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こ れ は … ま ず い
了孞1人では、上段の鬼に勝てる程の実力はない。
1人で相手できるのは、せいぜい上段
2仇だろう。
ただ、きっと この鬼は上段1仇だ。
今 な ら ま だ 、 逃 げ ら れ る か も し れ な い 。
そう思った。 だが、ここで逃げては、五代術軍としての威厳に傷がついてしまうのでは…
そして、もしここで少しでも傷を与える事ができれば、1人の1仇鬼を退術する1歩に繋がるかもしれない。
そんなことを色々思い悩んでいると、
椅子に座った、美男は目を開いた。
嗚 呼 、こ れ は ど う し た も の か
目が合った。
男の目は冷酷であったが、どこか…
暖かさが感じ取れた。
そしてそっと了孞に手を伸ばし、一言放った。
「そなたは五代術軍、了孞か?」