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もりょき絡みちょくちょくあってすんごい嬉しいです︎︎👍💕ニノさんともっくんの関係はあまり好きではないけど(もりょきが好きなだけ)この先にある事が気になりすぎて次も楽しみです
作者様のお話、めちゃくちゃ読みやすくて、面白くて、続きが楽しみすぎます🥹♥️ これから、3人はどうなるんだろう🤤 更新、沢山ありがとうございます✨
19時50分少し前に行くと、店の前に若井と二宮さんがすでにいた。
「お疲れ様です。」
ぺこりと二宮さんに頭を下げると、ニコッと笑ってくれた。
「お疲れ。あ、そのピアスこの前元貴が買ったやつ?」
「そうなんですよ。これ結構カッチリスタイルにもラフなスタイルにも合うからヘビロテ中です。」
「そうなんだね。似合ってるよ。」
「ありがとうございます。」
二宮さんの後ろで、若井が「まずい」という顔をしていた。
そして思い出した。
確かこれって元貴が二宮さんと買い物行って空気読まずに僕と若井に買い物した時のものじゃなかったっけ。やばい、外した方がいいかな…。
「あ、外さなくていいよ。」
心読まれた!?
「二宮さん、藤澤がびっくりするんで心読まないでください。」
「あはっ、ごめんごめん。」
え?二宮さん人の心読めるの?
若井はなんでそれ知ってんの?
「俺も似合ってます?」
若井も付けてきたブレスレットを二宮さんに見せる。
「岩井君のはこの前見たじゃん。」
「若井です。」
「風磨仕事押しちゃって少し遅れるらしい。元貴来たら先に入ろう。」
「はい。」
しばらくして
「お、来たね。」
二宮さんの言葉に僕と若井が振り向くと、元貴が少し驚いた表情してやって来た。
「ニノさん、もう来てたんですね。」
「風磨少し遅れるって。先に入っとこう。」
「はい。」
食事会は無事に…うん、無事に終了した、と思う。
風磨君潰しちゃったけど……。
タクシーに乗った二宮さんと風磨君を見送った後、元貴は若井を見る。
「例の件って?」
さっきタクシーの扉が閉まる際、二宮さんが若井に言った言葉。
『例の件、よろしくね。』
若井は二宮さんが人の心読めるの知ってたし、二人でなんかやるのかな?若井も二宮さんと仲良くなって、なんか僕だけ置いてけぼりみたい……。
「あー…、なんか、韓国語習いたいからいい教材知らないか…みたいなこと聞かれて…。探しときますって。」
「へぇー?」
あぁ、なんだそういうことか。確かに若井の韓国語は上手いって韓国のファンの子も言ってたな。
「あ、俺ちょっと用事あったんだわ。別で帰るね!お疲れっ。」
振り返らずに帰っていった若井の背中を、どことなく寂しそうに見つめる元貴。それがなんかちょっぴり寂しいと思うのは、お酒が入ってるからだろうか。
「今日楽しかったねぇ元貴。」
そんな僕を見た元貴もふっと笑ってくれた。
「楽しかったのならよかったよ。」
「元貴まだ大丈夫?どっかでもう少し飲んでかない?」
「涼ちゃんは大丈夫なの?」
「飲みはしたけど、どちらかというと人に飲ませすぎちゃったからね。後で風磨君にラインで謝っとかないと。」
元貴がトイレ行ってる間にラインを交換した。僕も元貴みたいに少しでも人脈広げなきゃね。
「元貴?大丈夫?」
黙り込んだ元貴の顔を覗き込む。やっぱり今日はやめといた方がよさそう?
「…涼ちゃん、それ誰にでもしたら駄目だよ。」
元貴は苦笑いし
「風磨君ダメージ受けてたじゃん。」
「ダメージ?」
「酒買って俺んちで飲みなおそう。」
「わーい、元貴んち久しぶりー。」
なんか甘いお酒買っていこ。