忘年会が終わって、ぼくとウェンは帰りのバスに揺られていた。
ウェンはぼくの肩に身を預けてうとうとしている。
酒に酔っているウェンを、正直に言うと今日初めて見た。マナが以前「ウェンは潰すとホンマにヤバいから潰さん方がええ。」みたいな事を言っているのを聞いてから、本当に潰れるのか疑いつつもその姿を一目見てみたいと思っていた。
普段ぼくの肩に寄りかかってくることもないので、酔って荒くなったその息づかいがすぐそばで聞こえてきて落ち着かない。
スマホを見て気を紛らわせようとするが、今度はさっきまで見つめていたウェンの寝顔が脳裏に浮かんでくる。
ウェンはもともと赤みがかった肌をしている。
その肌をさらに赤らめて、まるで肉食恐竜のような鋭い猫目とギザギザの歯をしまってすやすや寝ている彼の寝顔は言葉に言い表せないほど尊くて、ずっと見ていられそうだった。
そんなことを考えながら忘年会の余韻に浸っていると、ぼくたちの住む地区の名がアナウンスされたので手を伸ばして降車ボタンを押した。
バスを降り、今はもうほとんど目が開いてないウェンを半ば抱えるようにして支えながら家に向かう。
着いたらとりあえずウェンをソファに寝かせた。自分より背が高く、引き締まっていて男らしい体の彼を支えながら歩くのはだいぶ大変だった。
手を洗ってコップに水を注ぎ、半分は自分で飲んでもう半分をウェンに飲ませた。
顔の赤みが少し引いてちょっと酔いが覚めてきたようだ。 そんな彼に
「ウェン、ぼく風呂入ってくる」
と言って背を向けると、後ろから
『カゲツきゅん…僕も入る…….』
と言う眠たげな声が聞こえてきた。
心のどこかでその言葉を待っていたぼくはウェンと一緒に脱衣場に向かった。
立ち上る湯気の中で体と髪を洗ってあげると、向こうもわしゃわしゃとぼくの髪の毛を洗ってくれて嬉しかった。
湯船に入ると疲れが取れて体が芯から温まり、自然と大きなため息が出る。
ウェンはというとだいぶ目が覚めたようで、ぼくが腕につけていた2つのゴムで自分の髪をしばって、AKG子を爆誕させていた。
10分くらいお湯に浸かっているとそろそろのぼせてきたので、風呂から出ることにした。ゴムは返してもらった。
体を拭いて寝巻きを着ようとしていると、それをウェンの手にに止められ、何事かと思う間もなくぼくの口にキスをしてきた。
酒くさくて熱いくちづけにドキドキする。
ぼくを押し倒そうとしているウェンを止めて、いったん髪を乾かさせてもらった。それに、脱衣場という狭くて明るい空間でやるとは思っていなくてびっくりしたので落ち着く時間も必要だった。
髪を乾かし終えたぼくに近づくウェンに
「ここでやるの?」と問うと、
『別にいいじゃん。汚れたらすぐ洗えるし、ちょうど服きてないし〜。』
と返されそれもそうかと謎に納得してしまった。
ウェンがぼくを仰向けにしてもう一度キスをした。舌を使った激しめのキスになってきたので、ぼくは気づかれないように鼻で息をした。
同じシャンプーを使っているはずなのに、彼からは自分より大人っぽい良い匂いがする。幸福感で鼻腔と肺が満たされ、思わず目を細めた。
しばらくして唇を離したウェンは『ローションがねぇな…』と呟いたかと思うと、ときどき風呂上がりに使っているベビーオイルを手につけてぼくのものをいじり始めた。
「ん、ふぅ…//」
と、ぼくの口から思わず声が漏れる。最近こういうことをできていなかったのもあって、よけい敏感になっているようだ。
その声を聞いたウェンは嬉しそうに目を細めて手の動きを速める。だんだん気持ちよく感じてきて、ぼくのものが先走りで濡れはじめた。
「ひうっ!//♡」
もう片方の手で乳首に触られ、びくっと肩を震わせる。かと思うと今度はその手を下にまわして穴をいじり出した。
「ん…….♡ やあっ////♡♡」
触れるか触れないかの焦らすような動きをしたかと思うと、急に穴の中に入れてくる。変な触られかたにぼくの身体は正直だった。
『カゲツきゅん…もうとろとろだね…♡』
ウェンは興奮を抑えきれない様子で、鋭いギザギザの歯を覗かせながらニヤニヤぼくのほうを見ている。
「見んなよっ…../////」
と言って顔を両腕で隠そうとするも、ウェンのゴツゴツした大きな手でその腕を引き剥がされてしまった。
カゲツきゅんの恥ずかしそうな表情を見て、より自分の興奮が高まる。
乾かしたばかりの綺麗な白色をしたふわふわの髪を撫でているとふと、洗濯機の上のカゲツのスマホから通知音が聞こえた。
ロック画面を見てみると、マナからのメッセージだった。《ちゃんと帰れたか?バスん中で寝過ごさんといてな。なんかあったら連絡寄越して。》だって。
ほんと優しいんだから。
返信するために、液晶画面をカゲツの顔に向けて顔認証でのロック解除を試みる。だが、どうやら今の惚けた顔と普段の顔が違いすぎるらしく全然反応してくれない。仕方ないので数字のパスコードでロックを解除する。
LINEでマナとのトーク画面を開き、《こちら無事帰還した!!心配してくれてありがとう〜!》とメッセージを入力して送信した。
カゲツのスマホをもう一度洗濯機の上に置き、ぼうっとしている彼のへそに軽くキスをして、もう一度後ろの穴に指を入れた。今度は中で指を曲げたり、出し入れしたりしてみる。
「んあぁ゛っ!///♡♡ んぅ…..///♡」
「ふ、ああぁぁぁぁ………っ///♡♡」
体をビクビク震わせながらさっきよりも大きい声で鳴いてくれて可愛い。かわいらしっ。
そのまましばらく遊んで指を抜くと、カゲツは恍惚とした表情のまま肩で息をする。
ちょっと苦しかったかな、と思いつつも、遠慮なく自分のものをカゲツの中にゆっくりと入れていった。
「ああ゛っ!や、やぁ゛っ////♡♡」
あどけなさの残る童顔を歪ませながら、腰を浮かせて反応するカゲツ。
正直、めちゃくちゃえっちだ。
左耳のピアスを舌で舐めつつ、僕は自分のものを奥まで入れた。
一瞬ビクッと大きく跳ねさせたカゲツの腰を手で抑えて、ゆるく上下運動をはじめる。
「んっんっあっあっ…////♡♡♡」
「きもち゛ぃ゛っ…..///♡ああぁぁ゛っ♡♡」
僕の動きに合わせて、カゲツの口から情けない喘ぎ声が次々と出てくる。
「あぁ゛っ゛!う、ぇんいく、いく゛っぅ…!」
びゅるるる
「っ…♡♡あぁぁ………♡♡んん…../////♡♡♡」
動きを速めると、僕の背中に巻き付けるようにしている脚までビクビクさせながら達したようだ。
カゲツは達する時に声を出さない派の人間で、本当に快感を感じているのか不安になる。でも、僕の背に まわしていた手に力が込められ、出した後も腰を振り続けて気持ちよさそうにしているのを見て安心した。
ぎゅっと瞑られている彼の瞳が見たくて、頬をぺちぺちと叩いてこっちに気づかせた。
紫と緑のオッドアイが僕の顔を見つめる。
ビー玉みたいな綺麗な瞳をしている。
色っぽい表情で小さな口を開けて荒く息をしているのが可愛くて、奥にぐりぐりすると大きな喘ぎ声を上げながら中を締めてきた。
「っつ!…うぇん、まだいったばかっ゛…♡♡」
と言いながら暴れて抵抗しようとするが、イったばかりで上手く力が入らずそうもいかないようで、目にうっすら涙をためているカゲツがたまらなく愛おしい。
「あぁ゛ぁ゛いくっ゛…!♡♡♡♡」
びゅるるるるる
奥を突き続けていると、中をうねらせるように動かしながら2回目の絶頂を迎えた。
カゲツの快感が増す度に中を締められ、僕もだいぶ余裕がなくなってきたので、動きを止めることなくそのまま激しめの上下運動を続けた。
「うぇんっ゛とまってぇ゛っ゛…….///♡」
「ああぁぁ゛っ゛うぇ、んっ゛!」
『やばい…..いきそ………..っ//////♡♡』
びゅるるるるるる
プシャアアアアア
限界に達した僕は、カゲツをしっかり抱きながら中に出した。カゲツはそれを零さないように穴を少し上に向けて、僕の熱いのを受け止める。彼の先っぽからは潮が吹かれているのを見て、僕たちは一緒に達したようだった。
ゆっくりと僕のものを穴から抜き、カゲツのまだヒクヒク動いているそれを優しく撫でる。当の本人はもう眠ってしまっているようだ。
額にじっとりと汗をかいているのを見て、せっかく風呂上がりなのに申し訳ない事をしてしまったと反省する。
軽くシャワーを浴びて寝よう。
翌朝、
《おはよう☀︎ 二日酔いってやつ!》とポストしようとしている僕の隣でカゲツきゅんが目を覚ました。
今日は2人で、家でゆっくり映画でも観ようかと思う。
第2話は🍱🦖×🥷🔫でした。
ちょっと文や前置きが長すぎる気がするのですがどうでしょうか。主としては今の書き方が書きやすいのですが、なにか要望等あったらどんどんコメントにお寄せください。
あと、一応受験生の身なので投稿期間が空いてしまうかもしれません。
把握お願いします🙏
コメント
1件
凄いサイコーでした!!やっぱwnkgてぇてぇ💕 akgが酔ってるのあんまりないから凄い新鮮!😆