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涼ちゃんの姿考えると可愛いって思う!!こういう系の漫画買おうかご悩み中(。•ᴗ•。)
「……従えないなら……お仕置きだ」
低い声が藤澤の耳を震わせる。
首輪と猫耳をつけたまま、裸の藤澤は床で小さく身を縮めていた。
鈴がかすかに鳴る。
その音は、次に待つ運命をいやでも意識させる。
若井はギターケースから取り出した一本の革ストラップを手にしていた。
ギターを肩にかけるためのもの。
でも今夜、それはまったく別の用途を持っていた。
「……若井、それ……」
声が震える。
「Hand.(手を出せ)」
短く命じられ、藤澤は反射的に両手を前に差し出した。
革の匂いが鼻をくすぐる。
ストラップを手首に八の字に巻きつけ、ぎゅっと締められる。
抵抗すれば皮膚に食い込む。
「Crawl.(四つん這いになれ)」
「……っ」
ストラップで縛られたまま、藤澤は床に手をつき、背を丸めた。
鈴がチリンと鳴り、猫耳が揺れる。
羞恥で耳まで熱くなり、視線は床に落ちる。
「目を逸らすな。……Look.」
顔を上げると、若井が真っ直ぐに見下ろしていた。
支配する瞳。
その視線に絡め取られ、心臓が跳ねる。
「……Good boy(いい子だ).では今から始める」
⸻
若井が取り出したのは、猫の尻尾の形をした黒いアタッチメントだった。
先端には小さなローターが仕込まれていて、持ち手のスイッチで振動を操れる仕組みだ。
「なっ……なに、それ……」
「猫なら、尻尾が必要だろ?」
くすりと笑い、若井はそれを藤澤の視界に見せつけた。
羞恥で全身が熱を帯びる。
「……や、やだ……っ」
「お仕置きだと言っただろ。大人しく受け入れろ」
すると、若井は側に置いていたボトルを手に取り、中の透明な液体を指先に垂らした。
とろりとした感触が光を受けて鈍く光る。
「……っ、それ……」
「ローションだ。……これで中に入れてやる」
ひんやりとしたローションを垂らされ、震える肌を伝って滴る。
藤澤の身体がびくつき、力なく床を掻いた。
若井の指が尻尾の先端を後ろへ押し込んでいく。
「……っ、ひぅ……っ!」
背中が大きく反り、声が勝手に漏れる。
尻尾の付け根が揺れて、鈴の音と混じり合った。
「ほら、ちゃんとついた。……涼ちゃん、完全に俺の猫だな」
そう囁かれた瞬間、羞恥で涙が滲んだ。
⸻
若井が手元のリモコンを操作する。
「……じゃあ、動かすぞ」
スイッチが押され、ローターが低い振動音を立てた。
「っ……ぁあっ……!」
小さな震えが奥へ奥へと伝わり、藤澤の喉から甘い悲鳴が零れる。
両手首は縛られ、逃げられない。
「まだ弱だ。ちゃんと堪えてみせろ」
若井はそう言いながら、強度をひとつ上げる。
「……やっ……あぁっ……! だ、めっ……!」
床に唾液が垂れ、息が荒くなる。
羞恥で顔を背けても、首輪が揺れるたびに「チリン」と音が鳴る。
⸻
「……声を出せ。……可愛い声を聞かせろ」
「っあ……! あぁっ……若井……っ!」
さらに強度が上げられる。
「……っあぁぁぁっ……ひぅっ……!」
震動が全身を支配し、腰が勝手に揺れた。
「……はぁ、はぁっ……っ、イきそう……っ!」
縛られたまま必死に懇願する。
だが若井は冷たく笑みを浮かべた。
「まだだ。cumは許可してない」
耳元で囁かれ、背筋がぞくりと震えた。
振動はさらに強くなる。
最大強度に切り替えられた瞬間、藤澤の全身が跳ねた。
「っああぁぁぁっ! やっ……だめぇっ……!」
床を掻き、涙と唾液を垂らし、必死に耐える。
後ろから揺れる尻尾が、震える身体に追い打ちをかけた。
「……イかせて……っ、若井……もう、無理……!」
藤澤の声はぐちゃぐちゃに濡れて、恥ずかしさも忘れていた。
「……いい子だ。必死に我慢してる顔……最高に可愛い」
時間の感覚が歪む。
何度も何度も波が押し寄せ、そのたびに喉から声が洩れる。
「っあ……ああぁ……っ!」
汗が髪に張りつき、縛られた手首が赤く擦れる。
猫耳が揺れ、首輪の鈴がリズムを刻むように鳴る。
「もう逆らわない……っ、ちゃんと従うから……っ」
若井はその言葉を聞き、ゆっくりと振動を止めた。
藤澤は崩れるように床に伏し、肩を震わせる。
涙と唾液で顔は濡れ、鈴はまだ小さく揺れている。
若井は縛ったストラップと尻尾を外した。
解放された手首を大きな手で包み、跡をなぞるように撫でる。
「……よく耐えたな。偉いぞ」
藤澤の目が潤む。
「……俺……ちゃんとできてた……?」
「……ああ。ほんとに可愛い」
若井は額に口づけを落とし、頭を優しく撫でながら抱きしめた。
「……よかった……若井に褒められると……安心する……」
涙を浮かべたまま笑みを見せる藤澤の胸に、甘い熱が広がっていった。
「……頑張ったからご褒美あげる。思いっきり甘やかしてやるよ」
低い囁きに、藤澤の心臓はまた高鳴った。