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sn×hk です
sn→『』
hk→「」
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hk side
俺には最高に優しくて可愛い恋人がいる
まぁ、可愛いといっても男で
傍から見たらかっこいい系なんだろうけど
なんていうか、顔も可愛いし、
行動も犬系!って感じで正直めっちゃ可愛い
あー、早く会いたいな
「あ、!」
会いたいななんて考えてたら、
仕事終わりの慎太郎が歩いてた
思いがけない幸福に心が踊る
『あ、北斗だ!』
「しんたろ、仕事は?」
『今さっき終わったとこだよ!』
「この後は?」
『オフ!一緒に帰ろ!』
「うん!」
俺と慎太郎はアイドルをしてて
同じグループのメンバー
ステージ上の慎太郎はすごいかっこいい、
でもグループ内で一番年下だから、
末っ子って感じの慎太郎も可愛いんだけどね
『北斗?どうしたの?』
「ぁ、なんもない、考え事してた笑」
『そう?あ、てか今日どうする?』
今は半同棲中
だから今日はどっちの家?っていう相談だろう
「んー、俺ん家来る?」
『行く!こっから近いし』
「片付けなきゃ笑」
『俺が片付けてあげる!笑』
「それ意味ないじゃん笑笑」
そんな会話をしながら歩いていると俺の家についた
ガチャッ
『ただいまー』
「おかえり笑」
『北斗もおかえり!』
「ただいま!」
何気ない挨拶をしてから家に入り、手を洗う
改めてみたら、慎太郎の手は男っぽくてかっこいい
慎太郎の男らしい手を自分の手でなぞる
『なに、どうしたの?』
「ぇ、んや、慎太郎の手ってかっこいいよね笑」
『そぉ?笑』
『北斗はなんていうか、スラッとしてるよね』
「そうかな?普通じゃない?」
『アイドルって感じの手笑』
「なにそれ、笑」
慎太郎の手が俺の手を握った
それに対して、俺も彼の手を握り返す
すると、唇と唇が触れた
「ん、っ、きゅう、すぎ、///」
『いいじゃん減るもんでもないし!』
「そうだけどさぁ、」
「心の準備さしてよ笑」
『むり、北斗が可愛いのが悪い』
「可愛いのは慎太郎の方でしょ」
『わかんねぇ、!』
「おい、分かれ!笑」
また唇が触れ、今度は舌が入ってくる
こういうことをするとき、
慎太郎はどこか慣れている雰囲気を醸し出していて
少しだけ、やきもちを焼く
「ん、ぅ、」
『ねぇ北斗、』
「なに」
『今日しよ』
「ぅ、いいよ、?//」
俺からは恥ずかしくて誘えない
でも慎太郎が誘ってくれるから、俺はそれに応えて返事をする
慎太郎はムードを作るのが上手だ
誘われるごとにつくづく、慣れてんな、なんてことを思う
今までも、いろんな人と付き合ってきたんだろうな、
そんな事を考えだしたら止まらなくなってしまう
ただの被害妄想
実際に彼がどんな人と過ごして
他の誰かと、どれだけの時間を共有したかなんて
俺が知る由もないのに
だからネガティブ思考になったときは
今付き合っているのは俺、大丈夫
なんて、心の中で呟く
たまに声に出ちゃうこともあるけど
それだけ、慎太郎のことが本気で好きなんだ
『可愛い』
あぁ、好きだ
彼に褒められるたび、話しかけられるたび
何をされたってときめいてしまう
メンバーにも嫉妬するし
これじゃ、だめだよな、なんて思うけど
今日もまた、嫉妬してしまった
「可愛くないってば笑」
俺が考えていることがバレないように
バレないことを願って
そっと、口づけをする
慎太郎は照れたように笑っていた
・・・・
夜、薄暗い部屋の中で慎太郎は俺に甘い言葉をかけてくれる
いろいろなところに口づけされたり、舐められたり
なんだか犬にでも襲われている気分
けどそんな事を言ったら慎太郎は拗ねてしまうだろう
はたまた、もっと激しく抱いてくれるのだろうか
淡い期待が浮かびつつも、口には出さない
『北斗、好き』
「ん”ぁ、っ、俺も、好きだよ、っ」
それはこんな甘い時間が続くことを願っているから
言わなかったけど、俺は俗に言う受けだ
恋愛経験も少ないし、男としてのプライドとか、どうでもいい
慎太郎に抱かれるなら本望だ
慎太郎は俺のことを優しく抱いてくれる
女でもないから、もっと激しくしても大丈夫なんだけどね
でもそんなところもやっぱり大好きで、
俺を大切にしてくれてることがわかって嬉しい
その夜は、溶け合った体温がいつまでも、消えずに残っていた
・・・・
朝になって、ようやく自分が昨日、寝てしまったことを自覚する
隣の慎太郎に礼を言うついでに起こそうと彼の方を見ると
なんだか、いつもの彼ではない気がした
「しん、たろ、?」
声をかけてみた
いつもの慎太郎と確実に違う点、
それは、耳が生えていることだった
可愛い、そんな感情を押し殺して恐る恐る、彼の頭を触る
もふもふで、ふわふわで、茶色で
丸っこい形をした、いわば熊のような耳がついてる
『ん”、ほくと、おはよぉ、』
「おはよ、」
困惑しながらも、挨拶をする
すると彼の表情からも困惑の色が見え始めた
『え、北斗、』
「ん、?」
『その耳何、?』
「え、 、?」
俺にも耳がついているのか、!?
驚いて、立ち上がろうとすると
動かした手が、もふもふとしたものに当たった
「え、」
自分の後ろの方を見ると
犬のしっぽ、らしきものが見える
「え、なにこれ」
『北斗可愛いね』
「いや、え、あ、えぇ、?」
『わんちゃんだぁ、』
慎太郎はまだ寝ぼけているのだろうか、
それとも、カチューシャか何かだと思っているのだろうか
あまりにも他人事だ
「慎太郎も、熊の耳ついてるよ」
『うそ、俺熊?』
「ほんと、鏡みに行こっか」
『うん』
立ち上がって洗面所に行く
やや腰が痛い気もするが、今はそんなことはどうでもいい
二人並んで、鏡に映る
「え、 、 、」
『うわまじで、』
間違いない、やはり犬だ
慎太郎の方もかなり戸惑ってるみたい
いや、戸惑うのも当たり前だよな、
「えぇ、どう、する、?」
『今日しごとある?』
「俺はオフだからいいけど」
『俺、あー、雑誌、ならどうにかなるか、』
「樹とだよね」
『うん』
こんな可愛い慎太郎、俺以外に見せたくない、
「えっと、気を付けて、ね、?」
嫉妬心からテンパって、謎の言葉が出てくる
慎太郎は、
『何にだよ笑』
なんていって、笑ってくれた
けど、やはりメンバーに見せるのか、と思うと
気が気でないし、ついていきたくなってしまう
「慎太郎、可愛い」
『やっぱわかんねぇなぁ笑』
continue…
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