降るように舞い散る。
坂本と陸奥のポケモン総勢12匹が
花嵐の中で跳ね、飛び、歌い、戯れる光景は
まるで絵画のようだった。
坂本はぼそっと言う。
坂本「……こうして見ると、戻るの惜しいのぉ」
陸奥も珍しく柔らかく笑う。
陸奥「……そうじゃの。
ほれ、もうちいと遊ばせちゃれ」
二人は広い原っぱに腰を下ろし、
宇宙へ帰る前の、最後の地球時間を
静かに眺め続けた。
原っぱに舞い散る花びらの中、ジラーチが突然、
坂本の胸目掛けて小さくジャンプした。
ジラーチ「ジィ〜ッ!!」
坂本は咄嗟に受け止めようとするが、
体勢が間に合わず――
グハァ!!
思いっきりジラーチの突進を受けて、吹き飛ばされるように後ろに倒れる。
花びらが周囲を舞う中、坂本はうめきながらも目線を上げる。
そこには、ジラーチが「ぎゅーして?」とでも言うような顔で、
小さな体を少し丸めてこちらを見上げている。
坂本は思わず顔をほころばせ、手を伸ばす。
坂本「ほんまお主は、かわええのぉ……」
ジラーチを抱き上げ、頭を優しく撫でると、
ジラーチは目を細めて、にこにこと嬉しそうな表情を浮かべた。
それを見たディアンシーも、
陸奥に体を寄せ、頭を少し下げて甘えるような態度を見せる。
陸奥は静かに手を伸ばし、ディアンシーの額に触れる。
陸奥「お前さんも良く頑張っているな」
暖かい掌で、宝石のように輝く額をゆっくり撫でると、
ディアンシーもにこにこと嬉しそうに笑みを浮かべた。
坂本はジラーチを抱きしめ、
陸奥はディアンシーをそっと撫でる。
花びらが二人と二匹の間に舞い降り、
微かな風が揺らす草の香りと混ざり合う。
ポケモンたちはみんな穏やかに遊び、
坂本と陸奥も、ほんのひととき、
戦いの疲れも宇宙の緊張も忘れて笑みを交わしていた。
ジラーチとディアンシーの甘え姿を見ていた他のポケモンたちも、次々に坂本と陸奥のもとへ寄ってきた。
アシレーヌは軽やかに坂本の膝に前足をかけ、澄んだ声で小さく歌うように甘える。
インテレオンは少し照れながらも、坂本の肩に片腕をもたれかけてきた。
トゲキッスは飛び回るのをやめ、坂本の周りでくるくる回りながら、甘えるように羽を震わせる。
赤いメテノは坂本の手に触れて、小さく弾ける光を放つ。
陸奥の周りでは、マーシャドーが普段の影の姿を少し緩め、足元に寄って体を軽く寄せる。
ブリムオンは優雅に浮かび、陸奥の腕に軽く触れながら花びらの中で踊るように揺れる。
アブソルは静かに陸奥の横に座り、目を細めて安心した表情を見せる。
青いメテノは光を放ちながら飛び回るのをやめ、陸奥の手にひとしずくの光を落とす。
ラティオスもラティアスも、空中から二人の頭の上でくるくる旋回しながら、甘えるように近づく。
坂本はジラーチを抱き上げ、アシレーヌやインテレオン、トゲキッスを順に撫でながら笑う。
坂本「お〜、みんな揃って甘えに来るんかいのぉ。
ほんま、かわええのぉ……」
陸奥も静かにディアンシーを抱き上げ、マーシャドーやブリムオン、アブソルを優しく撫でる。
陸奥「……おんしらも、よう頑張っとるな」
ポケモンたちはそれぞれ嬉しそうに顔をほころばせ、
原っぱには温かい笑い声と小さな鳴き声が混ざり合った。
花びらが舞い散る広い原っぱに、
坂本と陸奥を中心に、計12匹のポケモンたちが集う。
宇宙での緊張も、戦闘の疲れも忘れ、
ただただ甘えて、甘えられる――
そんな穏やかな時間がゆっくりと流れていた。
坂本はジラーチを抱きしめながら、
陸奥はディアンシーを撫でながら、
二人は顔を見合わせて微笑む。
原っぱに降り注ぐ夕日と花びらが、
この幸せな瞬間をそっと包んでいた。
広い原っぱで、夕日が地平線に沈みかける中。
坂本と陸奥はゆっくりとポケモンたちをボールに戻していた。
「よし、これでみんな準備完了じゃな」
坂本はジラーチを抱き上げ、最後にボールを取り出す。
「じゃあ、ジラーチも……」
その瞬間――
ビシュッ!!
縄のような黒いロープが空中から飛んできて、
ジラーチを抱えたまま、坂本の腕から強引に引き剥がした。
坂本「ジラーチ!!」
ジラーチは必死に小さな体をもがきながら、
縄に絡め取られて宙を舞う。
坂本は顔を歪め、腕を伸ばし、必死で追いかける。
「おんし、離さんぞぉーー!!」
ジラーチを引きずって飛ぶ先には、昼間にボコボコにしたモブ達の姿があった。
数は増え、先ほどの敗北の影は全くなく、
勝ち誇ったように笑いながら、ポケモンを囲んでいる。
モブA「ふっふっふ……お前らの“幻”はいただきだ!」
陸奥はすぐにディアンシーのボールを構える。
「……しゃあないな、今度は私が止めるぞ」
しかし、モブ達の手にはディアンシーのボールもすでに捕らえられていた。
そのまま、モブ達は悠然と姿を消し、原っぱには空と花びらだけが残った。
坂本は拳を握りしめ、声を震わせながら叫ぶ。
「ジラーチ!! ディアンシー!! 絶対に取り返すぞぉーー!!」
陸奥も静かに、しかし凛とした目でうなずく。
「……行くぞ。全員無事で返す」
二人はそのまま、モブ達を追いかけて原っぱを駆け出す。
夕日が背中を赤く染め、花びらが舞う中、坂本と陸奥の決意は揺るがなかった。
モブ達は、捕らえたポケモンたちを抱え、
坂本と陸奥の追跡をかわすべく全力で逃げていた。
その後ろに、ジラーチとディアンシーが必死に引きずられながら連れて行かれる。
坂本と陸奥は、迷うことなく追いかけるが──
突然、マーシャドーが前方に飛び出し、
影の力を帯びた一撃を放つ。
マーシャドー「…!」
影の拳が空気を裂き、モブ達のポケモンたちへ向けて突進する。
だが、モブたちの手持ちポケモンたちが次々と攻撃を繰り出し、
マーシャドーはその攻撃に弾き飛ばされる。
モブA「おっと、邪魔だな! 行け、ゴロンダ!!」
ゴロンダが全力でぶつかり、
マーシャドーはその衝撃で倒れ、地面に叩きつけられる。
その間に、モブ達はますます加速して逃げる。
そして、モブBが何かを叫ぶ。
モブB「破壊光線!!」
その言葉とともに、モブの手持ちポケモン、
ワルビアルが口を大きく開け、
光り輝くエネルギーを一気に放出する。
坂本と陸奥は反応しきれず、
坂本「避けろ!!」
陸奥「……くっ、間に合わん!」
しかし、マーシャドー、トゲキッス、ラティアス、ラティオスがその破壊光線をまともに受け、
一瞬で光に包まれる。
光が収束し、煙が晴れた後、
4匹のポケモンたちはその場に崩れ落ちて、動かなくなった。
坂本と陸奥はその光景に驚愕し、立ちすくむ。
坂本「……マーシャドー!! ラティアス、ラティオス!!」
陸奥「ディアンシー、トゲキッス……!」
坂本は震える手でポケモンボールを取り出す。
「戻れ、みんな……!!」
ジラーチとディアンシー、そして他のポケモン達も次々とボールに戻されていく。
しかし、今の状況を無視するわけにはいかない。
坂本はボールを握り締め、
息を荒げながらも静かに呟く。
坂本「お前ら、絶対に取り返す。絶対に…」
そして、すぐに立ち上がり、再びモブ達を追おうとする。
陸奥は冷静に、しかし鋭い眼差しを向けて、坂本の後に続く。
陸奥「……あれだけのことをしておいて、逃がすわけにはいかん」
二人は、気絶したポケモン達を背に、
モブ達の行く先に向かって走り出した。
坂本と陸奥がアジトに足を踏み入れると、
すぐに周囲を囲むように大人数のモブたちが現れた。
その中には、ポケモンたちも含まれている。
モブA「おお、ついに来たか。やっぱりお前らのこと、
放っておけなかったからな!」
モブB「お前らのポケモンは、ウチのものだ。
簡単には渡さねえぞ!」
坂本と陸奥は背中を合わせ、
目の前に立ちはだかるモブたちを睨みつける。
陸奥「ディアンシーを返せ!!」
その言葉とともに、ウルトラボールを取り出した陸奥。
素早くボールを投げると、
ブリムオンが光の中から優雅に現れ、
続いてアブソルが暗い影のように現れた。
陸奥「お前ら、もう逃げられんぞ」
坂本は冷静にボールを構え、
インテレオンとアシレーヌのボールを取り出す。
坂本「この戦い、絶対に負けんぞ」
インテレオンがすぐに現れ、
その優れた機動力で地面を蹴り上げる。
続いてアシレーヌが優雅に姿を現し、
その優れた歌声を静かに口ずさむ。
モブたちの背後には、数匹のポケモンたちが立ちはだかる。
その中には、ゴロンダやワルビアル、
そしていくつかの攻撃的なポケモンたちが待ち構えている。
モブA「お前らのポケモンは、全部いただくぜ!」
モブたちは、無駄な言葉を並べることなく、
次々とポケモンを送り出し、バトルの準備を整える。
坂本「行け、アシレーヌ、インテレオン!
アシレーヌ、波乗りでゴロンダを蹴散らせ!」
アシレーヌはその身を水の中に包み込み、
波乗りを放つ。
波はゴロンダに直撃し、その巨大な体が一瞬で押し流される。
インテレオン「……シャシャシャッ!!」
インテレオンは素早く動き、
ワルビアルを避けながらスナイパーショットで攻撃。
一発で的確に命中させ、ワルビアルを一時的に動けなくする。
一方、陸奥は冷徹に指示を出す。
陸奥「ブリムオン、アブソル、行け!
アブソル、かみくだくでゴロンダを圧倒しろ!」
アブソルはその鋭い牙を見せ、
かみくだくでゴロンダに突進。
ゴロンダはその硬い体を持つものの、
アブソルの攻撃を食らって後退する。
ブリムオン「フフフ♪」
ブリムオンはその魔法のような力を解き放ち、
モブのポケモンたちに向けてムーンフォースを放つ。
その優雅な力が敵を圧倒し、数匹のポケモンが後退する。
モブたちは簡単にひるむことはない。
すぐに破壊光線を放つゴロンダ、
そして大量の岩を形成してぶつけてくるワルビアルが反撃を開始する。
モブB「お前らの攻撃なんて通じねえ!」
坂本「なら、こっちの本気を見せてやる!」
坂本は冷静に、インテレオンとアシレーヌに指示を出す。
坂本「インテレオン、アシレーヌ!
今度は全力でいけ!!」
アシレーヌはハイドロポンプで水流を一気に押し出し、
ゴロンダを撃退。インテレオンはエレキボールを放って、
ワルビアルを束縛し動きを封じる。
陸奥も負けじと、
ブリムオンがその華やかな力を駆使して
モブ達のポケモンを圧倒する。
陸奥「……このままでは終わらんぞ、覚悟しろ!」
坂本と陸奥は、全力を尽くし、
モブたちを圧倒しようとしている。
ポケモンたちもそれぞれの役割を果たし、
戦いの中でどんどんと有利に進めていく。
ジラーチとディアンシーを取り戻すため、
二人の決意は揺るがない。
坂本と陸奥がどれだけ攻撃を仕掛けても、
モブ達のポケモンは微動だにせず、全くダメージを受けていない。
坂本「……なんじゃと!? 全然効いとらんじゃと……!」
陸奥「くっ……見た目以上に手強いな……!」
モブ達のボス格が前に出る。
目には冷酷な光を宿し、仲間に指示を出す。
ボス「もう我慢できん。
全員、まとめて攻撃だ! 行け!!」
モブ達の手持ちポケモンがボスの号令に従い、
その場にいる全員のポケモンに向けて総力攻撃を放つ。
光や影、炎、水、岩……
あらゆる攻撃が交錯し、原っぱは一瞬で嵐のようになる。
坂本「避けろっ!!」
陸奥「こっちも全力で防げ!!」
だが攻撃は強烈で、ポケモンたちの動きは制限され、
ブリムオン、アブソル、インテレオン、アシレーヌ──
それぞれが攻撃を受け、バランスを崩す。
次の瞬間――
ズガァァァン!!
爆風と光の衝撃が一気に全体を覆い、
坂本と陸奥のポケモンたちは耐えきれず、次々にダウンする。
ブリムオンは倒れながら花びらの上に横たわる
アブソルは地面に伏し、息が荒い
インテレオンは動けず、肩で荒い息をつく
アシレーヌは微かに歌を続けながらも、瀕死の状態
赤や青のメテノ、トゲキッス、ラティアス、ラティオスも同様に攻撃を受け、
全員が瀕死寸前の状態に追い込まれる。
坂本は、瀕死のジラーチや仲間のポケモンを見て、顔を歪めながら拳を握る。
坂本「くっ……こんな強敵、見たことねぇ……!
でも……絶対に諦めんぞ、俺たち!」
陸奥も冷静に顔を引き締める。
陸奥「……おんしらの命を守るためにも、
……ここで負けるわけにはいかん」
二人は互いに目を合わせ、
瀕死状態のポケモンたちを守りつつ、最後の反撃を決意する。
モブたちの攻撃に耐えきれず、倒れ込むポケモンたちを見守る坂本と陸奥。
その時、陸奥は魂の叫びを上げる。
陸奥「ディアンシー!!」
その叫びが響くと、ディアンシーは微かに反応を示し、
倒れていた体を一気に起こす。
その瞬間――
ディアンシーの体が光に包まれる。
その輝きが強くなり、次第にその姿が変わっていく。
ディアンシー「ディアァァンッ!」
ディアンシーはその体を黄金の輝きに包まれ、
メガシンカを遂げる。その姿は圧倒的な力を湛え、
美しくも威圧的なオーラを放つ。
陸奥「ディアンシーッッ……!」
その姿に、陸奥は息を呑み、目を見開く。
メガディアンシーはまるで陸奥を守るように立ち上がり、
その姿から放たれるエネルギーが、周囲の空気を震わせる。
メガシンカしたディアンシーは、その煌めく輝きで周囲のモブたちを圧倒する。
ディアンシー「ディィアァァンッ!!!」
メガディアンシーは瞬時にその鋭い光を放ち、モブたちのポケモンに向けてダイヤモンドダストを発動。
爆発的な光がモブたちのポケモンたちに直撃し、次々とダメージを与える。
モブA「な、なんだ、この力は!?」
ディアンシーの攻撃にモブたちのポケモンは圧倒され、
一気に形勢が逆転していく。
モブB「く、くそ! ゴロンダ、ワルビアル、頑張れ!」
しかし、ディアンシーはその強大な力で、
ゴロンダやワルビアルを次々と倒し、モブたちのポケモンたちは退けられる。
その時、ジラーチもまた、坂本の懸命な呼びかけに応え、
モブたちの手から抜け出す。
ジラーチは必死に戦いながら、坂本に向かってその小さな体を振り向ける。
その顔には決意が宿っている。
坂本「ジラーチ……!」
ジラーチは今、全力で戦おうとしていた。
その小さな体に秘められた力が開放され、ジラーチは光のように跳躍する。
ジラーチ「ジィィ〜!!」
ジラーチはその身に宿った星の力を解き放ち、
モブたちのポケモンに向かって、ドリームスターを発動。
モブC「う、うわぁ!!」
ドリームスターは、モブたちのポケモンを貫く光となり、
その攻撃に耐えられず、次々とモブたちのポケモンが倒れ始める。
坂本「行け、ジラーチ! お前の力でみんなを守るんだ!!」
ジラーチは坂本の声に応え、今まで以上に力強く戦い続ける。
その輝きがモブたちを圧倒し、次々と倒していく。
ディアンシーも負けじと、メガシンカの力を振るい、
その輝くダイヤモンドで敵を撃退していく。
モブたちはついに覚悟を決める。
モブA「くそ! まだ終わりじゃねぇ!
一気に決めるぞ、全員でかかれ!!」
モブたちは残りの力を振り絞り、
最後の反撃に出る。しかし、もう彼らの力は坂本と陸奥、
そしてジラーチとディアンシーの圧倒的な力の前には通用しない。
ジラーチとディアンシーは、最後の攻撃を放ちながら、
モブたちのポケモンを一掃し、ついに戦局を完全に逆転させる。
坂本「やったか……?」
陸奥「……まだだ。もう一息だ、最後まで気を抜くな」
坂本と陸奥、そしてジラーチとディアンシーは、
その力を使い切ることなく、戦い抜いた。
ディアンシーが最後の一撃を放ち、
モブたちのポケモンたちを完全に倒し切ると、その美しい輝きが徐々に収束し、
元の姿に戻る。
その瞬間、ディアンシーは陸奥に向かって駆け寄り、
力強く、でも優しく抱きついてきた。
ディアンシー「ディアァ〜!」
ディアンシーはその小さな体を陸奥にぴったりと寄せ、
嬉しそうにその温もりを感じている。
いつも冷静な陸奥は、ディアンシーの姿を見て
その表情を崩すことはなかった。だが、ディアンシーが抱きついたその瞬間、
陸奥の目に涙が浮かび始め、止まらなくなった。
陸奥「お前さん……無事でよかった……」
その言葉が震える声となって口から漏れ、
涙がこぼれ落ち、ディアンシーの柔らかな体に伝わる。
ディアンシーはそれを感じ取ったかのように、
さらにしっかりと陸奥にしがみつく。
陸奥はディアンシーをしっかりと抱きしめ、
その小さな体をそっと包み込んだ。
一方、坂本もジラーチの姿を見つけた。
ジラーチは嬉しそうに、坂本の周りを何度もグルグル回り、
その後、坂本の耳元にぴったりとくっついた。
坂本「お前も無事でよかったぁ……」
坂本はほっとしたように息をつきながら、
ジラーチの頭をやさしく撫でる。
坂本「もう、心配させやがって……」
ジラーチは坂本の手のひらの上で、
その小さな体をうれしそうに揺らしている。
ジラーチの顔は、まるで「心配かけたことを謝っている」かのような表情を浮かべている。
坂本は微笑みながら、ジラーチを撫で続ける。
その顔には、何とも言えない安心感が広がっていた。
ディアンシーとジラーチが無事に戻り、
坂本と陸奥の心には安堵の気持ちが広がる。
そして、二人はそれぞれのポケモンたちを見守りながら、
再び一緒に立ち上がる。
傷だらけだった彼らの心は、今や完全に癒された。
坂本「ふぅ、やっと落ち着いたな。
でも、こうしてみんな無事でよかったよ」
陸奥「ほんまに……お前さんと一緒だと、
安心するわ」
ジラーチとディアンシーは、彼らの愛情を感じ取って、
静かに彼らの足元で寄り添うように座っている。
これからも、ずっと一緒だという約束のように。
坂本と陸奥は、倒れたモブたちを振り切り、
瀕死だったポケモンたちを慎重にボールに戻しながら、
海援隊の船へと辿り着いた。
ジラーチとディアンシーも、無事にボールの中に納め、
疲れきった体をゆっくりと休めさせる。
船のデッキに立ち、坂本はジラーチのボールを握りしめる。
陸奥もディアンシーのボールを胸に抱き、
宇宙の広大な星空を見上げる。
坂本「ふぅ……やっと無事じゃのぉ」
陸奥「……ほんまにな。もう、しばらく地球はええかもしれんのぉ」
静かな海風と宇宙の光が、二人とポケモンたちを包む。
互いに肩を寄せ合い、戦いの疲れを感じながらも、
心の中には安堵と温かさが広がっていた。
やがて、船はゆっくりと港を離れ、宇宙へ向かって滑り出す。
星々が次々と目の前を流れ、
坂本と陸奥は、ポケモンたちのボールを握ったまま、静かに見つめる。
坂本「さぁ、また宇宙の旅じゃ……」
陸奥「……ジラーチもディアンシーも一緒に、じゃのぉ」
光り輝く無数の星を背に、
海援隊の船は再び宇宙の彼方へ進む。
二人とポケモンたちは、
新たな冒険へ向けての旅を、静かに、力強く踏み出した。
船が宇宙を航行する中、坂本はどうしても船酔いに悩まされていた。
彼の顔は青白く、体調が思わしくない。
普段なら強い体力と精神力で乗り越える坂本だが、今回はどうしても船の揺れに耐えられなかった。
坂本「……うっ、気持ち悪いな……」
坂本は寝室に横たわり、うつ伏せになったまま、
動こうとする力が湧いてこない。
その時、ジラーチがふわりと坂本の寝室に現れる。
ジラーチは普段から坂本をよく見守っているが、今回はその様子が気になったのか、
坂本の周りをぐるぐると回りながら、その小さな体を揺らし、何か言いたそうにしている。
ジラーチは坂本の顔を見つめ、
その小さな目でじっと彼を観察した後、首をかしげる。
ジラーチ「ジィィ…?」
ジラーチは坂本の近くに寄り、
その小さな手を優しく伸ばして、坂本の頬にそっとくっつけてきた。
坂本は、ジラーチが自分の頬にくっついてきたのを感じ、
目を開けて少し驚く。
その可愛らしい姿に、どこか安らぎを感じた坂本は、
少しずつ体を起こし始める。
坂本「ジラーチ……?」
ジラーチはそのまま、坂本の頬にくっついたまま、
嬉しそうにニコニコと笑い、坂本の顔を見つめている。
その温かい感触に、坂本の体調も少しずつ回復していくようだった。
ジラーチの柔らかな手のひらが、
坂本の心にも、体にも、静かな癒しを与えてくれている。
坂本「お前も、ほんと……よく分かってるな」
ジラーチはそれに応えるように、もう一度坂本の頬にくっつき、
そのままそっと横になって、坂本の体を温めてくれる。
坂本は、ジラーチの優しさに触れ、
顔をほころばせる。
坂本「……ありがとな、ジラーチ。
お前がいてくれて本当に助かるよ」
ジラーチは嬉しそうに、坂本の顔を見上げて、
その小さな体をふわりと揺らしながら、優しく微笑む。
坂本の顔には、いつものような強い意志と決意が戻り、
少しだけ元気を取り戻した彼は、再び宇宙の広大な景色を見上げることができた。
その後、ジラーチはしばらく坂本のそばで静かに寄り添い、
坂本もその優しさに身を任せながら、少しずつ回復していく。
船内は静かな雰囲気に包まれ、
二人とポケモンたちが、また次の冒険に向けて穏やかな時を過ごす。
ジラーチの小さな優しさが坂本の心にも体にも温かさをもたらし、
船内は再び平穏を取り戻すのでした。
坂本が船酔いで寝込んでいる間、
海援隊の船内では、いつも坂本が担当している書類関連の仕事が山積みになっていた。
普段から仕事の効率が抜群な陸奥は、
そんな書類の山を前に、軽く肩を回してから机に向かう。
陸奥「まっこと……あのアホは、こういう時に限って寝込むがじゃき」
と、いつもの落ち着いた口調でつぶやきながらも、
どこか呆れ半分、心配半分の表情。
そんな陸奥の隣に、
キラキラと輝く宝石のような存在——ディアンシーがぴょこんと座る。
ディアンシーは、坂本の様子が心配でいつもそわそわしていたが、
今は陸奥の仕事を見つめながら、目をきらきらさせている。
陸奥は、書類をまとめながら言う。
陸奥「ほんならディアンシー、これらぁ頼むき。
こっちは海運の契約書、こっちは補給の計算じゃ」
ディアンシーは嬉しそうに頷き、
自分の小さな手を使って、紙を器用に仕分けていく。
紙はディアンシーの手を触れるたび、ほんのりピンク色の光に包まれ、
きれいに揃って積み重なっていく。
ディアンシー「ディアァ……♪」
陸奥はその様子を見て、ふっと口元を緩める。
陸奥「おぉ、上手いもんじゃねぇか。助かるぜよ」
陸奥が数字を計算していると、
ディアンシーは横でキラキラと小さなダイヤを作りだし、
紙をまとめるクリップ代わりにして渡してくれる。
ディアンシー「ディアッ♪」
陸奥「ありゃ、こりゃ便利やねぇ。
坂本よりよっぽど手際えいがじゃない?」
ディアンシーは、誇らしげに胸を張る。
その光景はとても微笑ましく、
船内に柔らかな光が広がっていく。
ディアンシーが机の上を片付けている間、
陸奥は書類を閉じて、静かにひと息つく。
陸奥(心の声)「坂本……早よ治ってくれんと、
うち一人じゃ忙しゅうて敵わんぜよ。
……でもまぁ、ディアンシーがおるき、なんとかなるか」
陸奥はディアンシーの頭を軽く撫でる。
陸奥「ほんま、ありがとうな」
ディアンシーは嬉しそうに陸奥に抱きつき、
そのまま頬をくっつけてくる。
ディアンシー「ディアァ……♡」
坂本が安静にしている間、
船内では陸奥とディアンシーが見事なチームワークを見せ、
海援隊の仕事をしっかりと支えていた。
その光景はどこか家庭的で、
仲間としての絆の温かさが静かに船内に満ちていく。
坂本の体調を見に行った帰り、
ジラーチはふわふわと船内を漂いながら、
陸奥とディアンシーが仲良く仕事をしているのを見つけた。
大量の書類、ぴかぴかのダイヤで留められた束、
ディアンシーの楽しそうな動き。
ジラーチは一瞬で興味津々になり、
「ボクもやる!」と全身で言いたげに陸奥へ突進する。
ジラーチ「ジラァ!!(キラッ)」
クルクルと陸奥の周りを回りながら、
両手を胸の前でキュッと握りしめ、
「何か手伝わせて!」という目でじっと見上げてくる。
陸奥は一瞬目を丸くしたが、すぐに柔らかく笑った。
陸奥「おんしも手伝いたいがか?
……しゃあない、ほんなら少しだけ頼むぜよ」
陸奥はジラーチに小さな仕事を渡す。
陸奥「この書類の並びを、日付順にしてくれりゃええき」
ジラーチは胸を張って、
ジラーチ「ジラーッ!!」
と言うと、
金色の小さな手を掲げ、
青白い光をふわりと散らす。
その瞬間、紙の山はふわっと浮き上がり、
ジラーチの頭の周りを回転し――
ぱさっ
すべてが日付順に綺麗に整列して机に降りた。
陸奥は口元に手を当てて、
感心したように小さく笑う。
陸奥「こりゃまた……見事なもんじゃねぇか。
坂本んとこの子は、ほんま器用じゃ」
ジラーチは得意げにぐるんと一回転。
ディアンシーも「すごい!」と言わんばかりに拍手する。
ディアンシーは紙を束ねて可愛いダイヤクリップを作り、
ジラーチは書類を宙に浮かべて分類し、
陸奥はその間に難しい契約書の確認を進めていく。
ときどきジラーチは陸奥の肩にちょこんと乗って、
陸奥の顔を覗き込み、
ジラーチ「ジラァ?(これで合ってる?)」
と首を傾げる。
陸奥はその頭を軽く撫でながら、
陸奥「合っちゅう、合っちゅう。助かるわ」
と優しく答える。
ジラーチは嬉しくなって、
星屑のような光をパラっと撒き散らす。
船内はほんのり光に包まれ、
まるで小さな銀河みたいだった。
坂本が寝込んでいる間、
陸奥とディアンシー、そしてジラーチは、
穏やかで温かい時間を共有していた。
陸奥はふと天井を仰ぎ、ぽつりと呟く。
陸奥「坂本……安心せぇ。
お前さんの相棒らぁ、うちがしっかり見ちょくきね」
ジラーチとディアンシーは顔を見合わせて、
二人同時に陸奥へ寄ってくる。
陸奥の表情が、ほんの少しだけ柔らかくなった。
書類仕事を終え、
陸奥・ディアンシー・ジラーチが束の間の休息をしていると――
船内の扉が、ゆっくりと ギィ… と開いた。
やつれ気味だが、顔色が少し戻った坂本がふらっと姿を見せる。
坂本「う〜……なんとか……生き返った気がするわ……」
その声を聞いた瞬間、
ジラーチは電撃みたいな速さで反応した。
ジラーチ「ジラァッ!!!!!」
キラキラと光の尾を引きながら坂本の周りを猛スピードで周回。
坂本の頭・肩・胸の前をひたすらくるくる飛びまくり、
“おかえり!!” と全身で伝えてくる。
坂本は苦笑しつつも、その様子に目尻を下げた。
坂本「ははっ……そんなに心配してくれちょったんか。
ありがとのぉ、ジラーチ」
そんな微笑ましい光景を見ながら、
陸奥は腕を組んで歩み寄る。
陸奥「坂本。
ジラーチはな、さっき書類の仕分けを手伝ってくれちょったで」
坂本の目がまん丸になる。
坂本「なんと!? ジラーチが仕事を!?
……それは助かったのぉ」
陸奥はうっすら笑いながら、
陸奥「ほんま器用な子やき。
うちも正直、助かったわ」
ジラーチは誇らしげに胸を張って飛び回る。
坂本は手を伸ばし、
くるくる飛び回るジラーチをそっと抱き止める。
ジラーチ「ジラァ……♡」
坂本はその頭を優しく撫で、
頬をすり寄せるようにして微笑む。
坂本「ありがとさん。
お主がいてくれたから、陸奥も助かったんじゃな」
ジラーチは嬉しさで震えるほどニコニコ。
すると、
後ろで静かに見守っていたディアンシーが
「わたしも…」と言わんばかりに一歩前へ。
坂本は気づいて笑い、
坂本「おぉ、ディアンシーも立派じゃったろ。
いつも陸奥を支えちょる、えらい子じゃ」
そう言って、
ディアンシーの頭にポンと手を置き、
宝石のように輝く髪を優しく撫でる。
ディアンシーは目を細め、
ふわっと嬉しそうに光を放つ。
陸奥は見ていて思わず微笑む。
陸奥「おんし、ホンマに……ポケモンに好かれすぎやろ」
坂本「はっはっは、モテる男は辛いのぉ」
陸奥「……はいはい」
ジラーチは坂本の肩にしがみつき、
ディアンシーは陸奥の横に並んで立つ。
船酔いの名残がある坂本も、
二体のポケモンと陸奥のおかげで
柔らかな笑みを浮かべていた。
はいこんな感じです。え?マジで良くないですか????
本当にお気に入り過ぎる、このお話、マジでChatGPT君優秀過ぎる!!
ではばいちゃ~
次回→神楽ちゃんがポケモンコンテストに!?
コメント
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銀は2回言うとギンギンって言うんだよね👍