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コンビニでお酒を買い、つまみとお菓子も買って家に帰る。

「重いでしょ?元貴。お酒入ってる方の袋僕持つよ。」

俺が酒が入ったビニール袋を持ち、涼ちゃんはつまみとお菓子が入った袋を持ってもらってる。

「大丈夫だって。大した重さじゃないし。」

何より涼ちゃんの手に負担をかけたくない。

「元貴の家、久しぶりだね。」

ニコニコ笑顔の涼ちゃん。

「かわいいね。」

「あはは、元貴酔っぱらってる?」

あれ?口に出してた?

「…酔っぱらってるかも。ついつい飲んじゃったし。」

「楽しかったしね。」

「涼ちゃん。」

「んー?」

「手つないでー。」

「寒いの?」

そう言いつつもコンビニの袋を持ち替え、空けた片手を俺が差し出した手に重ねる。俺が涼ちゃんに引っ付くのはいつものことなので大して気にしてないようだ。

「疲れたー。涼ちゃん引っ張ってー。」

「あははは。あんよがじょーず、あんよがじょーず。」




「元貴ん家ってさっぱりしてるようで意外と物多いよね。」

家について、テーブルの上に買ったものを出しつつ、涼ちゃんは部屋を見渡す。

「貰いもんとかあるからね。おいそれと捨てたり他の人に流したりはできないし。」

ソファーに座って酒を開ける。

「「かんぱーい。」」

涼ちゃんは開けたばかりの缶チューハイを一気に飲み干した。

「ちょ、大丈夫?そんな一気に飲んで。」

「だいじょーぶ!」

大丈夫か?呂律が若干回ってなさげだけど。

「でも、ざんねんだったね、もとき。」

「何が?」

「わかいも来ればよかったのに。」

「あぁ…。」

あいつ絶対ニノさんとよからぬ取引してる。

次会ったら締め上げて吐かせよう。

「別に若井はいいよ。あいつ酒飲めないし。」

「でも、かえる時さみしそうに見てたから…。」

「寂しそうに・・・?」

俺が?若井を?

思わず爆笑してしまった。

「何それっ俺若井に恋してんの?!」

腹イタイ!腹がちぎれる!!

過呼吸かってくらいヒューヒュー言いながら爆笑した。

「マジやめて?涼ちゃん。」

「僕はそうなっても二人のことおうえんするからね☆」

“応援”という言葉に、なぜがチリッと胸が痛む。

それこそ、恋してるように…


恋?


「もとき?」

俺がぴたりと動きをとめた為、心配した涼ちゃんが顔を覗き込んできた。

その瞬間、冗談抜きに世界が鮮やかに色づき、胸あたりにあった正体のわからないもやもやがフッと消えていなくなった。

そっか。なるほどね…。

「俺涼ちゃんのこと好きなんだ。」

新しく発見した感情の正体が判明し、なんだかスッキリとした心持だ。

「ぼくももときだいすき!」

酔っ払い涼ちゃんが言う好きの意味は俺とは違うけど、それでも嬉しい。

「涼ちゃん。」

「ん~?」

「好きって言って?」

「すきー!」

「うん、今はこれでいいかな。」

晴れたはずのもやもやが形を変えて戻ってきた。

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