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──────いえもん視点──────

道案内を済ませた後、みんなとワイワイゲームをする。その後は夕食を食べ、お風呂に入り、眠りへとつく。明日は村の復興を手伝うため、相当な体力が必要だ。早めに寝るべき、そう判断し、さっさと寝つく。



「あ、こんにちは…いや、こんばんは…かな?」


目を開ければそこには俺そっくりな姿をしたノイズがいた。それを見て、一瞬驚くが、すぐに夢であることを自覚する。何回みてもこの光景になれることは無い。その度にバクバクと心臓がなり、猫騙しにあったかのように体が一瞬硬直する。


「あ〜…こんばんは?」


一応俺も挨拶を返す。少し不自然な笑みを浮かべてしまったが、そこは許して欲しい。自分自身と話すような体験はあまりしたことがない。まあ、だいたいの人がそうだろうが。


「復興しに行くんだっけ?村の名前は?」


それを聞いてどうするんだ、という疑問を飲み込んで俺は記憶を手繰り寄せる。たしか…


「シルワ…村ですよ?たしか…」

「シルワ村…?シルワ村!?」


ノイズは考える素振りをした後、驚いたような顔で俺をみてくる。別に珍しい名前でもないとは思う。そのため、なぜそこまで驚かれているのか分からない。

俺はその理由について尋ねる。


「そこまで珍しい名前でもないですよ?なんで驚いてるんですか?」

「いや…行ったことがある村の名前だったから。」

「え!?」


想像の斜め上の返答に俺は驚く。そもそもノイズが自由に動けることに驚く。しかし、その疑問に気づいたかのようにノイズは否定する。


「いや、この体から離れることは出来ないよ。なんというか…うーん前世の記憶的な何かだと思って欲しい。」


なるほど、なんて思えず、俺の頭の中にははてなマークでいっぱいになる。前世、なんて言葉を俺は聞いたことがないからだ。俺には理解することが出来ないのだろう。そう思っていたらノイズがまた説明してくれる。


このことはメモを残しておく。しかし、夢の中でメモをしても無駄だとは思うが。


前世とは?

⋯前世とは、ある人生を起点として、それより前の人生のことを指す。つまりは、死ぬ前の人生ということだろう。

その時の記憶を持っている、ということだろう。こんなにも丁寧に説明してくれたのに、俺は少ししか理解することは出来ない。


「つまり、ノイズは1回死んでるってことですか…?」


俺の言葉にノイズは力無く頷く。この時、俺はノイズの何かを理解した気がした。言葉にはできない、形もない、ただ、何かを──────


「まあ、その話は関係ないんだよ。問題はその村の子達だ。」


ノイズは明らかに話をそらす。あまり聞かれたくないのだろう。そこまで空気が読めないやつでもないため、俺はノイズの話に付き合う。


「村の…人達ですか?」

「うん…。特に……ビビ……。ビビ・コバルデ…懐かしいな〜まだ、生きてたんだ。」


ノイズは感傷に浸るかのように笑っているのに、暗い表情を浮かべる。

ノイズはビビさんのことを知っているのだろうか、そんな疑問をこぼす。


「ノイズは…知ってるんですか?ビビさんのこと。」

「知っているというか…ビビってさ、俺が助けた子なんだよね。」


またまた衝撃の事実。夢なのに疲れる、なんて矛盾を今体験している。夢でなぜこんなにも驚かなければならないのか、そんな疑問はさておいて、俺は会話を続ける。


「いや〜あんなにビビりなのにまだ生きてたのかwエルフすごいな〜。」


なかなかにノイズのキャラ崩壊がすごい。しかし、怖くてその原因を聞くことは出来なかった。そもそもビビさんは人間だと思っていたので、エルフってことにも驚く。言われてみれば髪によって耳は見れなかった。そもそも魔法で隠されていると思うが。まあ、これは起きたら確認しよう。


「ビビさんと仲がいいってことでいいんですか?」

「んぇ?あ〜…まあ、友達くらいには仲がいいよ?忘れられてるかもしれないけど…」


そんな寂しそうな表情をうかべる。なんだか情緒不安定なノイズに俺は少し寒気がする。いつものノイズでは無いのではないか、なんて思い始める。まあ、俺の考え過ぎだろう。


「まあ、ビビによろしく言っておいて。と、言っても信じないだろうけど。

──────それじゃ」


ノイズがその言葉を言った瞬間、俺の視界がぼやけ、ガクリと膝をつく。そのまま俺の意識が暗転する。





「はッ──────ッ」


がばりとベッドから飛び起きる。久しぶりに夢を見た気がする。最近ノイズと話す機会はなかった気がするがあんな性格だっただろうか、それに前世って──────

夢であったことを急いで現実でもメモをとる。忘れない為に。忘れる前に。


メモを取り終わる。パジャマから戦闘服へと着替える。と、言ってもパーカーに灰色のローブを羽織るだけだが。胸元には魂のような形をし、青白い光を灯したブローチのようなものが怪しく輝く。


「頑張りますか──────」






























ここで切ります!遅くなりました〜!

明日から投稿しません!来週の木曜日まで一切浮上しません!スマホを完全にシャットダウンさせてもらいます。

私情で申し訳ないです…。こうでもしないと勉強しないので…。テスト期間が終わればまた毎日投稿に戻しますのでご安心を。

そろそろ終盤に差し掛かってきました。つたない文章ですが、お楽しみにいただけると幸いです。


それでは、またテスト後に会いましょう。


おつはる!

一明日を見るためにー

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