『ランダル!』
サトルがこっちを目掛けて走ってくる。
そんなにわたしに会いたいと思ってくれてたの?
わたしもだよ。サトル。
サトルは勢いよくわたしを抱きしめた。
『ねぇ、ランダル!これセーラー服だよね!この前の言葉覚えててくれたんだ!』
「もちろん!忘れるわけないじゃん!」
サトルが言った言葉は何があっても忘れないよ
『わぁ…やっぱり可愛いね!女の子みたい!』
「ありがと。兄さんに借りてきたんだ。」
『ねぇ、これってスカートの下になにか履いてるの?』
そう言うとサトルはスカートをめくってきた
スカートなんて初めて履くから、当然下には何も履いていない。
わたしは顔を真っ赤にして硬直してしまった。
『えっ?!あっ…ご、ごめんっ!』
そう言うとサトルは背中を向けてしまった
「いや、大丈夫だよ!少しびっくりしただけだから… 」
とか言いながらサトルの顔を覗き込むと、
なんとサトルも顔を真っ赤にしていた。
その顔を見てわたしも顔が真っ赤になる。
嬉しい。サトルがわたしを見て照れてくれてるなんて。
兄さんには感謝だね。
ありがとう愛する我が兄弟よ
「大丈夫?サトル」
『ごめん、ちょっと取り乱しちゃって…』
いい。全然許せる。
なんならもっと照れてよ
『ねぇランダル…』
「なぁに?」
『もう1回見てもいい…?』
そう言われた時顔から火が出そうなくらい恥ずかしかったけど、サトルが望むなら仕方ない。
だからわたしはぺらっとスカートをめくった
本当は死ぬほど恥ずかしい。でもサトルが喜んでくれると思うと思わず笑みがこぼれる。
『可愛い…可愛いよランダル…』
こんなことを言われる度にどんどんサトルのことを好きになってしまう
ほんと、好きって凄い。
気づいたら鼻血が出ていたのでペロッと舐める
『あ、ランダル鼻血』
サトルがわたしの鼻血を舐めた。
びっくりしすぎて1回思考が止まった
今何された?舐められた?鼻血を?
焦ったわたしは「美味しい?」とか変なことを 聞いてしまった
するとサトルは『もちろん!すっごく美味しいよ』と言ってくれた
そういうとこほんと好きだよ。
『あ、そういえばね、ぼくこの前ランダルのために血を貯めてたんだよ!はい、あげる!』
サトルの血!サトルの血はなんだか甘いから好きだった。後で飲もう。
今回も成功だった。
でもまだ好きかは分からない。
確信できる何かがあればいいんだけどな
コメント
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ランダルの鼻血舐めたいよォォォ! ㄟ゜ㄋㄟ゜ㄋ.*・゚(๑•̀ڡ•́๑)ㄟ゜ㄋㄟ゜ㄋ
えまってさとらん最高すぎる、、、‼️🥺🥺🥺💞💞