brside
いつもと全く様子が違う、泣いているキリヤンを落ち着かせるために保健室に来た
先生は出張らしく、自由に使って良いとのこと
さて、どうやって悩みを聞こうかな…
その前に落ち着かせないと行けないんだけど、
kr「ごめんなさい、ごめんなさい… ((ぐすっ… 」
br「キリヤン、?」
「僕もシャークんも、何にも怒ってないよ…?」
「なのになんで泣いてるの、?」
kr「だって、俺が汚いから、いるだけで邪魔だからっ…!」
shk「…っ、」
シャークんは、そんなことない!と言いたそうだったが、
ここは抑えてもらった
だってここで強く言ってしまったら怒ってると思って状態が悪化するから
優しく触れないと壊れてしまう、
br「キリヤンのどこが汚いの?」
「僕にはそんなふうに見えないよ、」
kr 「 目、俺の家紋に伝わる黄色だから… 」
「目も、顔も、髪も、全部その家系の子供だからって理由でいつも汚いって言われて怒られる、」
「でも全部俺のせい、死ぬ勇気がない俺のせいなんだ…」泣
br「ふ〜ん、僕はその目、綺麗だと思うけどなぁ、」
「だって黄色って言うより太陽みたい!」
「その色、暖かくて好きだよ?」
kr「でも、俺は落ちた家紋の子だからっ…、」
br「関係ないよ、」
「家柄なんて関係ないよ、キリヤンはキリヤンでしょ?」
「汚くなんかない、!」
kr「((ん、ぐすっ… 本当に…?」
br「もちろん!」
「キリヤンのことをみんなが汚いって言うなら、
僕が守るよ!」
kr「ブルーク、やっぱり変わってないね…」
「ありがとう、」
「元気でたよ、!」
そう言って笑う彼には、いつものような明るさが戻っていた。
あの、人を惹きつける瞳の輝き共に
シャークんは心底安心したような顔をしている
よっぽど心配だったのだろう、
というか、『変わってない』ってどういうことだろう…
前までのブルークは逆にキリヤンを無視してたはずじゃ、?
まぁ、いっか、!
キリヤンが元気になって良かった!
というか何か忘れてるような…
shk「ブルーク、もう下校時間ちょっと過ぎてるけど大丈夫か…?」
br「え、?」
shk「お前、今日キントキと帰る約束してただろ?」
br「あ…、」
shk「まさか忘れてた、?」
br「やばいかも!、僕行ってくる、!」
やばい!、キンさんのことすっかり忘れてた…
大丈夫かなぁ、なんか怒られそう、
br「あ、キンさん!」
「ごめん、遅れちゃって…」
kn「 (( ん…あ、え、!?」
「((来てくれたんだ…」
「来てくれただけ嬉しいよ、」
br「う、うん」
なんかキンさんの様子がおかしい気がする…
いつもより大人しいって言うか、圧がないって言うか、
どうしたんだろう…
僕らは少し気まずい雰囲気で帰りの時間を過ごした