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生徒会室。
ミユとコビーは、生徒会室で資料の片付けをしている。
「ねぇ」
「はい」
「私たちさ」
「……はい」
「これ、もう恋人みたいじゃない?」
コビーは一瞬だけ黙り、静かに言う。
「……会長がそう思うなら」
ミユは笑った。
「じゃあ決まりね」
告白はない。
しかし、関係は確定する。
ミユは思う。
(言わせた)
コビーは思う。
(言わせた)
勝者は、二人。