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「私は、瞬ちゃんが引っ越した2ヶ月後に亡くなったの」
「死因は火事」
「火事…?」
「うん…」
「約束、守れなくてごめんね」
私がそう言うと君は悲しそうな顔をしていた。
でも、それは私が死んだことへの悲しみでは
無かったような気がした。
「瞬ちゃん、私ね瞬ちゃんのこと」
「─────。」
「今、なんて….」
私は自分の想いを伝えたからなのか
自身の身体が透けていることに気づいた。
「─────、───────────!」
「待っ───」
そう言うと私の視界は光に包まれ
何も見えなくなった。
最後に君は何かを言いかけていたような…。
それより私の未練は『君』だったんだね。
最後に君に会えることが出来て
本当に良かった。
私にとって「」は
不治の病だったのかもしれない。