テラーノベル
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「マルコ隊長…!」
扉を開けると、皆さんはひどい斬り傷を負っていた。
マルコ隊長はというと、左肩に針が刺さっており、更に出血した腹を押さえて苦しそうにしていた。
「皆さんひとまず中へ…!」
「いやいい…まだみんな戦っ……」
「マルコ隊長…!?」
彼は途中で意識を失ってしまい、倒れてしまった。
急いで部屋に入れ、ナースさん達と共に負傷者と彼の処置を始める。
彼の体を見てみるととても痛ましい状態になっていた…。
「まずい…これ毒だ……」
数本の針が刺さっている腹は特にひどく、紫色に変色してひどく腫れていた。
この変色の仕方は完全に毒だった。
もしやこの針に毒が仕込まれているのか……
「他の医療班の方は?」
「一部は戦ってて一部は他の奴の治療に回ってるみてェだ…!」
みんな手が外せない状態か……参ったな…。
毒の対処法が上手く覚えられず、
私はナースさん達にさっき問題を出してもらっていた状態だ…。
自分が処置なんて………
いや……
狼狽えてる暇なんてない
「お湯を沸かしてもらえますか?それからガーゼを何枚か、医療道具一式の準備を…!」
今ここにいる医療班は私とナースさん達だけだ。
出来ないからって狼狽えていたら彼は助からなくやる。
ナースさん達が準備をしている間、私は彼の呼吸の確認を始める。
荒くなっているが呼吸はまだある……
すぐに処置をすれば一命は取り留められるはずだ。
「準備出来ましたいぶきちゃん。」
「ありがとう。」
教えてもらった事をよく思い出し、ナースさんからひとつずつ道具を受け取りながら彼の処置を始める。
大丈夫、絶対に
マルコ隊長は私の命も救ってくれ、ここに私を置いてくれた恩人だ。
『___頑張ってんねいいぶき?____』
『____お疲れさん。お前もパイナップル食べるか?
特別に剥いてやんよい。____』
忙しい中でも彼は私に勉強を教えてくれたり、優しく声を掛けてくれる
こんなに優しくていい人を絶対死なせない________!