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ruwn
ウェンを善がらせること早数十分。抱き止めていた腕をやっと離してやれば、ぽふりとウェンは力なくベッドに横たわる。
全身に赤みが差していて、体全体で呼吸する姿が愛おしい。汗と体液と俺の唾液に塗れて非常にエロい姿は俺の中の何かを満たし、刺激する。
ウェンは想像以上に善がりまくっていて、触れるたび舐めるたびに体を震わせて甘い声を出していたことを思い出す。
普段は昼空みてえな眩しい真っ直ぐな瞳が快感で溶けて潤んでいたのは、正味クるものがあった。そのせいでほんの少しイジメ過ぎた気はしなくもねえが…。
「ウェン、大丈夫か」
ベッドに身を投げ出し、既に肩で息をするウェンに、汗ばんで少しへたった癖毛を撫で、触れるだけのキスをしながら聞く。
こんなにバテていて、この先までしっかりウェンの体力は続くだろうか。
最後までしてえとは思うけれど、ウェンに無理させてまでやるのは絶対に違ぇから。ちゃんとウェンの気持ちがある上で抱きたいと思う。
「ン…ろ、きゅん、?」
「おい、ロウきゅんって呼ぶな」
「んあっ、っ…はふぅ、ん」
コイツ…ロウきゅん呼びしやがった。
仕返しに軽く肩を噛めば、刺激に弱くなっているのかそれにも喘いで反応する。薄くついた歯形をなぞり、そのまま首筋まで舐め上げる。
目を閉じて僅かな快感に感じ入る姿がなんとも扇情的でまたいじらしい。
じれじれとウェンを可愛がり続けたい気持ちもありつつ、そっとウェンの尻に手をかける。
「ウェン…いいか?」
尻に熱い手がかかる。
僕の意思がなかったとしても、コトに持っていくことはできちゃうのに。はやくヤりたいと思っているだろうに、君ってばほんと、優しいなあ。
欲望を何十もの僕への優しさと愛で包み込んだ声色に、瞳に胸がきゅんとした。
「いいよ、はやく、おいで」
全部受け止めるから、と抱きしめ、自ら足を開けばロウがごくりと唾を飲み込む音がした。
尻に垂らされたローションはあったかくて、またきゅんとして、そして準備の万端さにちょっと笑ってしまう。
それからちゅっと唇にキスを落とされて、穴に指があてがわれた。
「指、挿れるからな」
ロウがそう言うと、つぷりとロウの細い指が尻に侵入してくる。ローションをたっぷり纏った指は、やわやわと壁を揉みながら迷うことなく前立腺へと辿り着いた。まだ控えめな僕の前立腺でも、指で緩く撫でて押されただけで頭が弾けそうなほどの刺激を拾う。
前後不覚に陥り、息が苦しくて何が何だかわからなくなって、思わずロウの頭をぎゅっと強く抱きしめれば、安心させるようなキスが降ってくる。
「んぁむ、はふ、っン、あぁっぅ、んふぅ、」
長いこと深いキスに翻弄されていた間に尻の中の指は2本、3本と増やされて腸壁を押し広げるようにしたり、3本の指で前立腺を刺激するように蠢いていた。
ぐちゅぐちゅという水音と息と喘ぎ声が部屋にこだまし、淫靡な空気を生み出す。一瞬その音の発生源が自分であることにとてつもなく恥ずかしさを覚えるものの、断続的に与えられる強い快感によって塗り消されていった。
「ウェン、一回イっとこうな」
「はぁゔっ!?」
まだ一度も触れられていなくても存在を主張していたモノを突然握り込まれ、その強すぎる刺激に全身が粟立つ。そのまま前後から暴力的とも言えるほどの快感を送られてしまえば、すぐに射精感が込み上げてくる。
「へはぅっ、だめだめだ、めぇ、!っや、こやろ、でちゃぅぅ、!っっーーー!」
前も後ろも的確にイイところを責められ、ぴしゃりと呆気なく精を吐き出してしまう。
モノから手が離されるのと一緒に後ろから手が抜けていくのがなんだかとても寂しくて、ついロウの手をきゅんっと締め付けた。