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「キスをしたのは」
「遅い……」
これで食堂の入り口を見るのは何度目だろう。
あれから何時間も 侑(ゆう)が戻ってこず、夕食を食べていても気が気じゃない。
ついには 箸(はし)を置いて入口を見ていると、やっと待ち人が顔を出した。
「侑! 」
思わず立ち上がった拍子に、みんなが侑を見る。
「松永(まつなが)! 」
先生も慌てて駆け寄り、侑は私を見つけて「ごめん」と謝るポーズをとった。
「侑! その……大丈夫だったの?」
「ごめん抜けて。 あとでみんなにも謝るよ」
侑はもう水着じゃない。
Tシャツに黒のパーカーを羽織っているところを見ると、一度部屋に戻って着替えたんだろう。
「望月(もちづき)は戻りなさい。松永と話があるから」
侑は先生に連れられ、廊下へ出ていく。
それからしばらく待っても、侑はみんなのところに戻らなかった。
お風呂あが******
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