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うたの.
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最近の青は、少しずつ変わっていた。
配信ではいつも通り笑う。
「わははっ!」
「それやばいって!」
画面の向こうでは、いつもの青だった。
だけど。
配信が終わると同時に、笑顔は消える。
青「……。」
赤「青ちゃん?」
青「……お疲れ。」
それだけ言って部屋へ戻ってしまう。
黄「最近ずっと元気ないよな。」
紫「顔色も悪いし……。」
橙「ご飯もあんまり食べてないって聞いた。」
桃「寝不足なんかな……。」
誰も、本当の理由は知らなかった。
◇◇◇
夜。
時計は午前3時。
青はまだ眠れていなかった。
ベッドに横になっても眠気は来ない。
天井を見つめたまま時間だけが過ぎていく。
青「……また朝か。」
眠れない。
食欲もない。
何をしても楽しくない。
それでも仕事は休めない。
青「頑張らなきゃ……。」
◇◇◇
翌朝。
赤「おはよう!」
黄「青ちゃん!」
青「……おはよ。」
その声には力がなかった。
桃「顔真っ白じゃん。」
青「大丈夫。」
橙「ほんとか?」
青「……うん。」
撮影が始まる。
しかし数十分後。
青の視界が揺れた。
青「っ……。」
紫「青ちゃん?」
青は口元を押さえる。
青「……ごめん。」
赤「え?」
青「気持ち悪……。」
黄「椅子座って!」
青は立ち上がろうとしたが、ふらついてしまう。
橙「危ない!」
桃「青!」
青「……っ。」
青は急いでその場を離れた。
しばらくして戻ってきた青は、顔色がさらに悪くなっていた。
赤「青ちゃん、大丈夫?」
青は小さく首を振る。
青「……さっき吐いちゃった。」
部屋の空気が静かになる。
黄「そんなになるまで我慢してたの?」
青「……仕事止めたくなくて。」
紫「無理しすぎだよ。」
青「でも……。」
言葉を続けようとした瞬間。
ぐらっ……
青の体が大きく揺れた。
橙「青!」
赤がとっさに支える。
赤「病院行こう。」
青「……大丈夫。」
桃「全然大丈夫じゃない。」
黄「今日は仕事より青ちゃん。」
青は何も言い返せなかった。
◇◇◇
病院。
診察と検査を終え、静かな診察室。
医師は優しい声で話し始めた。
医師「体の検査では大きな異常はありませんでした。」
青はほっとしたような表情を見せる。
しかし。
医師「ですが、お話を聞いた限りでは、心の疲れがかなり強く出ています。」
青「……。」
医師「眠れない日が続いていること、食欲が落ちていること、何をしても楽しめないこと……。」
赤たちは黙って聞いていた。
医師「これらの状態から考えると、うつ病と診断されます。」
診察室が静まり返る。
青は何も言えなかった。
ただ、膝の上で握った手が小さく震えていた。
コメント
1件
ああ…読んでて胸が締め付けられたわ。 配信中の笑顔と、終わったあとの虚ろな表情のギャップがリアルすぎて、なんかもう…「仕事止めたくなくて」って台詞が一番刺さった。青、頑張りすぎてたんだな。 メンタルの不調って見えないからこそ、周りが気づくのが遅れちゃうんだよね。それでもちゃんと病院連れて行った赤たちの行動が、せめてもの救いだった。 続き、気になる。