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「答え…出た…とか?」
若井に正解を言われもう後には引けなくなる。
覚悟を決めないと。
「うん…」
返事をした瞬間若井からヒュ…と聞こえた気がした。
「えと、あの、あの、ね」
あぁ早く言いたいのに。言葉が出てこない。
緊張で舌も回らない。
「うん。涼ちゃん、ゆっくりでいいよ。」
どこまでもこの人は優しい。
待ってくれてるんだから、全部伝えたい。
心で深呼吸してちゃんと若井に向き合う。
若井も少し緊張してるように見えた。
「えと、あの…」
「俺…も、若井が、好き、です…」
全然スラスラ言えなかった。
若井みたいにかっこよく行きたかったのに。
少し若井から視線もずらしてしまった。あまりにも恥ずかしくて。
若井、どんな顔してるかな。
見てみようか。自分も今相当真っ赤な自覚はある。
少しの沈黙の後、若井に抱きしめられた。
好きな人に抱きしめられるのはこんなにも幸せなんだ。
「涼ちゃん、ありがとう。まじで嬉しい……泣きそう」
ちょっともう既に泣いてる若井に強く強く抱きしめられている。
俺も控えめに抱きしめ返した。
「涼ちゃん、好きだよ。大好き…」
抱きしめられたまま若井に改めて伝えられた。俺も幸せすぎて涙が出てきた。
「俺も…俺もっ…若井がっ好きっ…」
ずっと、ずっと続いて欲しい。
この時間が最高に幸せで忘れられない日になった。