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藤澤side
明かりのない部屋で1人
自分は何のためにいるんだろう?
エゴサをすれば、傷つくだけ
「もとぱだけでいい」
「キーボードいる?」
「キーボードの人嫌い」
気にしないでって言うけれど
知らずに言われてるほうがキツイから
そうだよね、僕なんかいらないよね
みんなが求めてるのはもとぱでしょ?
僕がいなくても誰も気付かないよ
前までは「大丈夫、」って言い聞かせたけど
もう、疲れちゃった
誰かに認められたくて
求められたくて
精一杯頑張って来た
元貴も滉斗も優しくて、大好きだけど
その優しさの反面、本当はどう思ってるんだろうって不安になって
そんなことないって信じたいのに信じれない自分が嫌で
情けなくて
悔しくて
r「もう、やだなぁグスッ」
r「なにができるのかな」
r「大丈夫、だよね、」
ピーンポーン
今の時間は深夜1時
こんな時間に誰が来たのだろうか?
ガチャッ
m「あ、りょうちゃんっ僕!」
h「俺もいるよ〜」
r「2人ともどうしたの…?」
m「あのね?りょうちゃん思い詰めてないかな?って思って、」
h「そんで、来ましたっ」
r「ッ大丈夫だよ!」
m「ねぇ、泣いたよね?目、赤くなってる」
r「えぇ?涙出てる?」
h「りょうちゃん、隠さないで?話して?」
m「家、入ってもいい?」
r「うん…」
トタトタトタ
m「りょうちゃん、どうした?」
r「僕って」
r「僕って、ミセスにいらないよねっグスッ」
r「元貴みたいに演技上手くないし、」
r「若井みたいにMCなんてできないしっ」
r「みんな、もとぱが好きなんだよね、グスッ」
m「ごめっ、気付けなくてっ」
h「もとぱ…か、」
m「ミセスにはりょうちゃんが必要だよ?」
m「りょうちゃんしか、いないから」
h「りょうちゃんは、良い人すぎるよっ」
m「映画なんて出れなくていい、MCだってしなくていい、」
m「その分、人一倍優しくて、」
h「自分より周りを見てて、」
m「みんなに寄り添ってあげられる事は、凄い事だから、」
r「グズッ」
r「ヒクッもう、ズビッ誰からも求められてなくてっ、居場所なんて無いって思ってっ」
m「大丈夫、もし世界中の敵に回されても絶対居場所はここにあるから、」
h「俺らでいつでも待ってるから」
h「怖くて仕方なくて、苦しくて、寂しくて、嫌になったら、言ってね?」
h「離れないし、ずっと抱きしめるから」
m「いいの、吐き出して、ためちゃだめ、無理に大丈夫って思わなくていい。」
r「グスッいいのっ?ヒクッ『助けて』って言っていい?ズビッ」
m「もちろん。」
h「おいで?」
ギュッ
r「ひぐっ ゔぁぁん」
r「たすっ グズッ けでっヒクッ」
r「怖いっグズッ」
m「スゥッ」
m「今日もあなたは一生懸命頑張りすぎたね」
m「でも、だれも褒めてはくれないのに寂しさを覚えてるね」
h「♩ー*♪♬」
r「グズッ」
m「大丈夫この歌はあなたを救いに来たヒーロさ」
r「元貴っグスッ若井っ」
m「りょうちゃん、大丈夫1人じゃないから」
h「見逃してただけで、りょうちゃんを求めてる人はたくさん居る」
m「居場所だってここにある」
m「だからね、自分を責めないであげて?」
h「りょうちゃんを、りょうちゃんが愛して、ね?」
r「うんっグズッ」
野に咲く花もいつかは枯れて
大地の一部になるからさ
ずっとこのまま
手を握っていたいなぁ
幸せに気づけてればいい
たいせつな夢ならほらここにある
だいすきな家族もほらここにいる
同じ時代を生きてる皆と
寄り添いたい毎日さ