テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
###番犬くんと優等生###
<第十二章> プライドの瓦解
“押し寄せる快感”
春夜の必死の抵抗は、もはや意味をなさなかった。龍崎と流風、二人の支配者は、春夜の身体の弱点を知り尽くし、巧みに攻め立てる。手足は手錠で固定され、身動き一つ取れない春夜は、彼らの手の中でただ快感に悶えるだけの存在へと堕ちていく。
「んんっ……あぁっ、やめ、ろ……っ、ふぅっ……」
春夜の口から漏れるのは、もはや怒鳴り声ではない。喘ぎと呻きが混じり合った、情けない吐息だけだ。龍崎の指が、春夜の性器を撫で上げ、先端をそっと押さえつける。その圧力に、春夜の腰がビクン、と大きく跳ねた。
「どうです、春夜君?もっと欲しいでしょう?」
龍崎の声は、春夜の苦痛と快感が混じり合った表情を見て、愉悦に満ちていた。
「はぁっ……や、やめろっ……、あぁ、くるしっ……」
流風の指が、春夜の敏感な突起を優しく、しかし確実に刺激する。
「春夜くん、正直になると、こんなにも可愛いんだね。もっと声聞かせてよ、ね?」
流風の甘い声が、春夜の理性をさらに麻痺させる。
ジュワッ、ジュワッ、と春夜の身体から、快感に濡れた粘液が滲み出る。指が動くたびに、ピチャ、ピチャ、と湿った音が部屋に響いた。春夜は顔を歪ませ、瞳をきつく閉じる。プライドが、音を立てて砕け散るのを感じた。
「ぁ……っ、んんっ……だめっ……」
快感の波が、春夜の全身を何度も打ちつける。ズン、ズン、と股間の奥が痺れるような衝動に襲われた。龍崎と流風は、春夜の身体の反応を正確に見極め、絶妙なタイミングで刺激を与える。春夜の喉から、今まで聞いたことのないような甘い声が漏れ出し始めた。
「んんっ……ひぁっ……、あ、あっ…!」
快感の波は、ついにピークに達しようとしていた。身体が大きく震え、春夜は全身の力を込めてベッドを軋ませる。
「……っ、ぁあぁあ!」
春夜の口から、快楽に支配された絶叫が漏れ出した。頭の奥が真っ白になり、意識が飛びそうになる。しかし、その瞬間、
サッ、と二人の手が春夜の身体から離れた。
快感の絶頂から、奈落へと突き落とされるような感覚。身体中に残る熱い衝動が、行き場を失って暴れ回る。春夜の喘ぎ声は、途中で途切れて苦しげな呼吸に変わった。
「……はぁ、はぁっ……ぁ、ぁ……っ、なんで……」
春夜の瞳には、混乱と、満たされない焦燥が浮かんでいた。
龍崎は、汗で光る春夜の肌を見下ろし、満足げに微笑んだ。
「まだですよ、春夜君。僕が『良い』と言うまでは、終わらせません」
流風もまた、息を切らす春夜の姿を見て、歪んだ笑みを深くした。
「ふふ、そんなに焦ってどうするの?これからが、本番だよ?」
再び、二人の手が春夜の身体を捕らえた。龍崎の指が、春夜の最も敏感な部分を再び攻め始める。ジュク、ジュク、と水音を立てながら、容赦なく快感を煽る。
「んんっ……あ、あっ……またっ、ふぁっ……ぁあぁっ!」
春夜の身体は、一度味わった快楽をさらに深く求めるかのように、敏感に反応する。脳髄が痺れ、意識が朦朧とする。指が擦れるたび粘りつくような音が響く。春夜の腰が、グン、と浮き上がる。
「ぁあっ……もっと、ぁあ……っ、くるっ、るっ……!」
もう限界だ。全身が電流に貫かれたように震える。春夜は、龍崎と流風の顔を見上げ、その瞳に懇願の色を浮かべた。
だが、その寸前で、またもやピタッと手が止まる。
「ぁ……あ……ぁ、っ」
春夜の叫びは、虚しく空気を掻きむしった。全身の力が抜け、ガクン、とベッドに沈み込む。満たされない衝動が、身体中で暴れ回る。
休む間もなく、二人の手が再び春夜の身体を責め立てる。龍崎の指が、春夜の先端を弄び、快感を高めていく。クチュ、クチュ、と艶めかしい音が響く。流風は、春夜の敏感な場所に舌を這わせ、その熱で春夜を苛んだ。
「ひぁっ……っ、な、なんで……ぁっ、そこ、はぁっ……やめてっ、」
春夜の理性が、快楽の波に呑み込まれていく。勝手に、背中が反り返る。喉の奥から、ヒュッ、と引きつったような呼吸が漏れた。視界が白く点滅し、もう何も考えられない。イく。そう確信した瞬間、
またしても、完璧なタイミングで二人の手が離れた。
「……っ……ぁ……ぅ、あ……っ、」
春夜の全身は痙攣し、ベッドの上で大きく震える。呼吸は乱れ、その瞳からは生気が失われかけていた。空っぽになった身体と、満たされない欲求が、春夜をさらに深く絶望の淵に突き落とす。
「さあ、春夜君。まだ行けますよ。僕たちに、もっとあなたの声を聞かせてください」
龍崎の声が、春夜の苦痛に満ちた耳元で囁かれる。
「ほら、春夜くん。もっと、欲しいんでしょう?」
流風の指が、春夜の太腿をなぞるように撫でた。
再び、快楽の波が押し寄せる。春夜の身体は、もう拒否することすらできない。龍崎と流風の指が、容赦なく春夜の敏感な部分を刺激する。ネチャ、ネチャ、と濡れた音が、春夜の意識をさらに深く快感の底へと誘う。
「んんっ……ふぅっ、あっ……もっと……っ、あ!」
春夜は、もはや自分が何を叫んでいるのかも分からなかった。ただ、身体の奥底から湧き上がる衝動に身を任せるしかない。頭の中が真っ白になり、意識が遠のく。このままイッてしまいたい。そう願った、その瞬間――
手が離れた。
「っ……あ……ぁ……ぁああああっ……く、そ……っ」
春夜は、苦しげに喘ぎながら、無意味な罵倒を吐き出す。しかし、その声は、もはや力なく、消え入りそうだった。精神は限界に達し、彼のプライドは完全に砕け散っていた。
「さあ、春夜君。これで最後です」
龍崎の声が、まるでとどめを刺すかのように響く。
「最後の最後まで、僕たちに全てを見せてごらん?」
流風の声も、春夜の脳を支配する。
二人の手が、春夜の身体を容赦なく、そして最後の力を振り絞るかのように、快感の極限へと誘う。粘液が絡み合う音が、春夜の鼓膜を叩く。
「ぁ、ぅっ、は…や…っぁあ…」
春夜の声は、掠れて出ていなかった。全身がのけぞり、絶頂へと向かう。視界が真っ白に染まり、身体中の細胞が爆発するような感覚に襲われる。
そして、その瞬間――。
サッ、と二人の手が春夜から離れた。
春夜の身体は、快感の残滓で熱く震えながら、まるで命が尽きたかのように、ダラリ、とベッドに投げ出された。呼吸は途切れ途切れで、瞳は虚ろに天井を見つめている。彼の精神は、完全に破壊された。プライドは、粉々に砕け散り、もはや何も残っていない。彼の身体も心も、二人の支配者によって、深く、そして完全に染め上げられていた。春夜は、もう何も考えられなかった。
みなさんのおかげでフォロワー30人行きました!!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ありがとうございます♪
ではまた次回!
next→♡2000