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昨夜の_確か拾参時頃。
あれは、見回りしてた時、何が者影が見えたような気がした。
気になって 周りを散策してみる事にした。
探し始めてから、壱時間がたったくらいだろうか。
遠くで1つの小屋が見えた。
中に入ってみると、そこには 薬や、大きな椅子 絵画も飾られていた。
了孞が驚いたのは2つ。
まず、絵画に自分が描かれていた事だ。
こ の国では一般的には千国王が描かれている事が多い。
そんな中、自分が描かれているのを見るのは初めてだった。
大体の絵画は、とても美化されて描かれたいるか、とても非的に描かれているかだ。
だが、了孞が見たその絵画は、美化しずぎとも言えず、非的に描かれているとも言えない。
了孞そのものによく似ていた。
そして2つ。
奥の薄い幕の後ろに椅子が1つあった
その椅子に誰かが座っていた事だ。
目は瞑ってはいるものの、彼の美形さが見て取れる。
スラッとした輪郭。長細い指。 綺麗な肌。 長いまつ毛。 豪華な衣を纏ったその姿に、とても見惚れた。
が、鼻がよく聞く了孞はある事に気がついた。
これは、上段の鬼である事に。