「だから無理ですって!」
僕はるぅとと言い合いをしている。
内容は、僕がご飯に誘ったら 作業って
言って断ってくるから強引に誘ってる
んだけど 無理って断られる。こんな
しょうもないことを繰り返しているのだ
「えぇー、たまにはさぁ行こうよ」
「間に合わせないといけない曲が…」
「まぁまぁ、ご飯食べにいこーよ」
起こったのか、るぅとが黙ってしまった。
流石にしつこかったかな、と考えてる
と、るぅとの一言。
「ころちゃん家がいいです。」
𓈒 𓂂𓏸
「何作ってほしいー?」
「オムライスで!」
「はーい」
るぅとが わあ…!とキラキラした目で
見て来る。座っとけよ、と言いたい所
だが そんな瞳を向けられたら言えない。
ただ料理してるだけでも、彼にとっては
凄いこと なんだろうなぁ。そう思うと
すごく愛おしくなってくる。
オムライスの上には るぅとくん と書いた。
特に思いつか無かったし 単純に名前で
いっか、と思ったけど彼は ハートとかじゃ
ないんですか!?って言い出した。何言っ
てんだコイツ、とツッコミそうになったが
抑えて、その横に小さく書いてあげた。
そしたら彼はニコニコするもんだからつい
笑ってしまう。単純すぎるけどその単純さ
が僕はすごく好きだ。こうやって一緒に
ゆっくり過ごすのも悪くない。
僕のオムライスには ころちゃん♡ と書かれて
いた。自信作ですよ!なんて嬉しそうに言う
から写真を撮ってしまった。前はころん先生
なんて呼んでたのが懐かしい。少し寂しさを
感じながらも コイツも成長してるんだなって
日々思う。彼も写真を撮ることに夢中になっ
ていたけどそろそろ声をかけて 2人でいた
だきますをした。るぅとにさりげなくあーん
されそうになったが そのスプーンを取って
逆にるぅとくんにあーんをした時の反応は
傑作だ。耳まで真っ赤に染める彼に 僕のこと
好きすぎだろ、と思った。コイツはほんとに
僕のこと好きだな。下がらない口角を誤魔化
すようにオムライスを口に運んだ。
二人で食べたオムライスは、優しくて あった
かくて とろけるような味だった。
「あ、るぅとくん作業は?」
お風呂から上がってソファーでスマホを見る
彼を見ながらそう言うと はぁ、とため息を
つかれた。
「ころちゃんといる時は ころちゃんと
時間を過ごします、バカ」
最後の暴言は照れ隠しなのか知らないけど、
彼が僕を優先してくれたことに嬉しくなる。
僕の家が良かったのも、二人きりで過ごす
時間が良かったのだろう。僕のと時間を
沢山愛してくれる彼が愛おしい。
「るぅとくん おいで」
両手いっぱいに手を広げて 暖かい温もり
を保護する。今まで君が寂しかった分、
いっぱい甘やかしてあげるからね。
僕も君との時間を愛してるよ そう思い
ながら優しく彼の頭を撫でた。
るぅとくん。たまにはこうやって、
作業なんて区切りに邪魔されない 二人の
世界で過ごそうよ。そしたら君は君らしく
居られるよ。またこうやって過ごそうね。
重い思いも、優しい思いも、全部込めて
そっと彼の頬に キスを落とした。
. ♡
初投稿でした、ありがとう~
最近青黄不足なので自分で書きました。
今思ったんですけど青くん家だと黄くん
の機材とかパソコンないからそりゃ作業
出来ないよな と思ってしまった︎^_^
目を瞑ってください。
観覧ありがとうございました 。🩵💛
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