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たまごじゅーすさんハピバです!

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たまごじゅーすさんハピバです!

1 - たまごじゅーすさん!  ハピバです!

♥

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2025年11月14日

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今回はたまごじゅーすさんの誕生日プレゼントとということで、パラ日を書きます!

たまちゃんおめでとう!

では今回のお話です。


今回のあらすじ

久しぶりの再会を果たした日本とパラオは宅飲みをする事になるが…?


注意

・パラ(→→→)×(←←←)日

・今作品には、政治的意図、戦争賛美、特定の国、人物の誹謗中傷意図はありません












時計の針が真上を指す、深夜0時。




…何て事は無く、いつもより数時間も早く上がれた足は、嬉しさが滲む様に軽やかだ。

片手には、結露で濡れた不透明の袋。


いつもなら、意地の悪い上司に束になった絶望を押し付けられるところだろうが、生憎今回はどうしても外せない用事があった。

アメリカさんに土下座する勢いでお願いすると、制止されつつも、会食を条件に了承してくれた。

と言うことで、何とか上司を引き付けてもらい早くに地獄から抜け出せたわけだ。

ドイツさんには申し訳ないが…

と、社畜仲間への心苦しさを感じつつ、帰路を足早に進んで行った。








ガチャ、という軽快な音が鳴ると、いつもの見なれた玄関。

ただいま、と零すが、それに応えてくれる人など居ない。

習慣化しているそれに溜息をつきつつ、鍵を回しリビングへ足を運ぶ。


ドサリと適当に見える様で慎重に置いた音を耳に入れながら、スーツを脱ぎ、ネクタイに手をやった。

手馴れた手つきで解かれるそれは形を崩し、あっという間に一枚の布に変わり果てた。

シャツを洗濯カゴに入れ、めんどくさい家事は見ないフリをする。




リビングに戻ると、置いたままだった袋の中に入っている色とりどりのアルミを包むように持ち、冷蔵庫にしまい込んだ。

さて、次はおつまみだ。

と野菜室を開ける。

いつもならスーパーやコンビニの割引シール付きを買うものだが、今日は事情が違うのだ。

久しぶりの料理に腕の訛りを心配しつつ、包丁を握り調理に取り掛かった。






あれから1時間は経っただろうか。

夢中になって色んな種類のおつまみを作った。

オニオンフライに唐揚げ、生ハムユッケにetc…

腕の訛りなど全くなく、逆に楽しさのあまりどんどんと作り上げていったおつまみ達。

味見もしてみたが、丁度いい塩加減に舌鼓を打った。

そこで、タイミングを測ったかのような通知がひとつ。

きっとこれなら、彼も満足してくれることだろう、とスマホに手を伸ばす日本の胸が高鳴った。








しばらく間を開けてなったチャイムの音は軽やかで、ボーッとスマホを弄っていた耳にすんなりと入っていった。

思わずハッとして、玄関まで小走りに向かう。

扉を開けると、そこには見慣れた顔。


🇵🇼「久しぶり、日本!」


そう言ってはにかんだ彼に、同じくニコッと笑って返した。久しぶり、と言う言葉を添えて。

いつもは営業スマイルを貼り付けたような笑みだと中国さんから言われるこの笑みだが、この時ばかりは綺麗に笑えた気がする。

心中で自画自賛しながらも、客人を持て成すことを忘れてはならない。

どうぞ、と通してリビングへ案内した。

もっとも、何度も遊びに来ているのだから案内の必要性は無いのだが。




中に入ると、おお!と歓声を上げ、キラキラした目で机に並べられたもの達を見やった。


🇵🇼「凄い!やっぱり料理上手いね!」


嫌味ひとつなくそう褒めてくれる彼に、ありがとうございます、と返した顔が赤らんだ気がする。

不意打ちは狡いだろう。

何となく跳ねた心臓を見なかった振りをして、お酒を取りに行った。



かんぱーい!


という掛け声をして、和やかな雰囲気が辺りを包む。

酒の力も相まって、ツマミも話も進むものだ。


え?どんな話をしていたかって?

まぁ、あるあるだが昔の話をした。


パラオと、出会った時からの話。


パラオとの付き合いはもう両手では数え切れない年月だろう。

何せ、父が日の国として出ていた頃からの付き合いなのだから。


僕はあの頃、まだ子供で…背丈なんて、パラオとあまり変わらないくらいだった。

父がパラオに会いに行く時、どうしてもと強請って連れて行ってもらったことを思い出す。

そこから二人で沢山遊んで、日が暮れたら帰る。そんな日常が続くと思っていたんだ。

色々あって、暫くは離れ離れになっちゃったけどね、と苦笑を零す僕に、確かにそうだったね、とまた苦笑が1つ。


…まぁ、それもいい思い出だ。

何せ、もう一度巡り逢えたのだから。


あれは…そうだ、いつも通り残業して、いつも通り0時過ぎに帰っていた日。

1人のイレギュラーがいたんだ。


偶々コンビニへ向かっていたパラオに、ばったりと遭遇して、そこから、連絡先を交換して…

それは奇跡か、単なる偶然か…夢だと思ったほどだ。

それくらい、彼のことが…















🇵🇼視点


乾杯を宣言した頃から、もう数時間は経っただろうか。

日本はその日の丸に負けず劣らないような、真っ赤なりんご見たいになっていた。

それどころか、次のお酒へと手を伸ばすものだから、慌てて止めに入る。


🇵🇼「ね、日本、飲みすぎじゃない?お水飲もう?」


持っていたお酒を取り、冷たい水をそっと手へ持っていくが、それを拒むかのように、ぃや、か細く零れた声。

思わず、ゴクリと喉がなった。

何せ、凄く扇情的なのだ。その言い方も、少し蒸気した肩も、紅く染った頬も。


それこそ、まるで情事みたいな…


そこまでいったところで、その思考を振り払うように首をぶんぶんと振った。

こんな事、考えてるなんて知られたら…きっと、この関係も続ける事が出来ないだろう。

そう思い、落胆した。

今自分が居る立ち位置でさえも、なんだか憎く感じてしまう。

もしも、親友じゃなくて、もっと特別な出会い方で、もっと、もっと…もっと。


そんなifの世界など存在しない事は、自分がよく知っていた。

それでも…


🇵🇼「…ね、ぇ…日本。」

「日本はさ、」




僕の事、どう思ってる?




単純な質問のようで、とても大事な、こと。

これを聞いて、自分が後悔しても、仕方ないと思った。

日本は今、今までに無いほどに酔っている。

もしここで正直な気持ちが聞けたとして、僕が泣いたとしても、次の日には、忘れている事だろう。


暫くの沈黙の後、日本はゆっくりと言った感じで口を開いた。

その瞬間が、スローモーションに見える。



🇯🇵「…それは、友情としてれすか?それとも…恋情として?」



こてんっと首を傾げてみせる日本に、斜め上の発言が来て、ぽかんとしてしまった僕。

だってそうだ。いつもの日本なら、勿論友人として大好きですよ。と軽くあしらわれるだろうから。

思考がなんだかまとまらなくて、ドクドクと跳ねる心臓がやけに煩い。

ずっと反応を示さない僕に、ぽそりと放たれた言葉。











🇯🇵「私は…どちらの意味でも、好きですけどね…」




そう言った彼はへにゃりと笑うと、僕の肩に軽い重みがかかった。

安らかな寝息を立てて、身体を預ける姿に、胸が締め付けられる。


🇵🇼「それは…狡いよ、//」


赤らむ顔を必死に隠すようにして、彼から目を逸らした。

さっきの発言…

まだ、確証は無いけど、でも…


ぱっともう一度振り返ると、その広いおでこにキスを落とす。

ぅん、と身じろぐその姿に、小さく笑みがこぼれた。


🇵🇼「僕が、日本の隣に立てるような大人になるまで…」

「それまで、待ってて欲しいな」


僕の、ささやかで、悲痛なその願いは深夜を回ったリビングに溶けて言った。









はーいお疲れ様でした!

駄文な気がしてならないのは私だけでしょうか…💦

まぁ改めまして…

たまごじゅーすさんお誕生日おめでとうございます!


いやー、結構遅れちゃいましたがね…

まぁこの後のオマケ結構頑張ったので許してください🙇‍♀️

これからも無理せず投稿していただけることを語り部は祈っております。





オマケ


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いやこれすげぇ久しぶりに頑張りました

こちら自由にお納めして使ってやって

因みに2番目の子はスマホ背景用ですね

使用例です⤵︎ ︎

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二人とも可愛いねべろべろしたくなっちゃう

ちょっと気持ち悪いですねすみません

あと最後に


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良ければ色塗ってホシイナーなんて…

すみませんやっぱなんでもないです、

それではまた次のお話でー!

この作品はいかがでしたか?

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