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wrwrd様の二次創作です。
本人様とは一切関係ありません。
死ネタ表現あり?
以上のことをご理解の元進んでください。
「なぁショッピ、生まれ変わりって信じる?」
『なんや急に』
いつものように突拍子もない話をし始めた。
「いやぁ、生まれ変わりあったらまたお前と会えるかなって。」
「もし、俺が死んだらさ探してくれる?」
「俺いつまでも待ってるから。」
『どうしてそんなこと言うん?』
『俺らずっと一緒やろ。』
「…せやな」
『暑いしいつもの売店よるやろ?』
「そうだね」
『じゃあ競争な!遅い方がアイス奢ろうぜ。』
「絶対俺負けるやんけ!」
「ハァハァ、やっと付いた。」
『遅かったなぁ。』
『じゃあチーノの奢りで。』
いつものように彼とくだらない時間を過ごすだけ。
でもこの時間が一番好きだ。
そして、ワイは彼のことが大好き。
中学の頃、はじめて見たとき運命だと感じた。
水色のふわふわの髪の毛、うるさいがどこか落ち着く声。
そして何より、夕暮れのような綺麗な瞳。
ずっと気持ちを伝えられないまま。
だが、言ってしまえば今のままの関係ではいられない。
心の奥底にしまっていようと決めたのだ。
その日を境に、チーノは学校に来なくなった。
ワイの、唯一の光だった。
どんなに嫌なことも彼がいるだけですべてが照らされる。
チーノが来なくなって2週間がたった。
あの日から、友人たちにもチーノの手掛かりを聞いたが情報は得られなかった。
ある友人がいった。
【知ってるか?猫って自分の最期がわかるらしいぜ】
【だから、側にいる人を悲しませないために姿を消すんだって。】
特に気にも止めなかった。
その翌日、チーノの親からチーノがなくなったという知らせを聞いた。
ガンを患っていたと。
ワイに隠していたらしい。
深い絶望に落ちた。
彼の葬式が行われた。
「あの子ね、ほんとにあなたのことが好きだったのよ。」
病院でも、ずっとワイの話しかしていなかったようだ。
彼は痩せ細っていたが、顔は穏やかに笑っていた。
何かに満足したように見えた。
彼がこの世からいなくなって、ワイの心にぽっかり穴が空いたようだった。
ある日、ワイの家に小学生ぐらいの男の子がやってきた。
「こんにちは!となりに引っ越してきた橙山千乃です!」
その子供は、チーノにそっくりだった。
名前は違うが、直感的にチーノとわかった。
『チーノ?』
「お兄さんすごいね!どうして僕のあだ名知ってるの?」
『覚えてないん?』
「どういうこと?」
そっか、生まれ変わって来てくれたんだ。
それだけで、心の闇から解放された気がした。
ワイは、彼に抱きついた。
『今度は絶対離してあげんからな。』
『絶対幸せにしたる。 』
[生まれ変わってきたよ。]
はい主です。前回のようにまた駄作を作ってしまった…
文章もう少し長くできるようにしたいですね。
コメントやハートしてくれるとありがたいです。
また書いて欲しいペアなど、アドバイスなどくれると嬉しいです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また次作でお会いしましょう。