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お風呂から上がった葛葉はリビングに入るとテレビを付けっぱなしにし、ソファで寝息を立てているローレンを見つけた。
🎲「ローレン、寝るならベッド行こ?」
ローレンは曖昧な返事をしながらも目を開ける様子は全く無い。
葛葉は少しローレンで遊びたくなり軽くちゅっとローレンの唇にキスをする。指でローレンの唇をなぞったりふにふにと押してみたり、おでこにキスをしたり頬をつまんだり、そうしていると瞳を閉じていたはずのローレンと目が合った。
🎲「起きてたんかい…//」
🗝「くっさんが触るから起きた」
ローレンは眠たそうにしながら葛葉に抱きつき
🗝「ベッドまでぇ…」
と抱っこをせがむ。
お姫様抱っこでベッドまで連れて行くと下ろす頃には葛葉の胸の中で熟睡していた。
そっとローレンをベッドに寝転ばせ布団をかける。横で寝ているローレンを抱きしめながら 髪の毛も着ている服も肌の匂いも全部葛葉の家のものに染まり、ローレンから自分の匂いがすることにありえないぐらいの優越感や幸せを感じた。
🎲「ろれさーん学校遅れるよー」
ローレンはバチッと勢い良く目を見開く。
🎲「わぁ!?」
🎲「何その寝起きこわぁ」
🗝「くっさん今何時?」
🎲「8時」
ローレンは息をつく間もなくベッドから飛び出し部屋着を脱ぎ捨て、制服に着替える。
🗝「やばい、やっばいぃ」
ローレンは使わない教科書をスクバから取り出し、ネクタイを入れる。申し訳程度の歯磨きを終えると髪を結いスクバを持ち玄関でローファーを履く。
🎲「スクバの中におにぎり入れたから朝ごはんに食べて」
🗝「わ!ありがとくっさん〜」
そう言うとローレンは葛葉の腕を引き寄せ頬に唇をちゅっと押し付ける。
🗝「これ昨日のお返しね」
🗝「行ってきまーす」
そういうとローレンは玄関から飛び出し、バタバタと忙しない足音を響かせていた。
🎲「…」
🎲「…俺も大学に行く準備しないと。」
頬を擦りながら葛葉はそう呟く。
ローレンが散らかした教科書をまとめていると数学の教科書の裏にクシャッと折れた付箋が貼られていた。
🎲「これローレンか…?」
明らかにローレンが書いたものではなかった。
「数学なら教えてあげれる
からいつでも頼って nqrse 」
この付箋を今すぐゴミ箱に投げたい気持ちを押し殺しながら葛葉は見て見ぬ振りを徹底した。
しかし裏側にLINEのIDと電話番号が見えた瞬間葛葉はまた頭を抱える。
🎲「普通連絡先書くか?!」
🎲「あんのチャラ男が!!」
ローレンは数学の教科書に貼ってある付箋に気付いていればあんな乱雑に置いたりはしないだろう。ローレンがnqrseからのメッセージを見ていない方に掛け、葛葉は付箋をポケットの中に入れる。