テラーノベル
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朝、目を開けた瞬間から、〇〇は「あ、やばいかも」と思っていた。
体が重くて、頭の奥がズキズキ痛む。
起き上がろうとすると、視界が一瞬ふらっと揺れた。
「……大丈夫、大丈夫」
小さくそう呟いて、無理やり布団を抜け出す。
今日は仕事がある。
もと、ひろ、りょかのマネージャーとして、休むわけにはいかなかった。
顔色が悪いのは、メイクで誤魔化す。
少しのふらつきは、気のせいってことにする。
***
スタジオに着くと、3人はもう集まっていた。
「おはよー、〇〇」
「今日も早いね」
「ちゃんと寝た?」
その言葉に、〇〇はいつもの笑顔を作る。
「うん、大丈夫だよ」
もとは一瞬だけ〇〇の顔をじっと見たけど、
〇〇が視線を逸らすと、それ以上は何も言わなかった。
リハーサルの準備、スケジュール確認、スタッフとのやり取り。
頭はガンガンするのに、やることは次々に増えていく。
ひろがペットボトルを差し出してきた。
「〇〇、水飲みなよ」
「ありがと」
受け取った瞬間、手が少し震えたのを、〇〇は必死に隠した。
りょかも、さりげなく声をかける。
「今日、無理してない?」
「してないしてない」
〇〇は笑って首を振る。
「ほんとに大丈夫」
でも、その声はいつもより少し弱かった。
***
仕事が全部終わって、外はもう暗くなっていた。
「お疲れさまー」
「今日もありがとう、〇〇」
3人にそう言われて、〇〇は少しだけ安心する。
気が抜けた瞬間、頭の痛みが一気に強くなった。
帰り道。
4人並んで歩いているはずなのに、〇〇の足取りは少し遅い。
もとが、気づいたように振り返る。
「……〇〇?」
「なに?」
〇〇は慌てて笑う。
「いや、歩くの遅くない?」
「気のせいだよ」
そう言って一歩踏み出した瞬間、
視界が真っ白になった。
「……あ」
それだけ言って、〇〇の体がぐらっと傾く。
「〇〇!!」
もとがすぐに腕を掴んで、ひろとりょかも駆け寄った。
「ちょ、顔真っ白じゃん!」
「熱あるんじゃないの!?」
〇〇は何か言おうとしたけど、力が入らない。
そのまま、もとの腕の中で意識が遠のいた。
***
「……〇〇」
低い声が、遠くで聞こえる。
ゆっくり目を開けると、見慣れた天井。
自分の部屋だった。
「……あ」
起き上がろうとすると、すぐに止められる。
「動かない」
もとは、ベッドの横に座っていた。
「今はダメ」
ひろは、少し怒った顔で腕を組んでいる。
「隠すの、ほんとよくない」
りょかも、心配そうに眉を下げていた。
「朝から絶対おかしかったよ」
〇〇は申し訳なさそうに目を伏せる。
「……迷惑かけたくなくて」
その言葉を聞いた瞬間、もとの表情が変わった。
「迷惑?」
少し低い声。
「〇〇が倒れるほうが、何倍も嫌なんだけど」
ひろも頷く。
「〇〇いないと、俺ら回らないし」
「それ以前に」
りょかが優しく言う。
「大事な人なんだから」
〇〇の目が、じわっと潤む。
「……ごめん」
もとはそっと〇〇の手を握った。
「次からは隠さないで」
「〇〇の仕事は、俺らを支えることかもしれないけど」
少し間を置いて、続ける。
「〇〇を支えるのは、俺らの仕事だから」
その言葉に、〇〇の涙がこぼれた。
「……ずるい」
小さくそう言うと、3人とも少し笑った。
「今日はもう、何もしなくていい」
「ちゃんと休む」
「俺らがいる」
ベッドの横で、3人が代わる代わる〇〇の様子を見る。
その空間は、静かで、あたたかかった。
〇〇は、安心したように目を閉じる。
——隠さなくていい場所。
——守られてもいい立場。
そのことを、体いっぱいで感じながら、
〇〇はまた、静かに眠りについた。
はい!ゆいちゃんだったっけ?最近記憶力が、、、まあ?やばくてすぐ忘れるのよ間違えてたらごめん!リクエスト受付中
コメント
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リクエスト! 1個目! ○○ちゃんが甘々猫化! 2個目! ○○ちゃんがコスプレ! 3個目! ○○ちゃんが何も無いのに甘えるの“たまに”版! 4個目! 学パロの文化祭で○○ちゃんが猫耳メイド喫茶! 5個目! ○○ちゃんの恐怖症! とか書いて欲しいです! 多くてごめん、