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四葉わう
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紬、電車に揺られながら、ぼんやりと外を眺める。
(紬 M)「もう一度、話したかった。卒業したあと、元気だったのか、それだけ知りたかった」
湊斗、会社のディスク出スマホを凝視。
想のLINEに【久しぶり。元気?】と打ち込む。
悩んだ末、送信。
(紬 M)「私は元気だよって伝えたかった。湊斗と付き合ってるんだよ。佐倉くんは? って、今なら笑って聞ける気がした」
落ち着かない様子で仕事を再開する湊斗。
(紬 M)「だから、会いたかった」
紬、腕時計を見る。
一息ついて、ワイヤレスイヤホンを耳に付けて歩き出し、改札に入る。
想と奈々、向かい合って座っている。
想のLINEに通知が来ている。
見ると【戸川湊斗】と。
(想)「·····」
紬のことが頭をよぎる。
奈々、想の様子がおかしいと感じて、想の目の前で手を振る。
想、気付いて「ん?」と。
(奈々)「(手話で)昔の恋人から突然メール来た、みたいな顔してるよ」
と、冗談ぽく笑う。
(想)「·····」
(奈々)「(手話で)誰?」
想、少し考えてから、
(想)「(手話で)昔の友達」
萌、想にLINEを送る。
【高校の友達から連絡あった? ごめん、それ萌のせい】
すぐに返事があって、見る。
【大丈夫】のみ。
萌、溜め息をついて、
(萌)「大丈夫って何·····」
ふと気になって、高校の同級生のグループから【青羽光】を見つけて、電話をかける。
(光の声)「·····はい」
(萌)「あ、どうも」
(光の声)「どうも」
(萌)「ごめん、なんか急に。あ、久しぶり」
(光の声)「あ、うん、久しぶり」
(萌)「ねぇ、聞きたいことあって」
(光の声)「何?」
(萌)「戸川湊斗くんってわかる? お兄ちゃんの同級生。紬ちゃんとも仲良かったと思うんだけど」
(光の声)「うん。湊斗くんが何?」
(萌)「今でも紬ちゃんと連絡取ってるか、わかる? 同窓会あったりとか」
(光の声)「え、連絡っていうか·····」
萌、光の言葉を聞いて驚き、
(萌)「·····え?」
コメント
1件
うわあ、紬も湊斗も想も、それぞれが「伝えたい気持ち」を抱えたまま交差してる感じが切ないですね…。萌が光に電話したところで「え?」の終わり方が気になりすぎます! 3人の音のない関係性が、逆に心の声を浮かび上がらせているのがすごく好きです。続きが早く読みたいです!