※モブ→攻、ngki→受
※ここから先は名前を伏せません
※主がΔボイス、及び配信を全ては聞けていない関係でΔに関する捏造要素が入ると思います、ご了承ください
※僕くん
苦手な方は、自衛お願いします🙏
甲斐田「…アイツらは僕たちが警察に突き出したから」
長尾「おま……突き出したってまさか…」
長尾「人に対して術使ったんか…?」
甲斐田「……ちょっと服燃やしちゃっただけ……」
長尾「違反じゃねーか……笑」
長尾「殺してないよな…?」
甲斐田「実験のモルモットにしてやろうかと思ったけど、辞めた」
甲斐田「あんな奴らもう二度と見たくない…!」
よかった…
弦月「でも、まだ主犯が見つかってない」
弦月「もう1人いる」
長尾「もう1人…」
甲斐田「2人は捕まえたんだけど、もう1人は僕の術を使ってもダメだった」
…多分あいつだろうな
弦月「捕まえた2人に詳しいこと吐かせようとしたんだけど、あいつら本当に何も知らないの一点張りで…」
あの2人は囮にでもされたんだろうな
甲斐田「絶対に見つけてやる…!!」
長尾「やめろ、」
長尾「研究費、減らされたんだろ?」
甲斐田「……」
長尾「とーじろーも、仕事制限されたんだろ?」
弦月「っ…」
俺のせいで2人が不利になるのは違う
長尾「あとは警察に任せときゃいーんだよ」
甲斐田「…っ……」
甲斐田「…無理に笑うなよ」
長尾「…ハルこそ」
長尾「泣くなよ」
甲斐田「………だって…っ」
長尾「とーじろーも」
弦月「うっ…っ゛」
甲斐田「っ゛…」
甲斐田「ごめんっ…゛すぐ助けれなくて…」
弦月「っ゛……うぅ…゛」
長尾「なぁーに言ってんだよ笑」
長尾「お前たちは何も悪くないだろ」
あったかいな
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あの後、○○が連続性犯罪事件の加害者だということが分かった
だけど、未だに足取りはまだ掴めないままだ
1週間ぐらいがたった頃、見知らぬ相手から連絡が来た
長尾「(添付ファイル…?)」
長尾「っな…!!」
俺があいつらに犯されてる動画だった
しかも、俺が良がってるように見えるよう、丁寧に編集してやがる…
間違いない、○○だ
続いてメッセージが送られてきた
長尾「…!!!」
こいつは、俺が思ってた何倍も器用なやつだった
ハルに、劣らないぐらいに、
○○「やっぱ人質取られちゃ、流石の祓魔師サマも従うしかねぇよなぁ…」
長尾「…卑怯な真似しやがって…」
○○「っは、さっさと脱げよ」
長尾「っう゛/……っんっ…/」
嫌なのに、
長尾「んぅ゛…っ!」
身体が勝手に反応しちまう
○○「お、連絡だぞ」
長尾「はぁっ…は…」
ハルからだ…
甲斐田『今日も帰り遅いの?依頼受けすぎて身体壊さないでよ、』
甲斐田『今日は藤士郎の手作りご飯だから、早く終わらせて帰ってきてよね!』
長尾「…っ……!!」
苦しい、俺は今、アイツらを裏切ってる
○○「悪いやつだよなァ〜?恋人裏切って他の男とヤリまくってるなんて」
長尾「はっ…、っ…ぅ゛」
でも、従わないとあいつらが…
長尾「んあっ!!…」
突かれる度に負の感情が溢れてくる
長尾「ぅ゛っ…う……っ」
つらい、苦しい、悲しい、
長尾「っぐ…っっ」
嫌だ…いやだ…
もう……限界………
??「けいくん、」
??「辛いんでしょ?」
『昨夜未明、××にて、男の死体が発見されました。男は連続性犯罪事件の容疑がかけられており……』
??「けいくん、…電話…」
長尾「あぁ、…いんだよ」
長尾「ケータイもここでどーせ捨てるしな」
長尾「さぁっ…て……こっからどーすっかなぁ…」
長尾「……お前、死なせてくれないんだろ?」
??「…」
長尾「勝手に出てきておいて、薄情だよな…笑
長尾「祓魔師による一般人殺害は一発死刑、」
長尾「おかげで捕まりにも行けねぇよ…」
長尾「金もねぇし、食いもんもねぇし、寝るとこもねぇし…明日からどーすんだよ…」
長尾「あー…人間ってめんどいな」
長尾「魔だったら、食料の心配とか捕まる心配とかせずに済むんかなぁ…」
??「……」
長尾「……あ…」
長尾「…そっか……」
長尾「魔になれば…」
(甲斐田side)
景の失踪から、10年が経った
未だ足取りは掴めず、調査は打ち切られていた
景には殺人容疑がかけられていた
だけど、景がそんなことするはずない
殺したくなるほど酷いことをされたけど、景は人を殺めてしまうほど愚かな人間じゃない
調査が打ち切られた後も、僕は必死に手がかりを探した
藤士郎は景の失踪の後、体調を崩してほとんど外に出なくなった
ある日、気になる報告が耳に入った
甲斐田「この魔が持ってる刀…!」
甲斐田「(随分と山の奥まで来たな……)」
甲斐田「っ……!!」
突然空気が変わった
甲斐田「なんだ……ここ……!?」
甲斐田「空気が…重い……」
甲斐田「!」
何かいる……
甲斐田「………っ…」
気を抜いたらやられる……
集中しろ……!
甲斐田「(来る…っ!!)」
甲斐田「っ!!」
重い空気を放っていたそいつが姿を現した
甲斐田「っぁ………!!」
初めて見るのに、どこか懐かしさを感じた
甲斐田「あぁ…なんだ…」
甲斐田「ここにいたんだ」
【Bad END 人間を辞めた君】