テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
🦍×🍆 🦍視点
🦍「ぼんさん⋯嫌だ、死なないで!ぼんさんがいつも僕のそばに居てくれたから、僕は頑張れたしここまで生きてこれたんだ⋯ぼんさんが居なきゃ⋯僕は⋯僕は⋯」
僕はぼんさんが居なくなるという現実を受け入れられなかった
🍆「ドズさん⋯泣かないでよ⋯ドズさんが泣いたら、俺だって泣けてくるじゃん⋯大丈夫、大丈夫だから⋯」
ぼんさんは僕にできる限りの励ましの言葉をくれた
🍆「ドズさん⋯俺の最後のわがまま⋯聴いてくれる⋯?」
🦍「何?ぼんさん⋯」
僕はぼんさんの手を握りしめ泣くのを我慢しながら聴いた
🍆「俺の分まで⋯笑って生きろ⋯」
🦍「⋯っ!」
🍆「ドズさんが笑えば周りの人も笑顔になる⋯メンバーの皆もドズさんが笑顔ならとっても嬉しいし、その笑顔につられて俺達まで自然と笑顔のなる⋯その力でもっと沢山の人達を笑顔にしてあげて⋯」
ぼんさんは僕に最期のわがままを言った。まるで、神様にお願いをするかのように
🦍「わかった⋯ぼんさん⋯わがまま聴いてあげる⋯」
僕は指で口角を上げて言った
🦍「僕が笑顔になれば、皆も笑顔になるんでしょ?⋯じゃぁ⋯僕もっと沢山の人を笑顔にするからさ⋯ぼんさんも、笑顔で⋯」
僕は一生懸命ぼんさんに笑顔を見せた。これが、ぼんさんに見せる最後の笑顔なんだろうと僕は悟った
🍆「ふふっ⋯そうだな⋯ありがとう⋯ドズさん⋯」
ぼんさんは僕の笑顔を最後に微笑みながらこの世を去った⋯
END