皆さんこんにちは!
またINIの短編ですが、是非読んでください!
今回はノンリアル設定です。
苦手な方は🔙お願いします!!
設定
藤牧京介→高校2年生
〇〇→高校2年生
〇〇side
「好きだよ、京介」
そう君に伝えてもYESもNOも返ってこない。
京介「はいはい、ありがとな」
いつも通り、そう返ってくる。
きっとこれは、京介の優しさだ。
NOと言えば今の関係はなくなる。
ずっと一緒に、2人でいた。
私ももちろん、この関係が無くなるのは嫌。
けど、自分の気持ちに正直になりたかった。
京介「何ぼーっとしてんの。」
「あ、ごめん」
京介「なんか悩んでんの?」
そうやってまた優しくする。
だから私は、永遠に京介から離れられない。
「京介の歌声、聞きたいなーって」
京介「なに、そんなこと考えてたの?」
「そんなことって何よ」
京介「言ってくれれば歌うのに」
「京介の歌声好きなんだよなー」
「もちろん、全部好きだけどね!」
京介「はいはい、もうわかったって」
「私はずっと真剣なんだよ?」
京介「俺と居すぎて俺しか見えてないんだろ」
「だって、京介しかいないもん」
京介「はいはい、」
「で、何歌って欲しいの?」
誰も居ない公園で京介の歌声を 聞く時間が好きだった。
「HYの”NAO”」
京介「好きだよな、この歌」
「好きだよ、」
だって、私みたいだから。
“あなたの声があなたの顔が忘れられなくて”
“2人歩んだ日々は私を1人弱くする”
京介の歌声が忘れられなかった。
“言葉ひとつそれだけでいいのに”
“どちらとも言わないあなたを”
“離したくはない離れたくもない”
“他の誰かいても”
京介に好きな人がいるのは知っていた。
だから私にYESと言う日は絶対に来ない。
でも、京介を離したくなかった。
“あなたが想う人は世界でたった1人だけ”
“あなたが好きなあの娘になって聞いてみたい”
“「好き」と言われることが どんなに幸せか感じたい”
京介の好きな人か私なら良かったのに。
何度もそう思った。
京介からの”好き”を聞いてみたかった。
“諦めたくなっても
あなたまたホラ、優しくするでしょう”
“同じ気持ちじゃないなら そんな言葉や態度なんていらない”
何回も諦めようと思った。
でも、その度に優しい京介を思い出す。
好きじゃないなら、振って欲しい。
そう思うけどどんな形でも隣にいたい。
京介「どう?笑」
「最高、めっちゃ」
京介「良かった」
「でも、この曲切なすぎじゃね?」
「切ないよね、ほんとに」
京介「〇〇はもっと明るい曲が会うのに」
「だって、私みたいなんだもん」
京介「この曲が?」
「うん」
「ずっとしてるもん、大きな片思い」
京介「〇〇にはもっといい人がいるよ」
「私は京介がいいの」
京介「てか、〇〇も歌ってよ」
「あ、話し逸らした」
京介「逸らしてねーよ」
「京介のケチ」
京介「ケチで結構です」
「だから、歌って」
「いいけど」
京介「いいんだ笑」
「何歌って欲しいの?」
京介「YOU IN」
「やだよ、あれムズいじゃん」
京介「いいでしょ」
「俺だって歌ってあげたじゃん」
「はいはい」
そう言って私はINIの”YOU IN”を歌った。
京介「やっぱ最高だわ、〇〇の歌声」
「なんか、気持ちが伝わってくる」
「ありがと、笑」
京介「そろそろ帰るか」
「〇〇の母さん心配性だし」
「だね笑」
オレンジに染まった空の下を2人で歩く。
京介「今日さ、夜電話するわ」
「え、なに急に笑」
京介「ちょっと伝えたいことあって」
「明日休みだし起きてるだろ?」
「起きてるけど」
京介「じゃあ、そう言うことだから」
「また後で」
「ありがと、送ってくれて」
京介「おう」
いつも通り私の家の前で別れた。
今回はここまで!
続きも読んでください!
それじゃあ、またねー🐉
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