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「?、、、てか、アホ兎ってなんですか⁉」


正気に戻り、笹塚さんを見る。

笹塚さんは、私を見てニヤッと笑う。


「そのまんまだ。アホで、兎みてーな身長してんだろ」


「そ、それどういう意味ですか、、、身長はコンプレックスなんです‼」


言った後に、ハッとなる。

私は、自己肯定感バリ高の自意識過剰女なのに()

こんなこと言っちゃ、本当は自己肯定感めっちゃ低いのバレちゃうよぉ、、、。


「君って、本当は自己肯定感低い?」


白石さんが、私をジロジロと見てくる。

その眼にドキッとして、冷や汗が頬をつたう。


「え?自己肯定感高々ですよ〜、ちゃんと自分を褒めてあげなきゃ☆」


少々キツイだろうか。

相手は、あのプロファイラーだしバレるか、、、?


「そっかー。俺、君に少し興味がわいたよ、、、色んな意味でね」


ゾクッと、背筋が凍った。

この人は、やっぱり要注意人物だ。

、、、〝色んな意味〟でね。


「白石、そこまでにしてやれ。雪梅が困ってる」


そこで、柳さんが助け舟を出してくれた。

内心、ホッとした。

だって、これ以上白石さんに何か言われたらうっかり口が滑りそうだ。





【______の為に、前世の情報を頼りに自分を偽ってる】





ってね、、、。



ー後日‹新宿:街›ー


ー探偵事務所でなんやかんやあってから、数日。

私は、いつも通り一般人を装ってアドニスの仲間らしき人は居ないか探している。


「、、、あれ。兎さん?」


肩に手を置かれ、聞き覚えのある声が後ろからした。

振り返ると、予想通り〝岡崎〟さんが居た。


「岡崎さん、、、。偶然ですね」


そう言い、微笑む。

が、本当に偶然かは分からない。

なんせ、相手は気配をいくらでも消せるSPなのだから。


「兎さん、今日は仕事休みなの?」


あれから、私は岡崎さんに兎さんと呼ばれている。

何だか、可愛いしあまり抵抗はない。


「仕事、ですか、、、」


絶賛、今仕事中デス。

私の素性くらい調べていると思うが、流石に自分から正体を明かすわけにはいかない。


「今は、小休憩中で少しここら辺でぶらぶらしていたんです」


ちょうど、今は10時半頃だし小休憩といっても違和感は無い、、、はず。


「そっか〜。でも、そろそろ終わちゃっうんじゃない?」


「あー、、、確かにそうですネ」


この人は、いつから私を見つけていたんだ。

何だか、少し嫌な予感がする。


「じゃぁ、仕事場所まで送るよ」


ほらぁ、、、。

それに、ニコってしないで、、、全部計算されてたのかって思っちゃうからぁ。

雪梅李菟、早速大きな壁にぶち当たってしまったようです、、、(諦)


















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*_一番星を演じる警察官_*

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