「そろそろ回収しませんか?もう用済みだと思うのですが…」
自身の部下である██が、そう話しかけてくる。キラキラと光る星は、我々を見下すように輝く。その星一つを壊せるほどのものを見下すとは…と、呆れる。
無視してしまった部下の疑問に答える。
「いや、まだ泳がせましょう。面白いじゃないですか」
「…わかりました。」
「おや、納得してなさそうですね?」
不満気な部下に意地悪な問題を問いかける。しかし、部下は文句は言わないし、自身の意見には必ず賛同してくれる。忠実な部下だ。まあ、裏切れないことなどとうの昔に思い知ったはずだ。
「いえ…貴方様のご命令とあらば…」
うやうやしく頭を垂れる。部下らはいつもそうなのだ。私の命令には忠実だし、文句ひとつ言わない。
…実につまらない。あいつは実に面白かった。自身に刃向かい、愚かにも命を散らした。生贄…とでもゆうべきだろうか?…はぁ、あんなやつかそうそう現れるとは思わないが…もういいのだ。
そろそろお遊びを終わらせよう。
「…仕事モード終わりにしていいですよ」
「え?ほんとですか?」
言い終わった途端、さっきまでの肩苦しい雰囲気が一転、明るい雰囲気になる。
「じゃ、終わりにしますねー。で、偽物回収しないんですか?あいつもう壊れてきてますし、不良品ですよ。さっさと処理しましょ」
部下はさっきまで無口だったのが変わり、喋り始める。最初に言ったことをゆるーく言ったかのような、そんな感じだった。ただ、私の意見は揺るがない。
「いや、最後の最後まで残しておきましょう。最高のスパイスになるはずです」
「めっちゃ意地悪じゃん…まあいいよ?でも、そろそろ人格が崩壊しちゃうからきついんじゃない?」
「大丈夫ですよ笑あとは任せてください」
「ふーん…まあ、任せるよ。██はもう何も手出しはしないでおく。好きにしてくれ」
「それが主人に対する態度ですか?」
「仕事モードオフでーす。」
部下の変わりように頭痛がする。忠実なのは面白くないが、おちゃらけ過ぎだと思う。まったく…そう思いつつ、夜の世界に溶け込んでいった。
──────いえもん視点──────
どうも、いえもんです。俺は、今、何をしていると思いますか?
チクタクチクタク…テテーン(?)
正解は、なぜか嫌われているはずのルカさんに跡をつけられてます。え、シンプルに怖いんですけど。普通嫌ってる相手つけます?多分ですけど後ろから刺す以外の目的はないと思ってます。え?刺されるんですかね?
こんな風に脳内で実況する。
俺は、このまま付きまとわれる(?)のは嫌なので振り返る。振り返ると、振り返らたことに気づき、気まずそうな顔をしているルカさんと目が合う。
振り返ったは言いものの、何を言ったらいいか分からない。気まずい雰囲気が漂う。この雰囲気を打破するために俺は喋りかける
「あの…今日は晴れてていい天気ですね?あ、いや、吸血鬼にとってはあまり宜しくないんですかね?」
…気まずい。こういう時にどんな話題をすべきなのか俺には分からない。そう思っていたら、ルカさんから話しかけてくる。
「ストーカーまがいのことをしてすみません…。ちょっと…まあ、はい…少し…あなたの事が気になって…不快になられたらすみません」
あまりにも下手(したて)な態度に驚く。前までの高圧的な態度とは違かったからだ。明らかな態度に違いに驚く。
「あ、え…?仲良くしたいってことですか…?」
俺が躊躇いながら言うと、明らかに慌てだしながらも否定する。
「はッ!?仲良く…!?いや、違ッッ…い…ますよッ?」
声がところどころ上ずっていたり、顔を真っ赤にさせて首をブンブンと振る。それがあまりにも分かりやすく、そんな反応に思わず笑ってしまう。
「わかり易すぎませんw?」
「いや…ぁ…そんなことないと…思いますよ…?」
…このセリフからもわかる。この人(?)いい人だ!!俺ですらわかる。多分人間が嫌いなのは事実なのだろう。もしかしたらトラウマなのかもしれない。かれど、決してそれだけで判別しないのかもしれない。人見知りなだけなのだ、と俺を無理やり納得させる。
とりあえず…仲良くできそうでよかった!
「ぜひ、仲良くしてください!」
俺がにこりと笑うと、彼は、同じく笑い、爽やかな笑顔を俺に向ける。
「こちらこそ、よろしく!!」
キラキラと陽のオーラを感じる。明るく、爽やかな笑みを振りまく彼は俺とは程遠いものだった。…笑ってるだけでもモテそうだ、なんて妬みを俺が俺の心にのしかかる。
…そんなことを言っていたのに、実際に関わる場面は中々なく、相手は近ずきにくいらしい。
多分友好度知り合い程度にはなれたと思う。
…あんなことを言っていたのになんだかんだ警戒されていて、俺の肩身は狭かった。
ここで切ります!!めっちゃギリでした!!セーフです!!!それと、参加型なんですが、敵がすくなーいと嘆いたら、敵側を出してくれてありがとうございます!!今は敵側の方が多いですw安心してください!!ある程度はmmmrメンバーが出ます。なので最悪そこで調節します。来週辺りに1話目を公開出来たら…!!って感じです!!
それでは!おつはるー
コメント
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あれ、私どうする?敵側じゃない方がいい?