テラーノベル
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葛葉は午前の授業が終わり空きコマで昼食を食べる。
🔫「受験終わったら勉強しなくていいと思ってたのに医学部は結局毎日勉強だよ」
そう叶と一緒に。
🎲「卒業するまでは勉強三昧だな」
葛葉は学食のラーメンをすすりながら参考書に目を通す。
🔫「ん?あれいぶちゃんじゃん!!やっほー」
🎲「はぁ、居ないに決まってんだろ」
🎲「イブは違う大学だよ」
葛葉は呆れながらも叶の見ている先を凝視する。
すると中庭にイブラヒムと似ているやつがこちら側を見ていた。 いやこいつは本当のイブラヒムだ。
💧「あ!叶さんに葛葉じゃん!」
🔫「イブちゃん久しぶり〜」
🎲「お前なんでここの大学にいんの?不法侵入?」
葛葉は窓越しにイブラヒムと会話をする。
🍥「インカレサークルってやつですよ」
するとイブラヒムの後ろからパッと桃色の髪の毛をハーフアップに結ったnqrseが出てきた。
🎲(nqrse?だっけ、こいつか)
葛葉はポケットに手をっ込むと付箋が入っていたことに気づく。少し悩んだ末 「これ返しとく」と葛葉はnqrseに付箋を突きつける。
🎲「言っとくけど俺ローレンとは真剣交際なの、だからこういうことやめて欲しい。」
こんな小さい出来事にも独占欲丸出しで嫉妬深い男だなと自分でもそう思う。
🍥「知ってたよ」
🍥「知ってて渡した」
nqrseは含みのある発言をする。
🎲「…は?」
重たい空気が流れているのを感じる。
不穏な空気に耐えられず叶は話題をどうにかすり替える。
🔫「そういえばさ!いぶちゃんのとこ軽音部時代のメンバーでデビューするんだってね!」
🔫「すごいじゃん!」
💧「え!知っててくれてんの?ありがとう」
🔫「もう出てる曲は全部聞いたよ!めっちゃよかった!」
そう言いSNSにアップされている曲をスマホの画面に映し出し見せびらかす。
🍥「おぉ!ありがとうございます」
nqrseは叶さんに無意識にお礼を言う。
🔫「…?」
💧「うちのバンドの曲、nqrseが作ってくれてて…」
🔫「えっ!?そうなの?」
🍥「趣味でラップとたまにDJもしてるよ。」
葛葉はラーメンを啜る口が止まってしまう。
🎲「…」
🎲「俺もう行くわ」
ガタッと席を立ち葛葉は御盆と荷物を持って行ってしまった。
🔫「あっちょっと!感じ悪くてごめんね、二人共頑張ってね応援してる!」
そう言い叶は葛葉を追いかける。
💧「nqrseガチなの?」
🍥「なにが?」
💧「ろれのこと」
🍥「可愛いとは思ってる」
💧「…どうであれ、あの言い方はちょっと…あれだろ。よりによって葛葉に言うとか…」
🍥「ローレンの彼氏だとしても交友関係に口出し過ぎ。」
💧「…言っとくけど、お前葛葉にあんまり煽ってやるなよ。あいつの不満はお前にじゃなくてろれの方に行っちゃうやつだから」
💧「見ててヒヤヒヤするわ」
🔫「葛葉!そんなんで機嫌悪くしないでよ。
いつもの事でしょ!ホモッ気があるやつもないやつも相手にしてきたじゃん。」
🎲「なるだろ!目の前で煽られたんだぞ」
🎲「それに今回のはローレンがnqrseに懐いてるから余計タチが悪い」
🔫「それはそうかもだけどさ」
🔫「あの人…ローレンのこと気に入ってて誰かのものになってるのが気に障るって感じだよ」
🎲「舐めやがって」
🔫「…そうだね」
🔫「そんな奴にローレン取られないようにね」
そう言い終えると叶は耳にイヤホンを付け、スマホをスワイプする。
🎲「何そんな奴の曲聴いてんだよ。俺の味方しろよ」
🔫「葛葉だって聞いてるくせに」
🎲「俺のはバンドの曲だけな?!」
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