超お久しぶりですみませんほんとに
謎すぎるママなん視点です。きっとどんな方でもママなん視点は書いたことがないでしょう(知らないです)。
ではどうぞ〜
最近、彰人と絵名の様子がおかしい。いつもソファでコソコソ話してるし、何より距離が近くなった気がする。まぁ2人なりのスキンシップなのかもしれないけど…いつも喧嘩してばかりのうちの子たちがそんなことするかしら?
だからしばらく、できる限り観察してみることにした。
とは言っても、絵名は部屋に引きこもってるし彰人は練習で外に出てることがほとんど。だからこそ、数少ないタイミングを逃さないようにしなければならない……
───決戦は…夜!
いつも彰人は10時頃に帰ってくる。遅くて11時をすぎることもあるけど、そんな時は連絡が入る。幸い今日は連絡が入ってないから10時頃帰ってくるだろう。
それに、この時間帯は彰人が帰ってくるだけじゃない。両親…と言ってもお父さんだけだけど、お父さんがリビングに来ないこの時間にいつも絵名がお風呂に降りてくる。
私は寝室にいる時間だけど、寝られなかったっていう体で今日は乗りきろう…!
「ただいまー」
っ!彰人!
「彰人、おかえり」
「…母さん、こんな時間まで起きてるなんて珍しいな」
「あ〜…今日はちょっと寝付けなくてね。寝室にいてもやることないし読書でもしてようと思って」
「ふーん…」
な、何とかいけたかしら…?あとは絵名が降りてくれば…!!
「…絵名は?」
「えっ? 」
え、今それ聞くの!?彰人、もしかしてエスパー!?
「…まだ部屋なんじゃない?でも今日は珍しくイライラしてないと思うわよ」
「…..」
なんなのよこの間は…!!
「──いな…」
「ん?何か言った?」
「いーやなんも。それより飯、冷蔵庫に入ってるか?」
「あぁ。入ってるわよ。今日は久しぶりにグラタンをしたんだけど、出来たてじゃないから味は少し落ちてるかも」
「まあその辺は別にいいや」
…さっき言ってたことが気になりすぎるわ…!親として子供のプライベート(?)にはあまり干渉するのは…!!
「あれ、彰人」
え、絵名!?
「ん?お母さんまだ起きてたんだ」
「え、えぇ。なかなか眠れなくてね」
「っ….. なー絵名ー、冷蔵庫のプリン食っていいやつ?」
「2つ置いてるんだからわかるでしょ」
「へいへい」
い、今のところそんな仕草はなさそうだけど…やっぱり気にしすぎなだけなのかしら…?
「って絵名…それ、すごい薄着なんだからやめなさいって何回も言ったじゃない…」
「そんなこと言われても〜…これが1番楽なんだもん…」
ほんと、家とは言ってもその辺ちゃんとしないと…って
彰人の顔がほんのり赤い…?
い、いいいいやいやいや、気のせいかもしれないわよね!彰人だってさっきまで練習して体温も上がってるはずだし…
「…おい」
「ん〜?」
「お前…いくら家だからってそれはねぇだろ…」
ま、まさかの〜〜〜〜〜!!!!
「え〜?別にいいじゃん。お母さんと彰人しか見ないんだし」
「っ、だから…」
そうそうそうよ…彰人だって年頃の男の子なんだから…いくら姉でもそんな姿見せちゃダメよ絵名…..
「────」
ん?絵名、今なんて…
「!!」
彰人…ほんのりなんてものじゃなくなってるわ…これはもう…
確定、って思って良さそうね…..
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